「北朝鮮」の記事一覧

北朝鮮が支援国・中国からの入国を徹底して禁止せざるを得ない事情

<同盟国で援助国でもあるはずの中国の外交官さえ入国させない姿勢。一方で政府の体制と金正恩の体形にも変化が> 北朝鮮は最近、中国外交官の入国を禁止したようだ。韓国の諜報機関が報告した。さらに、あらゆる違法な越境を阻止するため、国境沿いに監視所やコンクリート構造物を建設しているという。韓国の国家情報院(NIS)は7月8日、韓国の議員たちに向け、北朝鮮が中国人の入国を阻止していることについて非公開で説明したとAP通信は報じている。 説明会に出席した議員の一人、河泰慶(ハ・テギョン)によれば、北朝鮮はまだ外...

焦りの文在寅、諦めの金正恩、文が汚名を回避するリミットは3月

<何の成果も出せず、支持率が下がり始めた文在寅政権。2022年3月の韓国大統領選を前に、北朝鮮問題が動き出すかもしれない> 朝鮮半島情勢は2021年末に向けて騒がしくなりそうだ。まず、2022年3月に韓国で大統領選がある。選挙戦は既に始まっている。 文在寅(ムン・ジェイン)政権の支持が振るわない。2017年の就任以来、彼が誇っていた支持率40%の「コンクリート支持層」は崩れ始めた。 昨年の今頃は「あと10年は革新政権が続く」と豪語していた与党「共に民主党」も危機感を募らせている。 コンクリート支持層...

イランの「北朝鮮製」ロケットを、欧米が全く怖がっていない理由

<軍事転用も可能なはずのイランのロケット打ち上げ実験だが、いまいち話題にはなっていない> イランが小型衛星の打ち上げを試みていたらしい。衛星を宇宙に打ち上げるロケット技術は、長距離ミサイルに軍事転用できる。その実験が、イラン核合意を立て直すための交渉が大詰めを迎えていた6月12日に行われていたとなれば穏やかではない。 だが、この打ち上げはさほど大きな話題になっていない。最新の衛星写真によると、イランは新たな打ち上げの準備もしているらしいのだが......。 どうやらそれは、12日の打ち上げが失敗に終...

北朝鮮のナンバー2は誰? 「第1書記」ポスト復活は金正恩の健康不安が理由か

<北朝鮮で金正恩が2016年まで使っていた「第1書記」のポストが復活したと韓国が発表。その狙いと有力な候補者とは> 北朝鮮で事実上のナンバー2となる第1書記のポストが復活し、金一族以外の人物が就任する──。 6月上旬に韓国統一省は、北朝鮮が今年1月の朝鮮労働党大会で改正した党規約で、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が2016年まで使っていた呼称が復活したと発表。韓国メディアは金の最側近である趙甬元(チョ・ヨンウォン)の就任が有力だと報じた。 5年間の空席を経てかつての肩書が復活した背景には、健康不安...

金正恩が指揮者を公開処刑、銃弾90発──韓国紙報道

<故金正日総書記の生誕記念公演での些細な発言が原因?> 韓国の新聞が先日、北朝鮮の最高指導者である金正恩総書記の命令で、合唱団の指揮者が公開処刑されたと報じた。記事によれば、この人物は大勢の人の目の前で90発も銃で撃たれて死亡し、合唱団はその遺体の周囲を行進することを強要されたという。 日刊紙「東亜日報」の記者、周成賀が書いたこの記事は、4月29日に発行された後、インターネット上で拡散されている。現時点で、記事の内容を裏づける証拠は見つかっていない。 周によれば、きっかけは故金正日総書記の誕生日であ...

「中露朝韓」急接近!──ラブロフ外相訪中「モスクワ便り」

ロシアのラブロフ外相が中国・韓国を訪問し、中朝首脳が親書を交換した。そして北のミサイル発射。何が起きようとしているのか。プーチン側近とも接触のある「モスクワの友人」からの便りを交えながら考察する。 ラブロフ外相訪中、桂林漓江の川面から発信 アラスカから中国に戻ってきた王毅外相は、3月22日、中国の南方にある広西チワン族自治区桂林で、モスクワからやってきたロシアのラブロフ外相を迎えた。 中国外交部のウェブサイトから始まって、中国共産党および中国政府系の多くの報道機関で大々的に報道されたが、今回興味を惹...

北朝鮮の脅しに米北方軍司令官「米本土に届くミサイルは最大3基」「本土を守る能力はある」

<米朝関係が行き詰まるなか、北朝鮮はアメリカに強い警告を発した> 北朝鮮が米韓の合同軍事演習を「止めろ」とアメリカを脅したことを受けて、米北方軍および北米航空宇宙防衛司令部のグレン・バンハーク司令官は、米軍には引き続き「米本土を守る」用意があると述べた。 ジョー・バイデン米政権は、中国と北朝鮮に対抗するためアジアの同盟諸国との連携強化を目指しており、アントニー・ブリンケン国務長官とロイド・オースティン国防長官が3月15日からアジアを歴訪。日本および韓国の外交・防衛担当閣僚と会談を行っている。18日に...

大人気ドラマの世界を再現した「愛の不時着展」に行ってみた!

<韓国財閥令嬢と北朝鮮軍人の恋を描くヒットドラマ『愛の不時着』の展示会では、数々の写真や映像、小道具が見られるが......> 日本のNetflixで配信開始されたのが昨年の2月下旬。10カ月以上たっても、いまだに根強い人気があるのが韓国ドラマ『愛の不時着』だ。今月初めに主演2人の熱愛報道が出たためか、再びNetflixの視聴ランキング「今日の総合トップ10」で1位に浮上している(1月8日現在)。 韓国の財閥令嬢でアパレルブランド社長のユン・セリ(ソン・イェジン)と、北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョク(ヒ...

北朝鮮のタカ派外相、姿見えず──バイデン次期政権睨んで交代か

<秋以降、対米強硬派の李善権外相が公の場に姿見せていない。話し合い路線へ転換の兆し?> 対米強硬派として知られる北朝鮮の李善権(リ・ソングォン)外相が公の場に姿を見せなくなって久しい。アメリカの政権交代を前に、朝鮮労働党委員長の金正恩(キム・ジョンウン)はもっと交渉手腕に優れた人物を新たな外相に任命する計画だとも伝えられている。 韓国の朝鮮日報によれば、李外相は8月を最後に公の場で目撃されていない。また、韓国の聯合通信は、これが今後の人事と関係があるのか事態を「注視している」という韓国政府高官の話を...

南北融和の機運は減退? 韓国人の対北感情が冷ややかに変化

<南北関係に冷や水を浴びせる北朝鮮の行動に、韓国人も考えを変えている> 最後の南北首脳会談から2年。6月に起きた北朝鮮による南北共同連絡事務所の爆破や、9月の北朝鮮軍による韓国人男性の海上での射殺・遺体焼却事件などを受けて、韓国人の北朝鮮への考えは変化しているようだ。 ソウル大学統一平和研究院の調査によれば、北朝鮮は核兵器を放棄しないと考える人の割合は89.5%(昨年から7.3ポイント上昇)。また北朝鮮が変化していると考えている人は39.3%、北朝鮮政権は南北統一を望んでいないと考えている人は75....