「国家安全法」の記事一覧

「香港国家安全法」に反対の立場を取ったトルドーに中国が報復誓う

<日本を含む他の国々にとっても他人事ではない香港という踏み絵にどう対応するか> 駐カナダ中国大使は、カナダ政府が中国の「香港国家安全維持法」に対する制裁を発表したことに反発した。 从培武大使は7月7日付のトロント・スター紙のインタビューの中で、ジャスティン・トルドー首相率いるカナダ政府について、香港を通じて「中国に内政干渉を行う」のはやめるべきだと批判した。 中国政府とその当局者たちは、香港国家安全維持法に対する批判に強く反発している。国際社会は中国が7月1日から施行した同法について、香港での反政府...

香港、国家安全法で出国制限も 治安当局に立入・捜索権限

香港政府は6日、先月30日に施行された香港国家安全維持法(国安法)の細則を新たに公表した。それによると、治安当局は証拠物を押収するため各所への立ち入りや捜索を行う権限を持つほか、調査中の人物が香港を離れようとした場合、制限することができる。 国家安全保障を脅かす違反行為に絡む収益は差し押さえの対象となり得る。また外国や台湾の政治組織は、香港に関する活動の情報を提供することが義務付けられる。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連...

国連、香港国家安全法に懸念表明「恣意的な解釈で基本的人権を侵害の恐れ」

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のルパート・コルビル報道官は3日、今週施行された「香港国家安全維持法」について、条文が「あいまいで範囲が広すぎる」と指摘し、集会の自由や表現の自由といった基本的人権が侵害される恐れがあるとの見解を示した。 国家安全維持法の適用範囲や違反行為について十分な情報や理解がないまま施行され、既に逮捕者が出ていると指摘。 「同法に記されている違反行為の一部は定義があいまいで範囲が広すぎ、暴力的な行為と非暴力的な行為を適切に区別していない」と懸念を表明した。 その上で「これ...

香港、国家安全法違反で初の起訴 「光復・革命」の旗を所持

香港当局は3日、市内で1日に行われた抗議活動の最中、警官隊にバイクで突っ込んでけがを負わせた男性(23)を国家安全維持法(国安法)違反の罪で起訴した。国安法による起訴は初めて。 男性は「光復香港、時代革命(香港を取り戻せ、革命の時だ)」という標語が書かれた旗を所持しており、国安法の国家分裂とテロ活動の罪が適用された。 この標語はデモ行進の際の掛け声やプラカードで使用されたり、衣服やアクセサリーにプリントされたりするほか、付箋に書いたものが街中の壁に貼られている。香港政府は3日、標語には分離主義や政権...

【香港危機】台湾の蔡英文がアジアの民主主義を救う

<台湾の蔡英文が香港からの移住希望者を受け入れると発表したのは単なる人道支援ではなく、国際社会の一員となるための戦略的な意図もはらんでいる> 中国政府が香港の統制を強める「香港国家安全維持法」を成立させたことを受けて、台湾政府は7月1日、香港市民を対象とした新たな人道支援計画および移住計画を正式に発足させた。 国家安全維持法は6月30日に、全人代の常務委員会で全会一致で可決・成立。香港警察は既に、同法に基づいて複数の市民を逮捕している。 台湾の蔡英文総統は、2期目に突入して直後の5月下旬に、香港から...

香港民主派、羅冠聡インタビュー「国際社会、中国に断固対処を」

香港の民主活動家、羅冠聡(ネイサン・ロー)氏は、ロイターとのインタビューで、香港で起きていることは中国が独裁主義を一段と強めていることを表しており、国際社会は連携し、断固とした姿勢でこの問題に対処する必要があると訴えた。 中国政府が香港の統制を強める「香港国家安全維持法」が今週、施行された。香港の民主派や欧米諸国の間では、香港返還に関する1984年の「中英共同宣言」に盛り込まれた香港の高度な自治を保障する一国二制度が崩壊するとの懸念が強まっている。 香港民主派による2014年の大規模デモ「雨傘運動」...

香港の民主化運動家ら「亡命議会」を検討 国家安全法施行で

香港で治安を乱す反政府的な活動や団体を取り締まる「香港国家安全維持法」(国安法)が施行される中、香港の民主化運動家らは、民主主義活動の維持と中国政府への自由要求に向け、亡命議会の創設を検討している。運動家のサイモン・チェン氏がロイターに明らかにした。 同氏は在香港の英国総領事館の元職員で、中国の秘密警察から拷問と尋問を受けたと昨年明らかにした。 チェン氏は「影の議会を作れば、民主主義が中国政府の言いなりにならないという非常に明確なメッセージを送ることができる」とした上で、「香港市民の考えを確実に反映...

「雨傘運動」主導した民主派の羅冠聡、香港離れる  

香港民主派による2014年の大規模デモ「雨傘運動」を主導した羅冠聡(ネイサン・ロー)氏は2日、フェイスブックへの投稿で香港を離れたことを明らかにした。 羅氏は「既に香港を離れた」と明かし、今後は国際社会を舞台にして情報発信をしていくと説明した。 「様々なリスクを踏まえると、どこにいるかや今の状況を明かすべきではないと思う」としており、渡航先は不明。 羅氏は30日に「香港国家安全維持法」が成立した直後、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏や周庭(アグネス・チョウ)氏とともに、政治団体「デモシスト(香港衆志)...

香港警察、抗議デモで警官を襲った男を逮捕 離陸10分前のロンドン便機内で拘束

香港警察は2日未明、6月30日に施行された「香港国家安全維持法」への抗議活動で警察官を襲撃し負傷させた疑いで、24歳の男を空港で逮捕した。 1日に行われた抗議活動で、警察は催涙スプレーや放水銃でデモ隊の排除に乗り出した。また、ツイッターで腕から血を流している警官の写真を投稿、「デモ隊が鋭利なもので」切り付けたとした。犯人は逃走し、周りの人は警官を助けなかったという。 警察当局の報道官はロイターに、逮捕された男が香港を去ろうとしていたのか、空港の職員なのかは明かさなかった。 香港紙・蘋果日報は匿名筋の...

香港の投資家、国家安全法を歓迎 「本土資金」に期待

香港国家安全維持法(国安法)が6月30日夜に施行され、香港の街角では翌1日、抗議活動が広がった。しかし同じ香港のトレーディングルームでは、中国による香港包囲に投資家らが拍手を送っている。 香港国安法の施行によって香港の自由が損なわれると懸念する人々もいる。しかし香港市場に上場する中国企業は増え、中国本土からの資金流入は拡大し、世界第2位の経済大国である中国本土と香港の金融的なつながりも一層強化されると、市場関係者は期待している。 「中国企業が香港で上場を続ける限り、パーティーは続く」と言うのは、ゲオ...