「女性問題」の記事一覧

米で増える「保育難民」 働くママにコロナ禍の試練

ダイニングルームのテーブルに置いたコンピューターで「Zoom」を使った会議が始まった。しかし、その最中でも、ゾラ・パネルさんは1歳の娘サバンナちゃんをあやすためにビデオをオフにする。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が続く中、それが彼女の日常になっている。 パネルさんは3月以来、在宅勤務の傍ら、サバンナちゃんと2歳の息子ティモシーちゃんを何とか育てている。彼女が外国語学習サービス企業のマネジャーという新たな仕事を始めたのは、ちょうどオハイオ州が新型コロナウイルス感染拡大を抑えるために「ステイホー...

28歳妊婦まで犠牲に… ロックダウン緩和で「フェミサイド」急増の南アフリカ

<犯罪率が飛び切り高い南アフリカで、パンデミックに起因する高失業率と経済格差から家庭内暴力がいっそう深刻化している> 6月11日、28歳の女性ツェゴファツォ・プレのひつぎの周囲にマスク姿の人々が集まっていた。妊娠8カ月だったプレは南アフリカ最大の都市ヨハネスブルクの郊外で、胸を刃物で刺され、木につるされた状態で発見された。 犠牲者はプレだけではない。南アフリカでは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて6月1日に始まったロックダウン(都市封鎖)が徐々に緩和された後、フェミサイド(パ...

インドネシア良物件「美麗な花嫁付き土地」! FBに不動産広告、条件は「双方の合意」

<土地販売にセットで花嫁が? 人権無視のような広告には当地ならではの理由が──> インドネシアで住宅予定地の土地を売りに出している男性がインターネットに投稿した不動産広告の中で、「土地の購入者は売主の義理の妹と結婚することも可能」としていることが明らかになり、大きな話題となっている。すでに外国人数人が土地購入と義妹との結婚希望を申し入れたが、これまでのところ「契約成立」には至っていないという。 女性と不動産を「セットで売り」に出すことはインドネシアでは珍しいことではないものの、それをメディアやSNS...

コロナショックに直撃された非正規女性 仕事失い生活も苦しく

「女性が輝く社会」を掲げたアベノミクスのもと、女性の就業率は70%を超えるまでに上昇した。しかし、その多くはパート、アルバイト、派遣などの非正規雇用であり、こうした層は新型コロナウイルスによって最も打撃を受けている。 厚生労働省によると、新型コロナの影響で雇い止めや解雇となった人の数は、9日時点で見込みも含め2万人を超えた。その多くは非正規で、6月に入ってから雇用情勢は急速に悪化している。総務省が5月29日に発表した労働力調査によると、4月は非正規の職員・従業員数が前年比97万人減少、そのうち71万...

日本の未婚男性は長生きしないのに、女性は既婚より未婚の方が長生きする不思議

<2000年以降、出産や育児などの負担がある既婚女性よりも未婚女性の方が長生きする傾向が続いている> 日本人の平均寿命は男性が81歳、女性が86歳となっている(2016年)。世界有数の長寿国で、アフリカ諸国の「人生50年」とは大きな違いがある。近い将来「人生100年」の社会になるという予測もある。 だが日本人と言っても一様ではなく、様々な生活条件の下で暮らしている人々の集合体だ。都市と農村では生活様式が違い、寿命にも差があるし、経済的に恵まれた人とそうでない人の「いのちの格差」もある。国や自治体はこ...

若者の現在と10年後の未来:働き方編(後編)──「不公平感の是正」に期待薄でも、女性ほど変革を求めている

<コロナ後の意識変化を独自調査から読み解く。働く場所の多様化や副業・兼業が盛んになる一方で、「仕事と育児を両立できる制度」に対する満足度や性別による不公平感は根強い> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2020年4月20日付)からの転載です。 *「若者の現在と10年後の未来:働き方編(前編)」はこちら 2|若者の状況──30代前半の女性は「女性活躍」、男性は「長時間労働の是正」で理想と現実のギャップ 次に、若者について見ると、「働き方改革」で望まれる項目も、望まれない項目も、全体と比べて、あ...

アラフィフ女性の睡眠時間を奪う、早朝の子どもの弁当作り

<夫婦で分担したり、高校生なら自分で作るのも一策だが、実際には弁当作りは母親のワンオペになっている> 日本人の睡眠時間が短いのはよく知られている。外国の人からは「仕事時間が長いからだろう」と思われているようだが、実は寝不足なのは女性のほうだ。 2016年のデータで15歳以上の睡眠時間の中央値を出すと、男性は385分、女性は378分となる(厚労省『国民生活基礎調査』)。年齢層別にみるとアラフィフ年代に谷があり、45〜54歳の女性では356分と6時間を割り、7人に1人が5時間未満となっている。「働くママ...

16歳の妹を兄弟が「名誉殺人」 婚前交渉は家族の恥というインドネシア

<裁かれるべきは兄弟や関係をもった男か、あるいは男尊女卑を許す社会か──> インドネシア・スラウェシ島南スラウェシ州南部のバンタエン県で16歳の少女が20歳と30歳の兄弟に惨殺される事件が起きた。 地元バンタエン警察によると、兄弟はこの妹が親戚にあたる男性(45)と婚姻関係がないにも関わらず性的関係をもったことから「将来結婚できない」「家族の恥である」として殺害したいわゆる「名誉殺人」の可能性がある、とみている。 刑法上の規定がないため警察では通常の殺人事件として捜査を続けており、今後起訴されて裁判...

新型コロナで増える女性の失業 米でもシングルマザーが犠牲の筆頭

米サウスカロライナ州チャールストンでバーテンダーとして働いていたシャナ・スウェインさん。解雇される以前は、毎晩、客に料理を提供し、「マンハッタン」「コスモポリタン」といったカクテルを作っていた。 だが今、40歳のスウェインさんは5歳、8歳の2人の娘とともに夕食をとり、不動産取引資格の勉強をしている。新型コロナウイルスがもたらした危機で生計が脅かされたことを受けて、こうした資格を取れば、家族のためにもっと長期的な安定が得られるのではないか、と期待している。 20年間バーテンダーとして働いたスウェインさ...

懲りない韓国メディア 「n番部屋」事件後も性商品化などの表現で炎上続々

<社会の不正や差別に対し敏感な韓国社会。その国民性をメディアはまるで理解していないようだ> SNSアプリTelegramを使い、女性を脅迫しながら性的動画を撮影させ、それを有料会員に共有していた「n番部屋」事件から約1カ月あまり。韓国を震撼させたこの事件が落とした影響はすさまじく、今韓国ではTVなどメディアでの表現に神経質にならざるをえない状態だという。 その証拠に、4月下旬、連日のようにコメディ番組、ドラマなどで性商品化や性搾取表現についての抗議が相次ぎ、謝罪にまで至るケースが続いている。 今、韓...