「南シナ海」の記事一覧

<南シナ海>米英空母含む6カ国軍の合同演習、中国海軍が追尾していた

<衛星画像の分析で、南シナ海で中国の軍艦が米英の空母打撃群を追尾していたことが明らかになった> 南シナ海で行われた6カ国による共同訓練を前に、中国海軍が、米英軍の空母打撃群を追尾する目的で軍艦を展開したとみられることが、衛星画像の分析により10月5日になって判明した。 ベトナム、ホーチミン在住の海事評論家、ズアン・ダンがツイッターに掲載した衛星画像を見ると、米海軍カール・ヴィンソン空母打撃群と、英海軍のクイーン・エリザベス空母打撃群の艦船が5日、フィリピン西岸の沖合を航行している様子がわかる。 US...

中国船が垂れ流す人糞が南シナ海の底に堆積──米衛星画像アナリストが警告

<数百隻の中国船から出た汚染物質はかなりの量に達しており、珊瑚礁や魚類に取り返しのつかないダメージを与える可能性がある> 過去5年間にわたって収集された衛星画像から、中国船から放出された人間の汚物が、周辺国との領有権争いの渦中にある南シナ海の海域に堆積していることが判明した。アメリカ在住のアナリストが7月12日に明らかにしたところによれば、これらの汚物がサンゴ礁や魚に大きな被害をもたらしているという。 衛星画像の分析に特化した人工知能(AI)を開発するソフトウエア企業シミュラリティを率いるアナリスト...

フィリピン独立記念日に燃え上がる反中感情

<「フィリピン海」の領有を主張し、海上民兵を送り込み、サンゴ礁で石油の掘削まで始めた中国と弱腰のドゥテルテに対し、激しい抗議デモが行われた> フィリピンがスペインの植民地支配から独立して123年目の独立記念日を迎えた6月12日、一部の人々は祝典に参加する代わりに、首都マニラにある在フィリピン中国大使館前に集結し、南シナ海における中国の活動に抗議した。 農家の女性を支援する団体アミハンのゼナイダ・ソリアーノ議長は、独立記念日は「植民地主義者と外国の抑圧に対する国を挙げての戦いがフィリピンの歴史の基本で...

「押しかけ」中国海軍の長居は迷惑!? インドネシア、沈没潜水艦回収を断念

<通常訓練のため潜行したまま消息を絶った潜水艦の引き上げは国際政治の波にも襲われて──> インドネシア海軍は6月2日、4月に沈没事故を起こした潜水艦の海底からの船体回収作業を断念したことを明らかにした。 船体回収には深海での作業が可能な中国海軍の特殊救難艇など3隻が中国から駆けつけてインドネシア海軍と協力して作業を進めていたが、「回収作業は大きな困難に直面し、断念せざるを得なかった」と回収作業の中止を明らかにした。 水深約800メートルの海底で発見された潜水艦の船体とともに乗組員53人は既に死亡が宣...

南シナ海で中国の空母の演習を「監視」する米海軍艦船の動画が話題に

<西沙群島付近で漁業従事者が空母「遼寧」の演習風景を撮影・投稿。遠くから演習を見ている米艦船に注目が集まる> 今週、中国のソーシャルメディアにある動画が投稿された。中国軍の空母が南シナ海で軍事演習を行う様子を捉えたもので、遠くにはそれを監視する米海軍の駆逐艦が映っている。 中国の漁業従事者が動画投稿アプリの「快手」でシェアしたこの動画は、4月16日に人民解放軍が西沙群島(パラセル)で演習を行った際の様子を撮影したもので、戦闘機J15(殲15)が空母「遼寧」に着艦する様子を捉えている。 動画の投稿者は...

南シナ海に260隻で居座り続ける中国船の傍若無人

<フィリピンの抗議を無視して、海軍と海警局の公船、海上民兵の乗る漁船が集結、居座っている> 南シナ海の軍事化に拍車をかける中国の動きに警戒感が高まっている。先月から多数の中国船がフィリピンに近い海域に集結。フィリピン当局は自国の排他的経済水域(EEZ)も含め、周辺国が環礁の領有権を主張する海域に今なお261隻の中国船が居座っているとして抗議の声を上げた。 フィリピンのテオドロ・ロクシン外相は4月14日、同国の西フィリピン海国家機動部隊が中国船のEEZ侵犯を確認したことを受け、外交ルートを通じて中国政...

