「小説」の記事一覧

壇蜜 寄稿:因果応報と百合萌えと壇蜜としての天命【人生を変えた5冊】

<壇蜜さん、あなたの5冊を教えてください――。すると彼女は、さくらももこ『マリア様がみている』に今野緒雪『マリア様がみてる』、浅田次郎『蒼穹の昴』と、本に彩られた半生を綴ってくれた。本誌「人生を変えた55冊」特集より> とても人様に自慢できるような半生を送ってはいないが、さまざまな本に「これまで」をつくってもらった自覚はしている。今からご紹介する本がなければ、今頃どうなっていたか分からない......と言っても過言ではない。 幼い頃から大人ばかりの環境で過保護気味に育てられ、共働きの両親に代わり祖父...

「別の国、人種、セクシャリティーの本で孤立の時代に共感を」デービッド・ピース

<『Xと云う患者 龍之介幻想』『TOKYO YEAR ZERO』などで知られ、日本との縁も深いイギリスの作家デービッド・ピース。欧米と異なる中国文学・日本文学の伝統から、彼自身の読書の「経験則」まで、自らを作った5冊の紹介と絡めて語った。本誌「人生を変えた55冊」特集より> 大きな影響を受けた記憶がある最初の本といえば、ロアルド・ダールの『すばらしき父さん狐』だ。今から思えば興味深いことに、読んですぐに自分なりのバージョンの物語を作りたいと感じた。7歳か8歳だった私は完全なパクリ作品を書き、セロテー...

NEWS・加藤シゲアキが愛する『ライ麦畑』と希望をもらった『火花』

<自分はジャニーズでありながら本を書いて、時々「それでいいのかな」と考えたりするんです――そんな彼に『火花』は希望をくれた。小説を読む感動の原体験、「結局、好き」な1冊......。加藤シゲアキの価値観を揺さぶった5冊を紹介する。本誌「人生を変えた55冊」特集より> 僕にとっての人生の一冊、小説を読む感動の原体験となっているのが『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(J・D・サリンジャー、『ライ麦畑でつかまえて』の邦題もあり)。そこで描かれているのが自分のことのように感じられ、共感し、とにかく没入してしま...