「南米」の記事一覧

中南米でコロナ禍の貧困が拡大 破れる中産階級の夢

新型コロナウイルスがチリに襲来したことで、47歳のベビーシッター、ロレナ・ロドリゲスさんは突然、仕事を失ってしまった。彼女は現金を確保するため、泣く泣く、何十年も大切にしてきた宝石類を質に入れることにした。 ラテンアメリカ諸国の半数以上の住民と同じように、ロドリゲスさんも非公式(インフォーマル)労働者であり、沿岸部の都市バルパライソの富裕な地域で[顧客の]2人の子どもの世話をしていた。夫と合わせて家計所得は月70万ペソ(約9万5000円)で、さして不満のない生活を送っていた。 だが3月になると、ロド...

ブラジル、29日のコロナ感染6.9万人・死者1595人 ともに過去最多

ブラジル保健当局は29日、同国の新型コロナウイルスの新規感染者が6万9074人(訂正)と1日当たりで過去最多となり、累計で250万人を突破したと明らかにした。 1日の死者は1595人と、これまでの最多を更新した。累計の死者は9万0134人。 *発表者側の訂正により、新規感染者の数を7万0074人から6万9074人に訂正します。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・コロナ危機で、日本企業の意外な「打たれ強さ」が見えてき...

中南米、新型コロナ432万で感染最多地域に 米・カナダの合計抜く

ロイターの集計によると、中南米諸国の新型コロナウイルス感染者数が累計432万7160人に上り、米国とカナダの合計(430万8495人)を初めて上回った。世界全体に占める割合は26.83%で、感染者が最も多い地域となった。ブラジル、メキシコ、ペルー、コロンビア、アルゼンチンで感染者が急増している。国別では米国が感染者数(420万人超)、死者数(約14万6000人)ともに依然として世界最多。次いでブラジル(感染者240万人、死者約8万7000人)が世界で2番目に多い。メキシコ、ペルー、チリも感染者数が多...

ブラジル大統領ボルソナロ「コロナ規制は経済殺す」 自ら感染しても再び持論展開

ブラジルのボルソナロ大統領は18日、新型コロナウイルス感染拡大抑制のために実施されたロックダウン(都市封鎖)はブラジル経済を「窒息させており、殺しつつある」と述べた。 大統領は、一部自治体で実施された規制に言及し「賃金と仕事がなければ人は死ぬ。封鎖は殺す」と主張。一部の政治家は外出禁止令により、経済が窒息させられたと述べた。 ブラジル経済は今年、新型コロナ流行により6.4%のマイナス成長になると予想されている。 7日に感染が確認された大統領は、ブラジリアの官邸の敷地内で、マスクを着用し、数メートルの...

世界の新型コロナウイルス感染1300万人突破 米大陸が半分超

ロイターの集計によると、世界の新型コロナウイルス感染者が13日、1300万人を突破した。感染者数は8日に1200万人に達した後、わずか5日で新たな節目に達し、世界保健機関(WHO)によると、深刻な季節性インフルエンザの感染者数の約3倍の水準となる。 新型コロナ感染者による死者は累計56万8500人。例年のインフルエンザによる死者数とほぼ同水準という。 現時点で感染拡大ペースが最も加速しているのは中南米で、ブラジルでは感染者が累計約186万人、死者は7万2000人超となっている。 米国では10日の新規...

ブラジル、大統領感染もコロナ制限は大幅緩和 マリンスポーツ解禁で海上は「密」に

紺碧に広がる海に無数のボートが浮かぶのは、ブラジル南東部リオデジャネイロのボタファゴ湾。 アメリカに次いで新型コロナウイルス感染が急拡大するなか、リオデジャネイロ市は制限の大幅緩和を断行し、マリンスポーツなどを解禁した。 海上で「密」になるボートの群れに、コロナを軽視し続けながらついに感染したボルソナロ大統領──ブラジルの不安な光景は果てしなく続く。 <2020年7月21日号掲載> 【関連記事】新型コロナよりはるかに厄介なブラジル大統領 【話題の記事】 ・ブラジル大統領ロックダウンを拒否「どうせ誰も...

「中南米はコロナ対策維持を 10月までに死者4倍の約50万人も」WHO幹部

世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)のエティエンヌ事務局長は30日、中南米地域では新型コロナウイルスの感染予防対策が維持されなければ、感染による死者が10月までに43万8000人に達する可能性があると警告した。 ロイターのデータによると、同地域での死者は現在11万3844人で、世界の約5分の1を占める。 事務局長は、米州が世界での新型コロナ感染の震源地となっており、同地域全体では死者は10月1日までに約3倍の63万7000人に上る可能性があるとした。その上で、このモデル分...

中南米の新型コロナ拡大、死者10万人突破 メキシコとブラジルが深刻

ロイターの集計によると、中南米の新型コロナウイルス感染症による死者が23日、10万人を超えた。欧州や一部のアジア諸国では流行が下火になっているが、中南米では感染が急拡大しており、収束の兆しは見えない。 ブラジルで新たに確認された死者は1374人、新規感染者は3万9436人に上った。死者の累計は5万2000人、感染者は110万人を超えている。累計死者数が5万人を超えている国は、現時点で米国とブラジルのみだ。 メキシコ保健省によると、23日の同国の新規感染者は6288人で、793人の死亡が確認された。1...

ブラジル裁判所、ボルソナロ大統領に公共の場でのマスク着用を命令

ブラジルの連邦裁判所は23日、ボルソナロ大統領に対し、公共の場でのマスク着用を命じた。同国は新型コロナウイルス感染者数が米国に次いで世界で2番目に多いが、大統領はマスクを着用せず政治集会に出席するなどしていた。 裁判所は、大統領が連邦直轄区による感染抑制策に違反し続けた場合、1日2000レアル(387ドル)の罰金が発生するとした。 司法当局は、この決定の撤回方法を模索中としている。 23日に確認された新型コロナによる死者は1374人、過去24時間の感染者数は3万9436人。 累計では、死者数が5万2...

一部の国で新型コロナ感染拡大 WHO「中南米の流行を懸念」

世界保健機関(WHO)は22日、一部の国々で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、特にブラジルなど中南米地域での流行が懸念されると表明した。 テドロス事務局長は一日の新規感染者数が21日に約18万3000人と過去最高を更新したと明らかにした。 WHOで緊急事態対応を担当するライアン氏は「人口の多い一部の国々で流行が同時に拡大しているため、感染者が増えている」と指摘。インドなどで見られるコロナ検査の拡充が感染者の増加につながっているとも考えられるが、それだけでは説明できないと述べた。 ロイターの集計...