「抗議デモ」の記事一覧

「腐敗と格差を助長する」ビットコインの法定通貨化に動揺する人々

中米エルサルバドルは9月7日、暗号資産(仮想通貨)のビットコインを世界で初めて法定通貨として導入。 この政策が腐敗と格差拡大の温床になると抗議する人々が首都サンサルバドルで声を上げた。 政府はスマートフォンアプリを通じて全国民がビットコインを手軽に使えるようにすると言うが、定着まで混乱が続きそうだ。 ===== 人口3000人、サーファーに人気のエル・ゾンテ村がビットコインで地域経済を回すプロジェクトの「実験場」に Bitcoin Beach El Salvador-YouTube...

ペルー新大統領は無名の元小学校教師、フジモリ長女破る

<左派のマルクス主義政党「ペルー・リブレ」から立候補したペドロ・カスティジョの支持率は、4月の大統領選前には1桁だった> 7月28日、ペルーに新大統領が誕生した。6月6日に行われた大統領選の決選投票から2カ月近くがたつなか、就任したのは元小学校教師で左派のマルクス主義政党「ペルー・リブレ」が擁するペドロ・カスティジョだ。 無名ともいえるカスティジョの大統領就任は、ほぼ誰も予想していなかった。彼の支持率は4月の大統領選前には1桁だったが、投票では予想外の19%近くを獲得してトップに立ち、後を追うフジモ...

汚職疑惑に健康不安 ボルソナロは退院してもなお窮地

<ブラジル国内ではボルソナロの弾劾を求めるデモが相次いでおり、次期大統領選での再選は難しいとの声も> 新型コロナウイルス対策の不手際とワクチン調達をめぐる汚職疑惑で窮地に追い込まれたブラジルのボルソナロ大統領に、健康不安が追い打ちをかけている。 7月7日、ラジオ番組に出演したボルソナロは「しゃっくりが5日間続いている」と明かし、歯科治療に伴う服薬が原因との考えを示した。その後もしゃっくりは治まらず、腹痛の症状も表れたため、14日朝に首都ブラジリアの軍病院に検査入院。その日のうちに、腸閉塞の緊急手術の...

「顔撮影・拡散は禁止」警察守る法案に、パリ市民は断固NO

フランス与党が提出した警察権限を強化する法案に対して、パリの国会議事堂前で3月16日、人々が抗議の声を上げた。 監視カメラやドローンの使用によって捜査能力が増強される一方で、市民が警察官の顔を撮影して拡散することは制限される。 成立すれば警察による暴力を告発しにくくなるとの不安から、昨年末以来、デモが激化。人々の怒りは静まらず、今も各地で抗議行動が広がっている。 ===== 思い思いのプラカード、シュプレヒコール、発煙筒で猛抗議するパリ市民(3月16日) Ruptly-YouTube...

ミャンマーで中国資本の工場に放火、クーデターや弾圧を非難しない中国に反発も

<軍事クーデターに反対する人々に対する激しい弾圧が続くミャンマーで、国軍を支持していると疑われる中国に対する怒りも燃えている> ミャンマーにある中国資本の工場が複数放火された事件が3月14日に起きたのを受け、中国外務省は翌15日にミャンマーの軍事政権に対し、同国に住む中国人たちの安全を確保するよう要求した。ミャンマーでは、民主化と反クーデターを訴える抗議デモに対する弾圧が強まっている。 3月14日には、デモ隊や警官など少なくとも38人が死亡した。国民によって選出された民主政権を退陣させるためのクーデ...

マスクを燃やせ!米アイダホ州で着用義務化に抗議 小さな子供も

<アメリカの一部で新型コロナ対策としてマスク着用が義務化されるなか、反発してマスクを燃やすデモが行われた> 3月6日の朝、アイダホ州の州都ボイシにある州議会議事堂の階段で何十人もの親が、新型コロナウイルス対策としてマスク着用を強制されることに反発する「マスク着用反対」の抗議運動を行い、幼い子供たちにマスクを燃やさせた。 6日に行われたマスクを燃やす運動「#フリーアイダホ」のイベントに先立って、アイダホ州議会下院で、共和党議員が提案したマスク着用の義務化を将来にわたって違法にする法律が僅差で可決された...

【世論調査】ロシア反政府デモ、肯定派は半年で半減?

ロシア政府による抗議デモへの弾圧は、人々の意志をくじくのに成功している。 反体制派の指導者アレクセイ・ナワリヌイの釈放を求め、1月23日~2月2日に3度行われたデモでは1万1000人以上が逮捕され、デモ隊に暴力を振るう警察の動画も拡散された。 そんななか世論調査会社レバダセンターが1月29日~2月2日に行った調査では、今後の抗議行動に参加すると答えた人は15%と、昨年11月の19%から4ポイント減少。政治的抗議を肯定的にみている人も、昨年8月の47%から22%に激減している。 反政府デモの機運がしぼ...

ロシアの政権転覆が成功しない理由──ナワリヌイとエリツィンは違うから

<毒殺されかけ、ロシア帰国後に逮捕された反政府活動家ナワリヌイの釈放を求めて、何万もの市民が抗議デモを行っている。しかし、それがプーチン独裁の終焉につながる可能性は極めて低い> 厳寒のロシアで、何万もの市民が街頭に繰り出した。去る1月23日のこと、反政府派の著名活動家アレクセイ・ナワリヌイの即時釈放を求める抗議デモだった。 ナワリヌイは5カ月前、化学兵器に使われる神経剤ノビチョクで毒殺されかけ、ドイツで治療を受けていたが、1月17日に帰国した途端に逮捕された。今は首都モスクワ市内に収監されており、こ...

シリアの希望はそれでも死なず──民主化を夢見たアラブの春から10年

<内戦とテロの嵐が吹き荒れ、腐敗体質と独裁が復活──大量の難民が発生したが自由を求める戦いは終わらない> 小学5年生のときだった。学校当局の指示で授業を早めに切り上げ、シリアのバシャル・アサド大統領をたたえる歌を歌いながら首都ダマスカスの通りを行進することになった。この日の集会には大統領その人も姿を見せた。 長い行事が終わり、家に帰ると、私は興奮気味に父に話した。「大統領はね、サルみたいに耳がでかかったよ!」 軍の将校だった父は笑うどころか、私に平手打ちを食らわせた。このとき父に言われたことは一生忘...

黒人住宅街「富裕化」に猛抗議するレッドハウスの住民たち

米オレゴン州ポートランドの街角でソファに座るのは、黒人居住区からの強制退去に抗議する人々だ。 この地域では「都市の富裕化」が進んでおり、裁判所も差し押さえを理由に、黒人と先住民の一家に65年間住んでいた家から退去するよう命令。 その家は「レッドハウス」の名で、住民たちによる激しい抗議活動のシンボルとなっている。 <2020年12月29日/2021年1月5日号掲載> ===== 抗議活動のシンボルとなっている「レッドハウス」 KGW News-YouTube...