「宇宙開発」の記事一覧

火星までの移動日数を半分に 原子力推進技術でイギリス宇宙局とロールス・ロイスが提携

<火星までの移動時間を現在の半分の3〜4ヶ月にまで短縮できると考えられている「原子力推進」技術の研究で、イギリス宇宙局と英自動車大手ロールス・ロイスが提携した......> イギリス宇宙局と英自動車大手ロールス・ロイスは、2021年1月12日、宇宙探査への原子力技術の活用に関する研究において提携することを発表した。 アマンダ・ソロウェイ科学担当大臣は「原子力は宇宙探査に変革をもたらす可能性を秘めている。ロールス・ロイスとの革新的な研究によって、次世代の宇宙飛行士をより速く、より長期にわたって宇宙に送...

太陽系を高速で移動できる「天体の高速道路」が発見される

<セルビア・ベルグラード天文台らの研究チームは、観測データとシミュレーションデータの解析により、物体が太陽系を高速で移動できる「天体の高速道路(セレスティアル・アウトバーン)」が発見した...... > 物体が太陽系を高速で移動できる「天体の高速道路(セレスティアル・アウトバーン)」が発見された。このルートを活用することで、より速くより遠くに宇宙探査機を送れると期待されるほか、地球と接触するおそれのある地球近傍天体(NEO)の研究やモニタリングにも役立つとみられる。 「天体の高速道路」が、アーチ状に...

人類の宇宙進出の鍵…… 「地球外でも微生物を用いてレアアースを抽出できる」との実験結果

<微生物の作用により鉱石から有価金属の抽出を促進する「バイオマイニング」が、地球外でも活用できる可能性があることが明らかとなった......> 微生物の作用により鉱石から有価金属の抽出を促進する「バイオマイニング」は、金や銅など、金属資源の生産に広く用いられている。微生物の活性を利用して鉱石を溶解させる「バイオリーチング」は、バイオマイニング技術のひとつだ。このほど、バイオリーチングが地球外でも活用できる可能性があることが明らかとなった。 小型バイオマイニングデバイスを10年かけて独自に開発 英エジ...

アンテナ老朽化、約8ヶ月ぶりにボイジャー2号に向けてコマンド送信に成功した

<太陽系を取り囲む「太陽圏」を脱しているボイジャー2号。2020年3月上旬から、地球との交信が中断していたが、10月30日、約8ヶ月ぶりに地球からボイジャー2号に向けて指令を送ることに成功した......> NASA(アメリカ航空宇宙局)の無人宇宙探査機「ボイジャー2号」は、1977年8月に打ち上げられて以来、木星、土星、天王星、冥王星での探査を経て、2018年11月、太陽系を取り囲む「太陽圏」を脱し、現在、地球から約188億キロメートルの位置で航行している。 2020年3月上旬から、地球との交信が...

ボイジャー2号が太陽系外の星間物質の電子密度の上昇を観測

<1977年に打ち上げられた無人宇宙探査機「ボイジャー2号」は、太陽系を取り囲む「太陽圏」を脱し、なお星間物質の電子密度などを計測している...... > NASA(アメリカ航空宇宙局)の無人宇宙探査機「ボイジャー2号」は、1977年8月に打ち上げられて以来、木星、土星、天王星、冥王星での探査を経て、2018年11月、太陽系を取り囲む「太陽圏」を脱し、太陽から放出された太陽風が星間物質などと混じり合う境界面「ヘリオポーズ(太陽圏界面)」を通過した。「ボイジャー2号」に先立ち、「ボイジャー1号」も20...

火星の移住に必要な人数は何人だろうか? 数学モデルで算出される

<「他の惑星で自立的に生活するためには、何人が必要か」という問いに仏ボルドー工科大学の研究者は、独自の数学モデルによって算出した......> アメリカの起業家イーロン・マスクが率いる民間宇宙企業スペースXでは、火星の植民を視野に入れた宇宙船「スターシップ」の開発がすすめられている。 言うまでもなく、他の惑星への植民はたやすいことではない。入植者が自活するために、どのように現地の資源を取り出すのか、そのためにはどのような設備やスキルが必要となるのか、といった様々な課題を解決する必要がある。 スペース...

海王星の「ダイヤモンドの雨」を新たな手法で解析

<海王星や天王星では、超高熱・超高圧によって炭素が圧縮し「ダイヤモンドの雨」のように核に向かって奥深く沈んでいくと考えられてきたが、ドイツの研究チームはさらに研究をすすめた......> 太陽系において、海王星と天王星は、いまだ多くの謎に包まれている。これらの惑星は、水やメタン、アンモニアなど、氷のような物質の高温かつ高密度な流体が核を覆っていることから、「天王星型惑星(巨大氷惑星)」に区分される。 太陽系には、海王星や天王星のような天王星型惑星に対して、木星や土星のようにガス成分が多く、比較的密度...

約50年にわたる月探査の集大成:月の統合地質図が初めて作成される

<アメリカ地質調査所(USGS)は、NASAやアメリカ月惑星研究所(LPI)との恊働で作成した世界初の「月の統合地質図」を発表した......> アメリカ地質調査所(USGS)は、2020年4月20日、アメリカ航空宇宙局(NASA)やアメリカ月惑星研究所(LPI)との恊働で作成した世界初の「月の統合地質図」を発表した。オンラインで公開されており、無料でダウンロードできる。 「アポロ計画」以来、約50年にわたる月探査や研究活動の集大成 この地質図は、1961年から1972年までのNASAの「アポロ計画...