「投資」の記事一覧

日経平均は強もちあい アナリストはこうみる

日経平均は強もちあい。2万3000円が意識される水準まで上昇した後は、足踏み状態となっている。市場関係者の見方は以下の通り。 東海東京調査センター シニアストラテジスト 中村貴司氏 マーケット関係者の中では、ショートポジションが積み上がった状況から、6月限メジャーSQ(特別清算指数)算出まで高く、日経平均で2万3000円台の相場にというのがコンセンサスになっているが、そうした想定を上回るアップサイド・リスクがあるとみている。 現在は買い戻しが中心で、騰落レシオ、RSIなど過熱感を示すテクニカル指標の...

アフターコロナの景気はどうなる? 景気判断の経済指標をイチから解説

<投資をするなら知っておきたい、景気の現状を理解するための基礎知識。新型コロナウイルスのインパクトはリーマンショック以上とも言われるが、実際のところ、どうなのか。いつまで続くのか> コロナ後の景気を見通す 株の世界だけでなく日常生活でもよく話題に上る「景気」ですが、具体的には、経済活動全般の動向のことを意味します。では、それを具体的にどうやって判断するか、ちゃんと理解しているでしょうか? 個人の主観や印象では判断がバラバラになり、経済や相場の先行きを見通す参考になりません。 景気の良し悪しは「経済指...

「損切りの科学」:グーグルが活用する学知でコロナ危機を乗り越える

<コロナ不況時の資産売却で損しないためには、オークションや料金設定に応用されている「メカニズムデザイン」を生かす手もある。本誌「コロナ不況に勝つ 最新ミクロ経済学」特集より> いかにしてコロナ騒動を生き抜くか。楽しい問いではない。何かを得るというよりは、いかに損失を減らすかという問いだからだ。失業や倒産のニュースは連日相次いでいる。疫病にはかからずとも経済的には死に得るというのが、新型コロナウイルスの恐ろしいところである。 お金に困窮することの弊害は2つある。1つ目は単純に、お金がないとモノやサービ...

根拠なき米国株上昇 市場が織り込む過度な景気回復期待

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界の経済活動が止まった2カ月ほど前には考えられなかったことだが、米S&P総合500種は26日、心理的な節目の3000ポイントを一時的に突破した。3月の安値から37%も値上がりした形だ。 しかし株式市場は、今のところデータの裏付けがない景気回復を織り込んでしまったかもしれない。一部の市場参加者は、株高は水準とスピードの両面で行き過ぎていると警鐘を鳴らしている。 相場上昇の背景には(1)米連邦準備理事会(FRB)と他の主要中銀による異例なほどの積極的金融緩和(2)米...

コロナ禍での「資産運用」に役立つ行動経済学(3つのアドバイス)

<「ナッジ」など斬新な理論は、投資判断から公的政策まで、賢いコロナ対応を促す。個人資産を守るにはどうすべきか。「コロナ不況に勝つ 最新ミクロ経済学」特集の記事「ポストコロナを行動経済学で生き抜こう」から一部を抜粋> 経済政策の立案から資産運用、プロスポーツチームの成績分析まで。筆者はこれまで、行動経済学の知見を生かして多種多様な課題を解決するお手伝いをしてきた。コロナ禍のさなかに出てきたさまざまな問題の解決にもこの知見を生かさない手はない。 経済学が伝統的に採用してきたのは、合理的に自己利益の最大化...

個人のFX取引が活況、テレワークが後押し 人気はメキシコペソ

個人投資家の外国為替証拠金取引(FX)が活況を呈している。新型コロナウイルス懸念による大きな相場変動が収益期待を高めていることに加え、在宅勤務の広がりも顧客のすそ野拡大につながっているという。最近人気の投資先はメキシコペソだ。 4月取引高は前年比倍増、勢い衰えず 金融先物取引業協会によると、会員54社を通じた4月の取引金額は513兆円と、2008年の統計開始以来4番目の規模となった。過去最大となった3月の1015兆円からは減少したが、前年比では倍増。3カ月連続の取引増は17年秋以来のことだ。 3月の...

コロナショック後はマンションの買い時か──新築・中古マンションの価格推移から考える

<世界経済を揺るがすコロナショックで、マンションが買いやすくなるかもしれない。新築と中古で異なる販売価格決定のメカニズムを知っておくとタイミングもわかりやすくなる> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2020年4月27日付)からの転載です。 これまで首都圏の新築マンション価格は上昇を続けてきた。(株)不動産経済研究所によれば、2019年の1戸当たりの平均価格は5,980万円(前年比+1.9%)、面積当たりの単価は7年連続上昇の87.9万円/m2(同+1.2%)となった。7年前(2012年)の...

「危機に強い金相場」、コロナショックでも通用するか

昔から「金は危機を愛する」という相場の格言がある。投資家が資金の逃避先を求める中、今年の金相場は年初来で13%上昇し2012年以来の高値を付けた。一段の上昇を見込む声も多い。格言はこれまでのところ、新型コロナウイルス危機でも通用するように見える。 もっとも個人も政府も収入の落ち込みを目の当たりにしている。伝統的に金の買い手であるインドや中国の消費者は購入を減らし、各国の中央銀行も金購入を削減している。こうした需要がなければ、金の一段の上昇を維持するのは難しいかもしれない。 金は経済混乱、資産や通貨の...

新型コロナウイルスが蝕む孫正義の夢 10兆円の巨大投資ファンド、投資先の大半に問題抱える

新型コロナウイルスの猛威が続く中、世界的なハイテク帝国を築くという孫正義ソフトバンクグループ会長の夢が崩れ去りつつある。 孫氏が設立した1000億ドル(約10兆7000億円)規模の巨大投資ファンド、「ビジョン・ファンド」が新型コロナ流行の影響で損失を広げているためだ。 ロイターの分析によると、ビジョン・ファンドの資本の半分以上はウイルス感染の拡大で打撃を受けている新興企業やそれ以前から問題が表面化していた新興企業に投じられている。大口投資先が直面する問題は同ファンドの先行きに待ち構えるさらなる試練を...

モノ言う株主の米バリューアクト、1200億円規模の任天堂株保有「世界のデジタルメディアサービス最大手に成長期待」

米アクティビスト(物言う株主)のバリューアクト・キャピタル・マネジメントは投資家向けのレターで、11億ドル超に相当する任天堂株を保有していると明らかにした。ロイターがレターを閲覧した。エンターテインメント企業としての今後の成長に期待感を示した。 同レターによると、バリューアクトは2019年4月に任天堂株を取得し始め、新型コロナウイルス感染拡大を背景に株式相場が急落した今年2月と3月に保有株を増やした。 レターでは、任天堂の将来は明るいと指摘し、ソフトウエア事業の潜在成長力を評価したほか、同社は総合的...