米軍のRC-135U偵察機が中国沿岸に最接近、あと47キロまで

<日本や東南アジア諸国の領土・領海を脅かす中国に、「最大限の圧力」作戦を展開するアメリカ> 3月22日、米軍の偵察機が中国沿岸の防衛線にこれまでになく接近し、約47キロメートルまで近づいた後で引き返したことを、北京の研究者らが明らかにした。 北京大学のシンクタンクである「南海戦略態勢感知計画(SCSPI)」がツイッターで述べたところによれば、この米空軍の偵察機「RC-135Uコンバット・セント」は、南シナ海で活動する米軍偵察機3機のうちの1機だという。 同機のルートを示す現地時間22日午前の飛行追跡データでは、台湾南部とフィリピンのルソン島を隔てるバシー海峡を一直線に飛行したことがわかっている。 レーダーシステムで情報を収集するRC-135Uはその後、中国南東部の福建省から広東省にかけての海岸線に接近してから引き返した。 USAF RC-135U Combat Sent #AE01D5 just set a new record of 25.33NM, the shortest distance US reconnaissance aircraft have reached from the China's coastlines, based on public data so far.In addition, there was also a P-8A & an EP-3E spotted over the #SouthChinaSea, March 22. pic.twitter.com/uLv49u70Gv— SCS Probing Initiative (@SCS_PI) March 22, 2021 この飛行により、同機は中国から約47キロメートル内に侵入したとSCSPIは述べ、公開情報にもとづけば、米軍偵察機が中国の海岸線に接近した例としては「最も近接した」と表現した。 とはいえ、沿岸部から航空機までの距離の測定に関して、公開されている飛行追跡データがどれだけ正確なのかは不明だ。 中国本土周辺における米軍の活動を追跡しているSCSPIによれば、コンバット・セントは、「AE01D5」というトランスポンダー・コードを使用していたという。 同機は、22日に南シナ海で活動していた3機の偵察機の1機で、ほかの2機は「P8(ポセイドン)」と「EP-3」だったとSCSPIは述べている。 来年は米豪に加え英独も参加 米空軍のRC-135Uは、2021年になってから、すでに何度か中国メディアに登場している。3月には、国営ネットワークの「中国中央電視台」(CCTV)も、沖縄の嘉手納空軍基地から飛び立った同機の、黄海と東シナ海での偵察任務を追跡していた。 SCSPIは3月12日、南シナ海における2020年の米海軍及び米空軍の活動に関する年次報告書を公開した。同報告書のまとめによれば、米軍の偵察機は2020年、1000回近くにわたって紛争海域に飛来したという。 米軍の重爆撃機と戦艦は、中国が領有権を有する島々の周辺で、記録的な数の任務を実施し、その過程で中国に「最大限の圧力」をかけたとSCSPIは述べている。 SCSPIは2020年10月本誌に対し、米軍は2009年以降、「この海域での活動頻度を大幅に上げている。水上艦艇の出現頻度は60%以上増加し、年間およそ1000シップデイ(延べ展開日数)に達している」と述べていた。 「空に関しては、1日あたり平均3〜5機の戦闘機を南シナ海に送り込んでおり、年間の接近回数は合計1500回を越える。これは、2009年と比べてほぼ2倍だ。そのほとんどは偵察機だ」とSCSPIは続けた。 米軍が中国周辺海域で存在感を強めている背景には、中国軍が戦闘能力を強化し、日本や台湾の近海でほぼ毎日のように偵察飛行を実施している状況がある。 アメリカの主要同盟国も、南シナ海での「航行の自由」作戦に参加している。2020年にはオーストラリア海軍の戦艦が参加した。2021年には、ドイツとイギリスの戦艦が同海域を航行する予定になっている。 (翻訳:ガリレオ)

米空母の南シナ海派遣はバイデン政権の「不安の表れ」──中国専門家

<2021年に入って米空母打撃群の南シナ海派遣が増えていることについて、専門家が中国政府に警戒を促した> 米軍が南シナ海に頻繁に船舶や航空機を派遣していることは、ジョー・バイデン米政権の「不安」大きさと、中国軍によるいかなる「大きな動き」も阻止しようという意志の表れだ――中国の海洋専門家が、こう指摘した。 北京大学の胡波教授は3月1日に発行された学術誌「World Affairs」に発表した論説の中で、米海軍の空母打撃群が定期的に中国沖に表れるようになる日も近いかもしれないと、中国政府の政策立案者た...

「バイデンはトランプと同じく敵対的」──中国主要メディアが一斉に警告

<中国国営メディアと政府関係者は1月26日、バイデン政権が中国に対して、ドナルド・トランプ前大統領と「実質的に同じ」対決姿勢をとる可能性があるとの懸念を示した> 複数の中国国営メディアは、大統領選挙でトランプの「破壊的な」関税を批判していたジョー・バイデン大統領が最近になってそうした姿勢を後退させたことを受け、バイデンが「コワモテ」に見せようとしているのではないかと警告した。 バイデンが新国務長官に指名したアントニー・ブリンケンも、1月19日におこなわれた上院での公聴会で、「トランプの中国に対する厳...

習近平、人民解放軍に戦勝を指示「死も恐れるな」

<米バイデン政権発足を前に、南シナ海、台湾海峡、中印国境などあらゆる前線での優越を印象づける> 中国の習近平国家主席は11月25日、自らが主席を務める中央軍事委員会の訓練会議で兵士たちの訓練強化を指示。戦争に勝利するために、死も恐れてはならないと述べた。国営メディアの新華社通信によれば、習は軍の幹部と兵士らに対して、「実戦と同じ条件で」戦争に備えるよう命じた。 北京にある京西賓館で行った演説の中で習は、人民解放軍は「新たな時代」に突入すると述べ、訓練を強化して作戦能力を向上させるよう指示。さまざまな...