「感染症対策」の記事一覧

米科学者「ヒトチャレンジ」治験へコロナウイルス株製造へ 倫理面の問題も

米政府の科学者らが、健康な人に新型コロナウイルスワクチンを接種した後、意図的にコロナウイルスに感染させてワクチンの有効性を調べる「ヒトチャレンジ」臨床試験(治験)の実施を視野に、コロナウイルス株製造などへの取り組みを始めたことが、ロイターの取材で分かった。 米国立衛生研究所(NIH)傘下の国立アレルギー感染症研究所(NIAID)はロイター宛の電子メールで、こうした取り組みは予備的なもので、製薬のモデルナやファイザーが現在行っている大規模な被験者を対象とした後期治験(第3相試験)に取って代わるものでは...

仏、オフィスがクラスター発生の温床に 在宅勤務の徹底重要と専門家

フランスの感染症の専門家は13日、職場やオフィスが新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)の主要な温床になっており、企業ができるだけ従業員の在宅勤務を徹底することが重要と訴えた。 保健当局が毎週発表している統計によると、5月9日以降に発生したクラスターは609件で、発生場所は公営・民間企業が22%、医療機関が16%、大家族が14%となっている。統計に福祉施設などは含まれていない。 ピチエ・サルペトリエール病院(パリ)の感染症責任者、エリック・コーム氏はフランス・アンフォ・ラジオに対し「職場クラス...

バイデン、全州知事にマスク着用義務化呼びかけ「今後3カ月間、屋外ではマスク着用すべき」

11月の米大統領選で野党民主党の大統領候補指名が確定したバイデン前副大統領は13日、全州の知事に対し、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するためマスク着用を義務化するよう呼びかけた。米国では、新型コロナで16万5000人以上が死亡、感染者は520万人以上に達している。 副大統領候補への起用を決めたカマラ・ハリス上院議員とともに選挙戦2日目を迎えたバイデン氏は、地元デラウェア州ウィルミントンでの公衆衛生アドバイザーらとのオンライン会議後、この呼びかけを行なった。 同氏は、「今後3カ月間、屋外ではすべて...

米ディズニーワールド、施設外にコロナ検査所を設置へ 会社側が労組要求に応じる

米フロリダ州ディズニーワールドの従業員向け新型コロナウイルス対策が十分でないとして、ウォルト・ディズニーに対して労働組合が定期的なウイルス検査を求めていた問題で、労組は12日、会社側が要求に応じたと発表した。 園内で行われるショーに出演する従業員は、出演中に他の従業員のようにマスクを着用することができないため、定期的なウイルス検査の実施を求めていた。 ディズニーは、ディズニーワールドの外のスペースを利用して、フロリダ州衛生当局が従業員と一般の人を対象にウイルス検査を行う場所を設けると説明。「われわれ...

ロシアの新型コロナワクチン、ブラジル南部パラナ州が生産で合意

ブラジル南部のパラナ州は12日、ロシアが認可した新型コロナウイルス感染症ワクチンの生産に関する覚書に署名した。これを受け、パラナ技術研究所(TECPAR)は同日、2021年下期までに同ワクチンを生産するとの見通しを示した。 ロシアのプーチン大統領は11日、保健省が国内で開発された新型コロナ感染症ワクチンを認可したと発表した。新型コロナワクチンは世界初となるが、最終段階の臨床試験(治験)が続く中で認可されており、専門家らは安全性を疑問視している。 TECPARはブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)が...

ロシア政府「承認した新型コロナワクチン、2週間内に医師らへ接種」

ロシア政府は12日、同国が認可した新型コロナウイルス感染症ワクチンを一部医療関係者に2週間以内に接種することが可能だと発表した。また早急な認可に対し、このワクチンが安全性に欠けるとの批判がでていることについては「根拠がない」と一蹴した。 プーチン大統領は11日、保健省が国内で開発された新型コロナウイルス感染症ワクチンを認可したと発表した。 このワクチンは臨床試験の最終段階を完了しておらず、有効性を示したのはわずか10%程度に過ぎないことから、複数の科学者が、ロシア政府は安全性よりも国家の威信に重きを...

新型コロナ感染、重症化しなくても長く辛い後遺症 医療費膨張のリスクも

胆嚢手術からの回復を待ちつつ、ニュージャージー州フォートリーの自宅で静養していた72歳のローラ・グロスさんは、3月下旬、再び体調の悪化を感じた。 喉と頭、目の痛みに加えて、筋肉や関節の疼きも続く。まるで霧のなかに閉じ込められているようだった。診断された病名はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)。それから4カ月経っても、症状はなお残っている。 グロスさんはかかりつけの医師や、循環器科、呼吸器科、内分泌科、神経科、消化器科などの専門医の診察を受けた。しかし、「4月から頭痛が続いている。微熱も一向...

トランプ、コロナワクチン供給でモデルナと1億回分15億ドルで合意 他社と合わせ5億回分確保

米政府は、バイオ医薬大手の米モデルナが開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、約15億ドルで1億回分の供給を受けることで同社と合意した。ホワイトハウスとモデルナが11日に発表した。 米政府は、国内で年末までにコロナワクチン提供を目指す「ワープ・スピード作戦」の下、過去数週間に複数企業のワクチン候補について数億回分の供給で合意している。 モデルナのワクチン価格は、2回投与方式で1人当たり約30.50ドルの計算となる。 英アストラゼネカは米政府から研究・開発資金の支援を事前に受ける代わりに比較的低い...

ロシア、新型コロナウイルスのワクチン認可 世界初、安全性に疑問も

ロシアのプーチン大統領は11日、保健省が国内で開発された新型コロナウイルス感染症ワクチンを認可したと発表した。新型コロナワクチンは世界初。2カ月弱の臨床試験(治験)で認可された。 ワクチンはガマレヤ国立研究所が開発。安全性や効能を確認する最終段階の臨床試験が続行中だが、当局の認可で、集団接種の道が開かれた。 スピード認可は世界的なワクチン競争で先んじるというロシアの決意を示しているが、科学や安全性よりも国の威信を優先しているのではないかとの懸念もある。 ロシア政府系ファンドの責任者であるキリル・ドミ...

WHO「歯科定期検診は先送りを、エアロゾル感染めぐり研究必要」

世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が抑制されている地域で歯科医院が再開していることに伴い、空気中を漂う微粒子「エアロゾル」を介した新型コロナ感染から患者やスタッフを守る必要があるとの見解を示した。 WHOは、エアロゾル発生の可能性がある処置についてより多くの研究が必要と指摘。現時点で歯科医院の治療椅子から新型コロナに感染したというデータはないが、エアロゾルに関する研究対象には口内に風や水をかけるスリーウェイシリンジや歯の表面をきれいにする超音波洗浄装置、...