「女性問題」の記事一覧

黒人プラスサイズのヌードを「ポルノ」としてインスタグラムが削除

<キム・カーダシアンのようなスリムな白人セレブなら当たり前のトップレス写真が削除された黒人プラスサイズモデルの告発> インスタグラムはこのほど、黒人のプラスサイズモデル、ナイオム・ニコラス=ウィリアムズの訴えを受けて、ヌード写真の扱いに関するポリシーを変更した。 ニコラス=ウィリアムズは、インスタグラムのポリシーに「人種的な偏見」があると批判していた。白人セレブのトップレス写真は削除されないのに、自分が「どんな体型も美しい」ことを示すために撮影した同様の写真は削除されたからだ。 問題の写真は、両手で...

アフターピル市販で「性が乱れる」と叫ぶ人の勘違い 日本の医療、年配男性の「有識者」が決めている

若い人たちからは特に「アフターピル」と呼ばれ、認知度が高まりつつある緊急避妊薬。それを市販薬(OTC薬)とする方針が、10月8日報じられた。内閣府は8日、女性の社会参画に関する有識者会議で示した「第5次男女共同参画基本計画」案に、以下のように明記したという。 「避妊をしなかった、または避妊手段が適切かつ十分でなかった結果、予期せぬ妊娠の可能性が生じた女性の求めに応じ、処方箋なしに緊急避妊薬を利用できるよう検討する」 「アフターピル後進国」の日本 アフターピルは、性交渉の後72時間以内に服用することで...

対話集会でトランプを追い詰めた女性アンカーに敵対的性差別主義者が激怒

<トランプを厳しく追及した女性ジャーナリストを「メスブタ」や「売女」呼ばわりした敵対的性差別主義が、トランプ支持層の一角を成している> 10月15日に行われたドナルド・トランプ米大統領の対話集会では、NBCの女性アンカー、サバンナ・ガスリーが進行役を務め、厳しい質問でトランプを追い詰めた。最初の討論会がトランプの妨害で「史上最低」に終わっただけに、ガスリーの勇気と頭の良さに視聴者は喝采を浴びせた。だが同時に、ガスリーに腹を立てた人々もいた。対話集会の放送後、グーグルでは「ガスリー、メスブタ」などとい...

映画やドラマ、バラエティーで炸裂する美魔女パワー ダイバーシティは人種やセクシャリティに留まらず

<米アカデミー作品賞に人種やセクシャリティでの多様性が必要とされる時代、メディアを彩るのは若者だけではない> 今月2日、アメリカの経済誌フォーブスが発表した「この1年間で、世界で一番稼いだ女優」ランキングの1位は、ソフィア・ベルガラだった。2019年6月から2020年6月までで、なんと4300万ドル(約45億4千万円)を稼いだのだという。 ソフィアは72年生まれの48歳だ。人気ドラマ『モダン・ファミリー』のラテン系セクシーママ役と言ったらピンと来る人もいるかもしれない。ちなみに、「世界で二番目に稼い...

自然科学系ノーベル賞に根強い「白人男性偏重」

<優秀な女性や黒人を冷遇する科学技術界と社会の時代錯誤な悪弊に終止符を> 2007年、筆者はスウェーデン王立科学アカデミーのノーベル化学賞の選考で助言した関係で授賞式に招かれた。受賞者と同じホテルに滞在し、「知る人ぞ知る」存在だった彼らが一躍「時の人」になるのを目の当たりにした。 例年10月上旬の発表直後から受賞者は世界中で講演に引っ張りだこ。12月の授賞式前後の1週間はスウェーデンの首都ストックホルムで取材攻勢に遭い、王室の人々と懇談。その様子がテレビ放映される。 科学者と彼らの研究が世間の注目を...

『82年生まれ、キム・ジヨン』は「女性のための映画」ではない

<韓国で強い共感と反発を引き起こし、日本でも話題を呼んだ小説『82年生まれ、キム・ジヨン』の映画版がついに公開される> 「窮屈な世の中になったね」――何の気なしにやってきたことが今は認められないと知った人が、口にしがちなせりふ。昔はもっと大らかで寛容でよかった? それが誰かの我慢や苦労の上に成り立っていた寛容だとしても? 窮屈なのはこっちだよ! と叫びたい人が大勢いると分かっていても、そう言えるだろうか。 10月9日に日本公開される韓国映画『82年生まれ、キム・ジヨン』(キム・ドヨン監督)にも、この...

日本女性のフルタイム就業率は過去30年で低下した

<女性を安い労働力とみなした80年代以降の日本社会のひずみは、現在の未婚化・少子化に繋がっている> スウェーデンの教育学者エレン・ケイは「20世紀は児童の世紀」と言ったが、21世紀は女性の世紀、もっと限定すると「働く母親の時代」と言っていいだろう。 こういう意識は日本社会でも共有され、政府は毎年の『男女共同参画白書』で女性の就業率等のデータを公開している。その定番は、女性の労働力人口率の年齢カーブだ。このグラフは過去とくらべて形が変わっている。以前は結婚・出産期に谷がある「M字」型だったが、現在では...

トランプ、最高裁判事後任人事で「ラゴア氏が候補の1人」

トランプ米大統領は23日、アトランタに本部を置く第11巡回区控訴裁のバーバラ・ラゴア判事について、会談は計画していないが、自身の最高裁判事候補に挙がっていると明らかにした。 ホワイトハウスで記者団に対し、「会談は計画していないが、彼女は私の候補者リストに含まれている」と語った。 トランプ氏は、18日に死去したルース・ギンズバーグ最高裁判事の後任人事を巡り、26日にホワイトハウスで、5人の「素晴らしい」女性の中から候補を発表する方針。上院共和党は11月3日の大統領選の前に指名承認に向けた採決を実施する...

韓国映画界に変革の波? ジェンダー差別のない優秀10作品を政府と監督教会が選定

<儒教が根付いた韓国では、映画の世界でも男が主役でないとヒットしないと言われていたが......> 皆さんは、「ベクデルテスト」と呼ばれる基準をご存じだろうか?これは、1985年にアメリカの漫画家アリソン・ベクダル氏が作ったジェンダー差別をなくすための映画作品の基準である。ベクダル氏にちなんで、「ベクデルテスト」と呼ばれている。 クリアの基準はとてもシンプルだ。映画作品中「最低でも2人以上の名前付きの女性のキャラクターが登場」し、「女性キャラクター同士の会話」があり、「その会話は男性のこと以外」の内...

米最高裁リベラル派女性判事ギンズバーグ死去 大統領選控え後任が焦点

米最高裁判所のリベラル派女性判事、ルース・ギンズバーグ氏が18日、すい臓がんによる合併症のため死去した。トランプ大統領は来週後任を指名すると表明。米国社会の分断が進む中、後任人事次第で最高裁判事の構成はさらに保守化する可能性がある。 ギンズバーグ氏はワシントンの自宅で、親族に見守られて死去した。87歳だった。最高裁が明らかにした。 1993年から最高裁判事を務めた同氏は女性の権利拡大を推進し、リベラル派の象徴的な存在だった。現在の最高裁判事の中で最高齢で、判事を務めた期間はトーマス判事に次いで長い。...