「医療崩壊」の記事一覧

東大病院の癌治療から逃げ出した記者が元主治医に聞く、「なぜ医師は患者に説明しないのか」

<食道癌のステージ3を宣告されたベテラン記者が、主治医が治療方針について説明を尽くさないことに疑念を抱き転院した。退院後、元主治医への「取材」を通して見えた、日本医療の限界と課題とは> 東大病院から逃亡、転院先で手術回避、そして生き延びた──。 元日経ビジネス記者でジャーナリスト歴30年の金田信一郎は昨年3月、突然ステージ3の食道癌に襲われた。紹介された東京大学医学部附属病院(東大病院)に入院し、癌手術の第一人者で病院長が主治医になったが、曖昧な治療方針に違和感を拭えず、セカンドオピニオンを求めて転...

病院がICUを放棄? 無人の部屋に死体のみ、訪ねた親族が発見 インド

<訝しむ親族が私立病院のICUを訪ねると、医師も看護師もそこにはなく、遺体だけが残されていた> 現場となったのは、首都ニューデリー近郊に位置する私立病院のクリッティ・ホスピタルだ。スタッフのいない無人状態のICU(集中治療室)内部で患者たちが絶命しており、この様子を収めた動画がインドを中心にSNSで拡散した。 動画は院内のICU前の通路で撮影されたもので、怒りに燃える親族たちの様子を確認できる。患者の親族たちがICUに詰め掛けるが、扉は固く施錠されている。ガラス越しに室内を覗くと、なかには医者の姿も...

医療崩壊に備えてカリフォルニア州が発表した命の優先基準

<感染者が増え過ぎて医療現場が対応しきれなくなった場合に誰の命を優先的に救うべきかの指針> 米カリフォルニア州の公衆衛生局は、新型コロナウイルスの感染者が再び増加して同州が医療崩壊の危機に直面した場合、「どの患者を優先的に救うべきか」の指針を38ページの文書にまとめて発表した。 文書には、大勢の患者が一気に病院に押し寄せた場合、医療従事者たちが迫られる辛い選択を列挙している。患者の増加に伴ってベッドや人工呼吸器、防護服などの医療資源が足りなくなった時、いかにして命を振り分けるのか。 同公衆衛生局は各...