「台湾」の記事一覧

台湾、イスラエル…コロナ対策で力を発揮した「デジタル先進国」

新型コロナウイルス感染症が世界に蔓延し、1年が過ぎた。 このコロナ禍は世の中のDX(デジタル・トランスフォーメーション)化を推し進めたが、コロナ対策においても国レベルの「デジタル力」が問われている。 「デジタル」を武器にコロナ制圧に成功している国と言えば、まずは「監視国家」の中国が挙がるが、もちろんそれだけではない。 ほかにはどんな国があるか。 接触確認や感染経路追跡、ワクチン接種証明......。ここでは「優等生」を4カ国選び、その取り組みを手短に紹介する。 なお、4月13日発売の「日本を置き去り...

米艦船がバイデン就任後4度目の台湾海峡通過 中国軍機の台湾ADIZ侵入も急増で緊迫

<台湾海峡や南シナ海で軍事行動を活発化させるアメリカに対し、中国軍も不穏な動きを見せている> 緊張感が高まる台湾海峡を4月7日、米軍の駆逐艦が通過した。米海軍がこの発表を行った数時間前には、中国の軍用機15機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入したことを台湾政府が明らかにした。 ジョー・バイデンがアメリカ大統領に就任してから、米海軍ミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が台湾海峡を通過するのは2度目、ほかの駆逐艦も合わせると4度目となる。さらに現在、米海軍の「セオドア・ルーズベルト」空母打撃軍が南シ...

中国の環球時報「日本が台湾問題でアメリカに付くなら重大な結果に直面する」

<来週に予定されるバイデン米大統領と日本の菅首相の会談を前に、アメリカとの防衛協力強化をめざす日本に中国が反発> 台湾をめぐる中国とアメリカの対立が激しさを増すなか、中国共産党系機関紙人民日報系のタブロイド紙「環球時報」が日本に向けてメッセージを発信した。台湾問題でアメリカの側につくならば、日本は「重大な」結果に直面することになるだろうと警告したのだ。 Nikkei Asiaの報道によれば、日本の菅義偉総理大臣とアメリカのジョー・バイデン大統領は、4月上旬にワシントンで開く日米首脳会談の際に出す共同...

台湾スシローの無料キャンペーンで「サケ」に改名する人が続出

<台湾では3回まで改名ができるが、あまりの騒動に政府が「冷静に」と呼び掛ける事態に> 台湾で店舗を展開する日本の回転寿司チェーン「スシロー」が今週、「サケ(鮭魚)」という名前の人を対象に、グループでの食事を無料にするキャンペーンを実施したところ、台湾全土で少なくとも186人がサケに改名する騒動になった。 2350万人が暮らす台湾で、この社会現象は「サーモンカオス(混乱)」と呼ばれている。きっかけは、今週「スシロー」が17〜18日の2日間のキャンペーンを発表したことだった。 【愛的迴鮭,尋人啟事|「ㄍ...

世界一危険な花火大会は、コレラ禍の年に始まった

怪しい武装集団? あるいは、過激なデモ隊? これは、台湾南部の台南市塩水で毎年、旧暦の元宵節(小正月)に行われる「塩水蜂炮」。世界一危険な花火大会だ。 1885年にコレラが流行した際に始まった厄よけ行事である。100万発以上のロケット花火が放たれ、爆竹の音が鳴り響く。 コロナ禍の今年は2月26日に規模を縮小して行われ、ロケット花火に当たろうと、ヘルメット・防護服姿の参加者たちが無病息災を願った。 ===== 今年の「塩水蜂炮」の様子 VS MEDIA Taiwan-Taiwan...

台湾産「自由パイナップル」が中国の圧力に勝利、日本も支援

<中長期的には、輸出の中国依存を脱却しなければいつまた突然禁輸措置を突きつけられるかわからない> 台湾の市民と企業は、収穫の開始直前に中国税関から無期限の禁輸措置を受けた国内のパイナップル生産者を一丸となって支援している。 地元のバイヤーだけでなく、日本などの近隣諸国が、今年中国市場向けに生産したパイナップル4万トン以上を「ものすごい勢いで」買ってくれた、と台湾の陳吉仲(チェン・ジィゾン)農業委員会(農林水産省)主任委員は、2日に語った。 3月1日から台湾産パイナップルの輸入を停止するという中国税関...

南シナ海「東沙諸島」が台湾危機の発火点になる

<バイデン新政権誕生で強まる中国の軍事的威嚇、新たに「東沙諸島」が習近平の標的になる理由> 中国による台湾への軍事的威嚇が強まっている。中国の習近平(シー・チンピン)国家主席は「台湾統一への強い自信と決意」を表明したが、実は台湾統一は一向に近づいていない。「台湾アイデンティティー」が広がった台湾では、「統一お断り」が民意の主流である。その現実にいら立つ中国メディアは「台湾に懲罰を」という主張を繰り返している。中国のやり方は暴力で家族を支配する行為に似ていて、台湾の気持ちはますます離れていく。 現時点...

ラッド元豪首相の警告「習近平は毛沢東になりたがっており、しかもアメリカを甘く見ている」──米外交誌

<米中両国が危機管理に失敗すれば、台湾をめぐる軍事衝突が10年以内に起こる可能性があると、ラッドは言う> 中国の習近平国家主席は、台湾との再統一を果たすことで故毛沢東国家主席並みの地位を中国共産党内で獲得することをめざしており、そのために今後10年で米軍を上回るほどの軍事力を手に入れようとするだろう、とオーストラリアのケビン・ラッド元首相は述べた 現在、ニューヨークでアジア・ソサエティー政策研究所長を務めるラッドは、外交問題専門誌フォーリン・アフェアーズの3月・4月合併号に自説を発表。これからの10...

米中首脳電話会談を読み解く――なぜ「とっておきの」春節大晦日に?

2月11日、バイデン大統領と習近平国家主席が電話会談した。両国の正式発表の相違にも問題があるが、あえて祝福ムード満開の春節大晦日に電話して「祝意」を示すこと自体からして対中強硬の本気度が疑われる。 なぜ祝福ムード満開の春節大晦日に? 日本時間の2月11日、バイデン大統領がようやく習近平国家主席と電話会談をした。1月20日に大統領に就任して以来、「カナダ、メキシコ、イギリス、フランス、ドイツ、NATO、ロシア、日本、韓国、オーストラリア、インド」に次いで12番目の国になる。 ロシアや韓国よりも後にした...

バイデン政権の本音か? 米中電話会談、「一つの中国」原則に関する米中発表の食い違い

2月5日、ブリンケン米国務長官が中国の楊潔チ・外交トップと電話会談したが、中国側発表では、「一つの中国」原則を遵守するとブリンケン氏が言ったとのこと。米側発表にはない内容だ。もし言ってないのなら、なぜブリンケン氏から反論がないのか? アメリカ側の公式発表 まずアメリカ国務省の公式発表を見てみよう。公式発表では、ブリンケン国務長官は以下のよう主張したとなっている。 1.新疆ウイグル自治区やチベット自治区および香港を含めて、アメリカは人権問題と民主的価値を支持し続けると強調した。 2.ミャンマーの軍事ク...