「国債」の記事一覧

コロナ対策で財政ひっ迫する各国が資金獲得競争 100年債や環境債など工夫こらす

新型コロナウイルス対策などの影響で世界的に政府の借り入れ需要が膨らみ続け、各国とも投資家の資金をいかに取り込むか知恵を絞らなければならなくなった。そこで100年債、環境債(グリーンボンド)、経済成長と返済額を連動させた個人投資家向け国債などが発行されたり、米国で数十年ぶりに20年債が復活したりするなど、工夫をこらした調達手段が次々に登場している。 ナットウエスト・マーケッツの試算では、米国とユーロ圏、英国における今年の国債の純発行額は約4兆2000億ドルに達する見込み。これは過去4年間の合計発行額に...

国債市場で超長期金利が再上昇 日銀・黒田の「一番重要」は何か

国債市場で超長期金利が再び上昇してきた。7月からの国債増発や海外勢の需要減退に対する懸念が背景とみられているが、鍵を握るのは、日銀の動きだ。過度な金利低下による副作用の軽減などを目的に超長期債オペのオファー額を減らしてきたが、イールドカーブ低位安定のため3年ぶりに増額に動くのか──。日銀にとって今「一番重要」なのは何かを、市場は見極めようとしている。 2つの黒田発言 黒田東彦日銀総裁の16日の金融政策決定会合後の会見は市場を惑わせた。超長期金利に関し、方向感が異なる2つの発言をしたためだ。 1つは、...

新型コロナ経済対策で巨大化する世界の債務 将来に危険なツケ

新型コロナウイルスの苦しみを和らげるため大規模な景気刺激策という薬が相次ぎ投与されている。しかし、そうした投与に伴って債務の遺産を果てなく抱え込むことは、経済成長の阻害や貧困の悪化を通じて、将来の危機の種をまくことになりかねない。発展途上国ではなおさらだ。 世界の中央銀行や政府は、1930年代以来最悪の景気後退の打撃を緩和するため、債券買い入れや財政支出などで少なくとも計15兆ドル(約1600兆円)の刺激策を打ち出した。 しかし、2008─09年の世界金融危機の余波になお苦しんでいた国々にとって、こ...

国内生保、国債投資を敬遠 「ポストコロナ」にらみ運用を多様化へ

国内主要生保の2020年度一般勘定資産運用計画が出そろった。世界的な金利低下が進む中、国債への投資には国内、海外ともに慎重な姿勢をみせているのが特徴だ。新型コロナウイルスの感染拡大が終息したとしても、金利が急上昇するとの予想は少ない。社債やプロジェクトファイナンス、海外ファンドに投資するオルタナティブなど、各社とも投資先を多様化させて運用難の環境を乗り切ろうとしている。 日本国債の低い「魅力」 日本国債に対しては依然慎重な生保が多い。主な投資対象となる超長期債の利回りが24日時点で新発20年債で0....