「宇宙」の記事一覧

トランプが宇宙開発を重視する理由……米大使、NASAアジア代表インタビュー

<トランプの宇宙政策からデブリ問題、注目の日系宇宙ベンチャーから宇宙での軍拡競争まで、米代理大使とNASAアジア代表が最新の宇宙事情を明かす> 宇宙開発が世界で花盛りだ。特に今年の夏はアメリカ、中国、そして日本のH2Aロケットを利用したUAE(アラブ首長国連邦)が相次いで火星探査ロケットを打ち上げるなど、各国の宇宙に懸ける熱量が実感される季節となった。なかでもメディアの注目度が高かった宇宙関連ニュースといえば、5月に打ち上げられた米宇宙開発ベンチャーのスペースXの宇宙船「クルー・ドラゴン」が国際宇宙...

太陽の黒点のクローズアップ 最新高解像度画像が公開された

<欧州最大の太陽望遠鏡「グレゴール(GREGOR)」は、太陽の微細構造を鮮明に撮影することに成功した...... > ドイツの研究チームによって開発された欧州最大の太陽望遠鏡「グレゴール(GREGOR)」は、2012年にスペイン領カナリア諸島テネリフェ島のテイデ観測所で設置され、2018年から、アップグレード(性能向上)のための研究開発がすすめられてきた。そしてこのほど、一連のアップグレードが完了し、太陽の微細構造を鮮明に撮影することに成功した。 太陽望遠鏡を再設計しアップグレード グレゴール太陽望...

宇宙観測史上、最も近くで撮影された「驚異の」太陽画像

<欧米共同開発の太陽探査機「ソーラー・オービター」は、これまで研究者を悩ませてきた太陽の様々な謎を解決できるか> 宇宙観測史上、最も太陽に接近して撮影した画像を、NASA(米航空宇宙局)とESA(欧州宇宙機関)が初めて公開した。 NASAとESAが共同開発した太陽探査機「ソーラー・オービター」から送られてきたこの画像では、これまで撮影されたことがなかった太陽の表面上で発生している「キャンプファイア」という現象も捉えられている。 この現象は、小規模な太陽フレアで、なぜ太陽の表面よりも外側の太陽フレアの...

宇宙の真理にまた一歩近づく、画期的なX線宇宙マップが初公開

<宇宙全体の銀河やブラックホールが発するX線を捉えたイメージ画像を、ロシアとドイツが共同事業で作成> 地上からの望遠鏡では観測が困難な、高エネルギーのX線によって天体を捉えた、画期的な「X線宇宙マップ」を研究グループが公開した。 このイメージ画像は、昨年7月にロシアとドイツが共同事業で打ち上げた宇宙望遠鏡「Spektr-RG」に搭載されたX線観測装置「eROSITA」が、182日間に渡って収集した観測データをもとに、初めて宇宙全体のマップが作成された。 マップには、これまで観測されたものの2倍にあた...

火星の移住に必要な人数は何人だろうか? 数学モデルで算出される

<「他の惑星で自立的に生活するためには、何人が必要か」という問いに仏ボルドー工科大学の研究者は、独自の数学モデルによって算出した......> アメリカの起業家イーロン・マスクが率いる民間宇宙企業スペースXでは、火星の植民を視野に入れた宇宙船「スターシップ」の開発がすすめられている。 言うまでもなく、他の惑星への植民はたやすいことではない。入植者が自活するために、どのように現地の資源を取り出すのか、そのためにはどのような設備やスキルが必要となるのか、といった様々な課題を解決する必要がある。 スペース...

ブラックホール爆弾から無限のエネルギーを取り出すのは夢じゃない

<ブラックホールに投入したエネルギーが増幅されて戻ってくる、その連鎖反応を利用した爆弾と、それを利用した発電の基礎となる物理現象を裏付ける研究が発表された> 回転するブラックホールは、周囲の時間と空間を引きずりこむほどの巨大な自然の力だ。ブラックホールをなんらかのエネルギー源として利用できないかと考えるのは当然だろう。数理物理学者のロジャー・ペンローズは1969年、まさにそのための方法として、のちに「ペンローズ過程」と呼ばれるようになる理論を提唱した。 高度に進んだ文明(異星人や未来の人類)なら、こ...

海王星の「ダイヤモンドの雨」を新たな手法で解析

<海王星や天王星では、超高熱・超高圧によって炭素が圧縮し「ダイヤモンドの雨」のように核に向かって奥深く沈んでいくと考えられてきたが、ドイツの研究チームはさらに研究をすすめた......> 太陽系において、海王星と天王星は、いまだ多くの謎に包まれている。これらの惑星は、水やメタン、アンモニアなど、氷のような物質の高温かつ高密度な流体が核を覆っていることから、「天王星型惑星(巨大氷惑星)」に区分される。 太陽系には、海王星や天王星のような天王星型惑星に対して、木星や土星のようにガス成分が多く、比較的密度...

スペースXの衛星ネットワーク「スターリンク」は、世界の情報格差を解消できるか?

<イーロン・マスク率いるスペースXでは、次世代型衛星ネットワークを構築する「スターリンク」計画を着々とすすめている......> アメリカの実業家イーロン・マスクが率いる民間宇宙企業スペースXでは、小型通信衛星を高度540〜570キロメートルの低軌道に送り込み、次世代型衛星ネットワークを構築する「スターリンク」計画をすすめている。 2020年6月3日、8回目のミッションで米ケネディ宇宙センターから約60基を打ち上げたのに続き、13日にも、9回目のミッションとして約60基を低軌道に送り込んだ。これによ...

火星の大気中に神秘的な緑の光が初めて見つかる

<火星の大気中の微量気体を観測している探査機「トレース・ガス・オービター」が火星の大気中で緑に輝く光を初めてとらえた......> 欧州宇宙機関(ESA)と露ロスコスモスによる火星探査ミッション「エクソマーズhttp://www.esa.int/Science_Exploration/Human_and_Robotic_Exploration/Exploration/ExoMars」のもとで火星の大気中の微量気体を観測している探査機「トレース・ガス・オービター(TGO)https://explora...

銀河系には36のエイリアン文明が存在する?

<英大学が知的生命体の存在に必要な条件から逆算したところ、銀河系には多くの文明が点在している可能性が浮かび上がった> 銀河系には、エイリアンの文明が30以上存在しているかもしれない──こんな研究報告が発表された。生命が存在するための条件を単純化して計算することで、この銀河にどれだけの地球外知的生命体が存在しているのかに関する「確実性の高い見積もり」をはじき出したものだ。 英ノッティンガム大学のクリストファー・コンセーリチェ率いる研究チームは、米天文学誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に発表した研究...