「宗教」の記事一覧

【動画】インド名物のホーリー祭、今年は「平常運転」?

インド各地で3月28~29日、ヒンドゥー教の伝統的なホーリー祭が開催された。 毎年恒例の行事で、別名「愛の祭り」「色の祭り」とも言われる。 この祭りの間だけは無礼講とあって、東部コルカタ(カルカッタ)でも参加者たちが身分も年齢も性別も一切関係なくカラフルな色粉や色水を掛け合い、春の訪れを祝った。 ===== 圧倒的な濃厚接触、密状態で歌って踊る人々。伝統のホーリー祭はコロナ禍でも平常運転 News Nation-YouTube...

イスラム教女生徒のヒジャブは自由か強制か インドネシアで再燃

<欧米では禁止の動きが出て論争を呼んでいるイスラム教徒女性の「ヒジャブ」。一方で圧倒的多数の国民がイスラム教徒の国では別の問題が......> 世界最大のイスラム教徒人口を擁するインドネシアで今、イスラム教徒の女性が身に着けて頭部、首、胸などを覆うスカーフ状の「ジルバブ(ヒジャブ)」をめぐる熱い論争が再燃している。 ことの発端はスマトラ島北スマトラ州パダンの中学校に娘を通わせる父親が「学校でジルバブ着用を先生から強制されるのはおかしいのではないか」とSNSを通じて訴えたことだ。 これに対して教育文化...

あのパリ教師斬首事件は、13歳女子生徒の嘘が発端だった

<女子生徒が親についた嘘が、パリを震撼させる悲劇の連鎖に発展> フランスのパリ近郊で昨年10月、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を授業中に見せた教師サミュエル・パティが首を切断され、殺害された。この衝撃的事件の発端は、13歳の女子生徒の嘘だった。 問題の授業について、女子生徒は父親にこう語った──風刺画を見せるのでイスラム教徒の生徒は教室を出るようパティが言った。でも私は逆らい、2日間の出席停止を食らった。これに父親が怒り、「パティはイスラム嫌悪」とする動画をインターネットに投稿。動画を見たアブ...

ゾウと共生する「優等生」のはずのスリランカに落第点?

<ゾウと人間の衝突による双方の犠牲者は年々増加するばかり> 日本で獣害と言えば、クマ、イノシシ、シカだろうが、スリランカでは、ゾウと人間との共生をめぐる問題が年々大きく膨らんできている。 インド洋に浮かぶ小島のスリランカ。多くの魅力が存在する国だが、海で最大の動物であるシロナガスクジラと、陸で最大の動物のゾウを一カ所で見られる珍しい場所でもある。 現在スリランカには約7000頭のゾウが生息している。1万2000頭ほどだった20世紀初頭と比べると6割にまで減少している。ゾウの主たる死因は農民による射殺...

【ルポ】全てを失ったナゴルノカラバフ住民の「涙の旅路」

<家を捨て、集団脱出。行き先は分からない──帰属先をめぐる紛争の終結で全てを失った人々が、絶望と悲劇の中で思うのは> 家財道具を積み上げた車が長い列を作り、その横をトラックが擦り抜けていく。荷台には、壁からワイヤが突き出たトタン屋根の店舗が丸ごと載っていた。 家畜をよそへ移す余裕がなかった住民はニワトリの首をはね、馬のはらわたを抜いた。冷気の中に湯気が立ち上る。家畜の群れを連れて、山道を何キロも移動した者もいる。 それは、集団脱出の悲劇的な相貌だった。 アルメニアのニコル・パシニャン首相が、6週間続...

キリスト教福音派で始まった造反がトランプの命取りに

<トランプ政権の岩盤支持層はキリスト教の保守派だが、その白人信者の間に深刻な亀裂が生じている。大統領選の鍵を握る福音派内部では何が起きているのか> 間近に迫るアメリカ大統領選、その行方を左右するキーワードの1つが「2%」だ。ある試算によれば、4年前の選挙でドナルド・トランプを圧倒的に支持したキリスト教福音派のうち2%が、もしも心変わりして民主党候補ジョー・バイデンに一票を投ずれば、トランプに勝ち目はない。 もちろん机上の計算だが、4年前のトランプが激戦州ペンシルベニアを制したときの票差は、わずか4万...

クウェート小売業組合が仏製品をボイコット 学校授業でのイスラム風刺画使用への抗議り

クウェートの小売店の生活協同組合は、表現の自由に関するフランスの学校授業で教師がイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を使用したことへの抗議として、フランス製品をボイコットしている。 70以上の事業所で構成される生協は、10月23日の回覧文書でボイコットを指示。ロイターが25日に訪れたいくつかの生協店舗では、美容製品などフランス製の日用品が既に棚から撤去されていた。 組合トップはロイターに対し、預言者ムハンマドに対する「度重なる侮辱」が理由で商品を撤去したと述べた。 イスラム教徒は、預言者のいかなる描...

ローマ教皇が13人の新枢機卿を指名 布教拡大や性的虐待のイメージ刷新など反映する人選に

ローマ教皇は25日、新たに13人の枢機卿を指名した。出身国は8カ国で、9人は、教皇の死去または退任後の後継者を決める選挙「コンクラーベ」で投票する資格があるという。残りの4人は、教会に対する長年の貢献を理由に選出されており、80歳以上であることから投票の資格はない。 指名は、サン・ピエトロ広場を訪れた人々に窓から行なった講話で突然発表された。 9人の中には、アフリカ系米国人としては初の枢機卿となるウィルトン・グレゴリー・ワシントンDC司教が含まれている。同司教は、5月のジョージ・フロイドさん死亡事件...

ニューヨーク州vs正統派ユダヤ教徒 コロナ再拡大で深まる対立

<「頻繁かつ大規模な集会」を「スーパースプレッダー・イベント」だと警告したクオモ州知事に対し、正統派ユダヤ教徒は不当な攻撃だと主張> 米ニューヨーク市で新型コロナウイルスに関する新たな規制が導入されたのに伴い、正統派ユダヤ教徒の住民らが抗議の声を上げている。規制の影響を受ける地区の多くが、彼らの居住地と重なるためだ。 クオモ州知事は10月初め、同市ブルックリン地区やクイーンズ地区などを「ホットスポット」に特定。各地区をカテゴリー分けして集会や礼拝の人数、ビジネスや学校の活動に制限を設けると発表した。...

アゼルバイジャンとアルメニアで因縁の戦いが再燃した訳

<ナゴルノカラバフの帰属をめぐる長年の紛争が解決されぬまま暴発を繰り返す背景と歴史> アルメニアが実効支配するアゼルバイジャンのナゴルノカラバフ自治州で両国の軍隊が衝突し、にわかに緊張が高まっている。 両国はいずれも旧ソ連の共和国だが、ナゴルノカラバフの帰属をめぐってソ連崩壊前から対立。ここ数年も小競り合いが多発していた。ただ、今回の衝突は1990年代のような全面戦争に発展しかねない。詳しい背景を探った。 ■過去の全面戦争とは? 同自治州の独立宣言に伴い、1992年から94年まで続いたナゴルノカラバ...