「台湾」の記事一覧

「バイデンはトランプと同じく敵対的」──中国主要メディアが一斉に警告

<中国国営メディアと政府関係者は1月26日、バイデン政権が中国に対して、ドナルド・トランプ前大統領と「実質的に同じ」対決姿勢をとる可能性があるとの懸念を示した> 複数の中国国営メディアは、大統領選挙でトランプの「破壊的な」関税を批判していたジョー・バイデン大統領が最近になってそうした姿勢を後退させたことを受け、バイデンが「コワモテ」に見せようとしているのではないかと警告した。 バイデンが新国務長官に指名したアントニー・ブリンケンも、1月19日におこなわれた上院での公聴会で、「トランプの中国に対する厳...

「中国に甘いバイデン」は誤解、対中改善しようにも手は限られている

<では、どうするか。バイデンも中国の勢いを封じるため総力を挙げるが、求められるのは対立しつつ協力を仰ぐ高度な二正面作戦。トランプ時代と決定的に異なる対中戦略の3本柱、似て非なる戦術とは?> (本誌「バイデンvs中国」特集より) 史上最高齢でホワイトハウスの主となるジョー・バイデン。彼が米政界きっての外交通であることは周知の事実だが、その指導力が試されるのは中国との関係だ。この御し難い大国と対峙しつつも協力していく持続可能で実効性のある戦略を、果たして描けるだろうか。 言うまでもないが、前任者ドナルド...

バイデン次期政権の下「台湾は『中国に対する防波堤』になれる」(国防アナリスト)

<「中国のハワイ」となって米西海岸への攻撃に利用されるか、「海洋版イスラエル」として中国に対する防波堤になるかはアメリカ次第> 台湾はアメリカにとって、尊敬と支援に値する「海洋版のイスラエル」になるだろう、と台湾有数の国防アナリストは本誌に語った。 台湾は、かつては理論上のものでしかなかった「中国の脅威」の最前線で、数十年にわたって存在してきた。だがその脅威は今、かなり現実のものとなり、アメリカの政界エリートたちも「目覚めた」、と国家安全保障の専門家である台北の国防安全研究院(INDSR)の蘇紫雲(...

バイデン次期政権でも「台湾重視」の対中強硬姿勢は変わらない

<同盟国との協力を重視しながら、トランプ政権のインド太平洋戦略を引き継ぐ見通しだと専門家は分析する> ジョー・バイデン米次期政権のインド太平洋戦略は、同盟国とより緊密に協力する一方で、基本的にはドナルド・トランプ現政権の戦略を引き継いで、中国の封じ込めを念頭に台湾重視の政策をとっていくことになるだろうと、外交専門家は分析している。 1月12日、米政府がインド太平洋戦略などについて2018年に承認した内部文書が公表された。本来は2043年まで非公表の扱いだったが、一部を編集した上でホワイトハウスが機密...

「世界記録並み」のペースで強襲揚陸艦の建造を進める中国

<今年8月に試験航海に出た1番艦に続き、今週は2番艦が東シナ海に向けて出航。8隻を発注し、「餃子をつくるような」速さで建造中と地元紙> 現地メディアの報道によれば、中国は「世界記録並みの」急ピッチで強襲揚陸艦の建造を進めており、12月22日には人民解放軍の揚陸艦の2隻目が試験航海を開始した。 22日、4月に進水したばかりの中国海軍の075型強襲揚陸艦が上海の滬東造船所から東シナ海に向けて出航した様子が撮影された。 中国メディアは、排水量約4万トンの同揚陸艦について、「台湾海峡や南シナ海での軍事衝突で...

台湾最新のステルス哨戒艦、中国は「ヘリ1機で沈没させられる」と一蹴

<「空母キラー」と呼ばれる台湾の新しいコルベット艦は、「中国海軍の艦船の相手ではない」と中国国営メディア> 中国国営メディアは、台湾が新たに公開した「空母キラー」の異名を取るコルベット艦について、中国の戦闘ヘリ一機で沈没させられる程度のものだと一蹴した。 中国共産党機関紙人民日報系のタブロイド紙「環球時報」は12月16日付の社説の中で、中国空母に対抗するために台湾が新たに公開したステルス哨戒艦「塔江」について、中国人民解放軍のZ9型攻撃ヘリコプターの標的になり得るだろうと述べた。 台湾は15日に北東...

中国国内に台湾版「国家安全法」を求める声

<「非平和的再統一」に備えよと、強硬派の法学者が主張> 中国政府は台湾向けの「国家安全維持法(国安法)」を起草し、台湾の「非平和的再統一」に向けた準備をすべきだ――台湾問題をめぐる中国国内のセミナーで上がった声だ。 発言の主は北京航空航天大学の田飛龍(ティエン・フェイロン)准教授。法学者で、今年6月30日に香港で施行された国安法を強く支持している。田は香港での教訓を台湾問題に応用する機は熟したとも述べた。 香港の中国評論通信社によれば、田は河南省信陽で開催された台湾問題に関するセミナーに招待された1...

米U-2偵察機が中国の防空識別圏に進入、台湾への軍事行動を牽制

<米軍機がここまで中国沿岸に接近したのは10月以来。中国の台湾侵攻を警戒する米軍と、米軍の妨害を警戒する中国軍が火花を散らす> 航空機追跡データによると、12月10日、米空軍の偵察機1機が中国の防空識別圏(ADIZ)を通過し、中国東部の沿岸地帯から51海里(約95キロメートル)以内に進入した。 北京のシンクタンク「南海戦略態勢感知計画(SCSPI)」によれば、「ドラゴンレディ」の異名を持つ高高度偵察機U-2は韓国のソウルから出撃し、台湾海峡に進入。冷戦時代にロッキード社によって開発された同偵察機は、...

習近平、人民解放軍に戦勝を指示「死も恐れるな」

<米バイデン政権発足を前に、南シナ海、台湾海峡、中印国境などあらゆる前線での優越を印象づける> 中国の習近平国家主席は11月25日、自らが主席を務める中央軍事委員会の訓練会議で兵士たちの訓練強化を指示。戦争に勝利するために、死も恐れてはならないと述べた。国営メディアの新華社通信によれば、習は軍の幹部と兵士らに対して、「実戦と同じ条件で」戦争に備えるよう命じた。 北京にある京西賓館で行った演説の中で習は、人民解放軍は「新たな時代」に突入すると述べ、訓練を強化して作戦能力を向上させるよう指示。さまざまな...

暗黒の香港から台湾への脱出者が急増中 日本など近隣諸国にも

<移住希望者は過去最大に達し、産業界や大学で働く専門職のほか、会計士や弁護士、ジャーナリスト、公務員なども> 中国が今年6月30日に香港国家安全維持法を施行して以降、締め付けが強まる香港から台湾への移住を希望する人の数が過去最大に達している。 アメリカ最多の発行部数を持つ中国語新聞・世界日報によると、台湾への移住希望者には産業界や大学で働く専門職のほか、会計士や弁護士、ジャーナリスト、香港政府の公務員なども含まれている。 香港にある台湾の在外代表部、台北経済文化代表処や現地の入国管理局の情報を見ると...