「大学」の記事一覧

スタンフォード大MBA学生の9割が受講する「人間関係」の授業の中身

<スタンフォード大学MBAの9割が受講する「インターパーソナル・ダイナミクス(人間関係の力学)」。世界のリーダーを目指す学生たちは、理論と実践で人間力を磨いている> コロナ禍がもたらしたことの一つに、人間関係の「シンプル化」があるだろう。人との接触が極端に制限される中で、新たな関係を築くのは難しかった。とはいえ、社会生活を送るうえで人との関係はゼロにはならない。家族やパートナー、友人や同僚との関係は、これまで以上に重要で貴重なものに感じられたのではないだろうか。 この度、『スタンフォード式 人生を変...

神は6日で世界を造ったとの「真実」を理解する意味…理不尽な世界に対峙する「神学」の力

<「なぜ」と問う力──リベラルアーツの本質はICUの神学から学ぶ。話題の本『ICU式「神学的」人生講義 この理不尽な世界で「なぜ」と問う』の一部を抜粋紹介> 国際基督教大学(ICU)で必須教養科目の「キリスト教概論」を担当する魯 恩碩(ロ・ウンソク)教授によると、ICUのリベラルアーツ教育とは、「なぜ」の精神を持つ学生を育てることであり、そこに「キリスト教概論」の存在意義があるという。なぜか。 キリスト教になじみのない者は、信仰とは、神を賛美することと思うかもしれない。しかし、聖書を読むと、多くの場...

1人の子供がいじめられ続けることで、全体の幸せが保たれる社会…「神学」から考える人権

<ICUの「キリスト教概論」がリベラルアーツに強い学生を育てる理由。話題の本『ICU式「神学的」人生講義 この理不尽な世界で「なぜ」と問う』の一部を抜粋紹介、第2回> 国際基督教大学(ICU)で人気の必須教養科目「キリスト教概論」を書籍化した、魯 恩碩(ロ・ウンソク)著『ICU式「神学的」人生講義 この理不尽な世界で「なぜ」と問う』(CCCメディアハウス)は、個人が多様な他者と出会っていくこの世界で、愛し、赦し、共に生きるためのヒントを与えてくれる一冊だ。 日常の、そして世界で起きている問題の多くは...

自らの至らなさを自覚できるからこそ人間は偉大…現代世界の根源的理解を「神学」に学ぶ

<リベラルアーツ教育で名高い国際基督教大学(ICU)の必須教養科目が待望の書籍化。その一部を3回にわたって掲載する> 日本のリベラルアーツ教育を牽引する国際基督教大学(ICU)で、必須教養科目として採択されているのが「キリスト教概論」だ。このたび、『ICU式「神学的」人生講義 この理不尽な世界で「なぜ」と問う』(CCCメディアハウス)として書籍になった。 魯恩碩(ロ・ウンソク)教授のパッション溢れる「キリスト教概論」は、信仰を勧めるための授業ではない。競争社会で他人を出し抜くことなく生きることはでき...

大学レポート代筆業、コロナ特需で大儲けした筆者が見た「闇」

<不正なレポート代筆業で稼いだ筆者が見た、依頼人たちの意外な素顔とコロナ禍の苦しい実情> 2019年5月、私はアメリカの大学を卒業した。卒業式の舞台で、これで大学生活が終わり、いきなり失業者になるのだと覚悟したものだ。 英文学科での成績はほぼ完璧だったし、就職活動も懸命にやった。でもどこからも採用通知をもらえなかった。既に7万ドルの学費ローンを抱えていたから、大学院に進むことはあり得ない。だから取りあえず、バーテンダーのアルバイトを続けることにした。 そこに、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(...

11歳で大学を卒業した天才・物理少年、夢は「不老不死を実現すること」

<史上2番目に若くして学士号を取得したけれど、資格よりも本物の知識を得ることのほうがずっと重要だ> 幼い頃の記憶はあまりないけど、いとこのディランとよく遊んだことは覚えている。両親はオランダで3つの歯科医院を経営していて忙しかったから、9歳まではベルギーの祖父母の下で暮らしていた。 祖母はいつも両親に、僕が年齢のわりにとても賢いと言っていた。でも、両親は本気にしなかった。誰だって実の孫は特別だと思うから。 4歳でベルギーのオーステンデにある小学校に入学し、6歳で卒業した。当時受けたIQテストでは、測...

オーストラリアでも自由がない中国人留学生、中国政府が家族を人質に監視、互いの密告も奨励

<民主主義を支持する発言や投稿を理由に中国当局から脅しや嫌がらせに遭うケースが増えている> 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは6月30日に発表した報告書の中で、オーストラリアの大学に在籍する「民主派」の中国人留学生たちが、中国政府に監視され、嫌がらせや脅しを受けていると指摘した。AP通信の報道によれば、ある学生は、ソーシャルメディアへの投稿を理由に刑務所に入れると脅された。 問題の学生はオーストラリア在住で、ツイッターに民主化を支持するメッセージを投稿していた。また別の学生は、クラスメートの...

「教育ローンを帳消しにしろ」 若者たちの叫びは正当なのか

<学費の高騰に苦しむアメリカの学生たち。時限的な返済猶予では問題は解決しないと、抗議活動が盛り上がっている> アメリカでは大学の学費高騰に伴い、多くの若者の肩に巨額の教育ローンがのしかかっている。現在はコロナ禍における救済措置として返済が猶予されているが、それも9月末までの時限措置。 ホワイトハウスの前には「教育ローンを帳消しにしろ」と書かれた横断幕が登場し、バイデン政権に大統領令を要求する声が高まっている。...

英国に衝撃!オックスフォードの学生がエリザベス女王の肖像を撤去

<大学院生の自治組織が、植民地主義の象徴として肖像写真の取り外しを決定。大学に怒りのメッセージが殺到する騒ぎに> SNS上では差別的な言動をした人物を排除する「キャンセル・カルチャー」旋風が吹き荒れているが、なんとイギリスの最高学府でエリザベス女王が排除の対象となり、大騒ぎになっている。 きっかけは、オックスフォード大学の数あるカレッジの1つ、マグダレン・カレッジの1室に掲げてあった女王の肖像写真が取り外されたこと。 外したのは、同カレッジの大学院生の自治会だ。英王室の植民地主義的な体質を理由に、院...

中国への頭脳流出は締め付けを強化しても止められない……「千人計画」の知られざる真実

<中国がカネに飽かせて進める人材招致を必要以上に敵視すると、アメリカは優秀な人材を失うことに──。本誌「アメリカ大統領選 中国工作秘録」特集より> 先端技術開発で各国が激しい競争を繰り広げる今、イノベーションの才能がある科学者、技術者、研究者の育成と確保に一国の命運が懸かっていると言っても過言ではない。 中国はそれを痛感している。14億の人口を抱えるこの国は教育・研究に莫大な予算を投じてきたが、最先端の技術開発では今も大半の先進国に後れを取っている。 その証拠に中国本土で研究を行い、ノーベル賞を受賞...