「医療」の記事一覧

新型コロナに感染するとIQも下がる!?(英研究)

<頭の副作用は「ブレインフォグ」だけじゃない。論理的思考や問題解決など高次の能力低下と感染歴に相関がみられた> 新型コロナウイルスに感染した人は、論理的思考能力や問題解決能力が低下する可能性がある――医学雑誌「ランセット」に、こんな研究報告が掲載された。 研究では、イギリスで行われた認知能力テスト「グレート・ブリテン・インテリジェンス・テスト(GBIT)」に参加した人々のデータを検証。まず、2020年1月から12月の間にGBITを受けた8万1337人のデータを基に、性別や民族、第一言語や居住国、職業...

最先端!がんセンター東病院トップが明かす「若者」「バカ者」「よそ者」な医師たち

<癌治療の世界では、患者の年齢やライフスタイルを考慮しない「標準化」の流れが進んでいる。そんななか、なぜ国立がん研究センター東病院は診療科横断的な雰囲気を保ち、患者中心の治療を続けられているのか。実際に当院で放射線治療を受けた筆者が、病院長に聞いた> 元日経ビジネス記者でジャーナリスト歴30年の金田信一郎は昨年3月、突然ステージ3の食道癌に襲われた。 紹介されて入院したのは、日本最高学府の東京大学医学部附属病院(東大病院)。癌手術の第一人者で病院長が主治医になったが、他の選択肢があったにもかかわらず...

マクドナルド化する医療「それが、あなたに最適な治療なのか?」

<患者の年齢やライフスタイルを考慮せず、「標準化」が進む癌治療の流れに歯止めをかけるには──食道癌患者として入院した東大病院から「逃亡」、転院先で手術を回避し、生き延びたジャーナリストが元主治医たちへの取材を基に硬直化した現代医療の構造を解き明かす> 元日経ビジネス記者でジャーナリスト歴30年の金田信一郎は昨年3月、突然ステージ3の食道癌に襲われた。紹介された東京大学医学部附属病院(東大病院)に入院し、癌手術の第一人者で病院長が主治医になったが、曖昧な治療方針に違和感を拭えず、セカンドオピニオンを求...

東大病院の癌治療から逃げ出した記者が元主治医に聞く、「なぜ医師は患者に説明しないのか」

<食道癌のステージ3を宣告されたベテラン記者が、主治医が治療方針について説明を尽くさないことに疑念を抱き転院した。退院後、元主治医への「取材」を通して見えた、日本医療の限界と課題とは> 東大病院から逃亡、転院先で手術回避、そして生き延びた──。 元日経ビジネス記者でジャーナリスト歴30年の金田信一郎は昨年3月、突然ステージ3の食道癌に襲われた。紹介された東京大学医学部附属病院(東大病院)に入院し、癌手術の第一人者で病院長が主治医になったが、曖昧な治療方針に違和感を拭えず、セカンドオピニオンを求めて転...

汚職疑惑に健康不安 ボルソナロは退院してもなお窮地

<ブラジル国内ではボルソナロの弾劾を求めるデモが相次いでおり、次期大統領選での再選は難しいとの声も> 新型コロナウイルス対策の不手際とワクチン調達をめぐる汚職疑惑で窮地に追い込まれたブラジルのボルソナロ大統領に、健康不安が追い打ちをかけている。 7月7日、ラジオ番組に出演したボルソナロは「しゃっくりが5日間続いている」と明かし、歯科治療に伴う服薬が原因との考えを示した。その後もしゃっくりは治まらず、腹痛の症状も表れたため、14日朝に首都ブラジリアの軍病院に検査入院。その日のうちに、腸閉塞の緊急手術の...

糞便移植が新型コロナの回復と関連があるかもしれない、との症例報告

<新型コロナウイルス感染症を併発したクロストリジウム-ディフィシル感染症患者が糞便移植(腸内細菌叢移植)後、新型コロナから早期に回復したという症例が報告された> 健常者の糞便を患者の腸に移植する「糞便移植(腸内細菌叢移植:FMT)」は、大腸の炎症により下痢の症状を引き起こす「クロストリジウム-ディフィシル感染症(CDI)」などの治療に用いられることがある。 ポーランド・ワルシャワ医科大学の研究チームは、2021年7月6日、胃腸病学および肝臓学に関する査読医学雑誌「ガット」で、「新型コロナウイルス感染...

モスクワ、デルタ株感染が9割で23日の死者88人 医療崩壊の危機

ロシアの主要都市では、インドで初めて発見された新型コロナウイルスのデルタ株の感染が増える中、死者が急増しており、当局は感染抑制に向け規制を強化している。 同国のコロナ対策本部によると、過去24時間に確認されたコロナ関連の死者は548人となり、2月以来の高水準を記録。モスクワで88人、サンクトペテルブルクで93人とそれぞれ過去最多となった。 モスクワのソビャニン市長は、新規感染のうち90%がより感染力が強いデルタ株によるものだとし、市の医療システムは「能力の限界に近づいている」と述べた。 モスクワは今...

「不老長寿」研究に巨額マネーが流入…糖尿病薬メトホルミンが若返り薬に?

<生物にとって宿命だったはずの老化を「操作」しようとする研究やベンチャー企業に、多くの投資家たちの注目が集まっている> 加齢とともに減っていく血液中の有益な要素と、次第に蓄積して害を生む要素を明らかにすることを目指す「老化科学(ジェロサイエンス)」の注目度が高まっている。心臓病や癌、アルツハイマー病、関節炎などの個別の疾病の病因にだけ着目するのではなく、これらの病気と健康にとって最大のリスク要因である老化との関係を明らかにしようとするものだ。 近年では、巨額の投資マネーが老化科学に流れ込むようになっ...

副反応が何もないとワクチンが効いていない?

<ワクチンと免疫と副反応はどんな関係にあるのか。接種直後の体調不良とワクチンの実際の作用はどう違うのか。感染症と免疫学の専門家が解説する> 新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた後に、頭痛やちょっとした体調不良──。「これは免疫システムがよく働いている証拠だろう」と人々が口にしているのをよく耳にする。反対に、副反応が何もないとワクチンが効いていないのでは、と心配する人もいるようだ。 目に見える副反応は、体内の細胞レベルで起きていることと何か関係があるのだろうか。自覚できる症状とは何か。ワクチンの実...

9歳の少年が落雷で死亡…臓器提供で3人の命を救い、哀悼の意と称賛が集まる

<悲劇的な事故で亡くなったサッカー少年への哀悼がリバプールFCなどからも届き、他人を思いやる行動への賛辞も寄せられている> 5月11日、イギリス中部の港町ブラックプールで、9歳の少年が落雷を受けて命を落とした。警察によると、ジョーダン・バンクス少年はサッカー場で落雷を受けて搬送された病院で息を引き取ったという。 そのジョーダン君に、哀悼の意と共に称賛の声が寄せられている。彼の臓器が提供され、移植によって3人の子供の命を救ったことが明らかになったからだ。イングランドでは、両親や保護者の同意があれば子供...