「日本外交」の記事一覧

ベトナム訪問の菅首相、フック首相と防衛装備の技術移転で合意

加藤勝信官房長官は19日午後の会見で、日本とベトナムが防衛装備品の技術移転協定の締結で合意したことに関連し、この協定は特定の国や地域を念頭に置いていないとの見解を示した。 加藤官房長官は、どの装備品を対象にするかについてはコメントを避けた上で「特定の国や地域を念頭に置いたものではない」と語った。 ベトナムを訪問中の菅義偉首相は19日午前、フック首相と会談し、防衛装備品の技術移転協定を締結することで実質的に合意。菅首相は「ベトナムは自由で開かれたインド太平洋を実現する上で要。日本は今後ともこの地の平和...

米中対立で試される菅外交のバランス感覚──超大国の狭間で日本が決断を強いられる日

<象徴的な意味合いの習近平訪日より、米中対立絡みで近くアメリカが求めるであろう「技術」「安全保障」に関する2つの要求によって、日本ははるかに難しい局面を迎えることになる> 安倍晋三の突然の首相辞任は、彼のレガシーについて多くの不透明な問題を残した。その1つが、米中の対立が激化するなかで地政学的なバランスを取ってきた安倍の戦略を、後任の菅義偉が受け継げるかどうかだ。 米中両国は日本の平和と繁栄にとって極めて重要な存在だ。アメリカは日本の安保の「保証人」であり、2番目に大きな貿易相手国。中国は最大の貿易...

スリランカ、日本支援のLRT整備計画を停止 大統領が事業費に懸念か

スリランカは、首都コロンボの交通渋滞を緩和するため日本の資金援助で進めていた次世代型路面電車(LRT)整備計画を一時停止した。スリランカ政府高官が24日、ロイターに明らかにした。 LRT計画は15億ドル規模で、このうち国際協力機構(JICA)が借款を通じ14億ドルを支援する。 地元メディアによれば、ラジャパクサ大統領は、LRT事業の費用が高額であるとして、計画を取りやめるよう運輸当局宛てに書簡を出したという。 同高官は、他の数プロジェクトも同様の理由で一時的に中断していると述べた。[ロイター]Cop...

安全保障は安倍路線を引き継がない……菅外交の不透明なこれから

<外国首脳とすぐに打ち解けるタイプではなく、安全保障上の制約打破を目指した安倍前首相のような欲求もない。菅の登場で米中はどう動く?> 日本の新首相となった菅義偉は、農家出身の地味な政治家。政策面では、前任の安倍晋三の路線をほぼ継承するとみられている。 しかし安全保障政策については、日本の防衛力を高めるために安倍と同様の努力をするとは限らない。安全保障面で日本の姿勢はどう変わるのか。中国やアメリカはこの点に注目している。 菅は安倍のように政界の名門の出ではない。国際舞台でおなじみの顔になった安倍とは違...

台湾・蔡英文総統、菅首相と電話会談予定せず 森元首相の「電話会談」発言めぐり中国が懸念

台湾を訪問した森喜朗元首相が、蔡英文総統との電話会談に前向きな姿勢を示す菅義偉首相の言葉を伝え、中国が懸念を示したことを巡り、蔡氏は20日、菅氏との電話会談は予定していないと述べた。 7月に死去した李登輝元総統の告別式に参列するため訪台した森元首相は18日、蔡総統と会談し、機会があれば電話などで話したいとの菅首相の言葉を伝えた。 中国外務省は19日夜、日本側に説明を求めたところ、そのようなことは「決して起きない」との説明があったと明らかにした。 蔡氏は20日、記者団に対し、この件について森氏と話して...

菅=トランプ初会談 同盟強化やコロナ対策の連携で一致

菅義偉首相は20日夜、就任後初めてトランプ米大統領と電話会談し、日米同盟の強化や北朝鮮問題、新型コロナウイルスで緊密に連携していくことで一致した。 菅首相は会談後、記者団に対し、「トランプ大統領から日米同盟を一層発展していこうと要請をいただいた」と説明。「私からも、日米同盟は地域の平和と安定の基盤だと申し上げ、お互いに連携していこうということで一致した」と述べた。 さらに、「北朝鮮問題、新型コロナウイルス対策でも緊密に連携することで一致した。大統領からは24時間、いつでも何かあったら電話してほしいと...

安倍晋三の真価とは……日本は「あまり愛されなかったリーダー」を懐かしく思い出すかもしれない

<米中との関係を改善しつつ同時にバランスを取る離れ業をやってのけた安倍に代役はいない。また首相が次々に入れ替わる「回転ドア」の時代に逆戻りするのか> 日本の安倍晋三首相は8月28日に辞任を表明し、歴代最長政権の幕を引いた。在任中の安倍は世界第3位の経済大国を一定の成長に導き、トランプ米大統領と特別な関係を築き、強大化する中国を意識して防衛力の増強に努めた。 突然の辞任表明は側近にとっても驚きだった。同盟国アメリカと最大の貿易相手国である中国との対立が激化するなか、日本の将来は不透明さを増すことになる...

安倍首相の辞任表明に対する海外の反応は?

安倍晋三首相は28日、辞任を表明した。首相は会見で、持病が再発したことを明らかにし「国民の負託に自信持って応えられない以上、総理の職を辞することにする」と語った。 以下は、海外要人の反応。 英国のジョンソン首相 安倍氏は日本の首相として、日本のため、そして世界のために素晴らしいことを成し遂げた。安倍首相の下で、英日の通商、防衛、文化面での関係は強化された。長年の務めに感謝すると同時に、健康を祈る。 ロシア大統領府のペスコフ報道官 ロシア大統領府は、安倍首相が辞任を決意したことを残念に思う。プーチン...

「韓国はWTO手続きを止め、対話のテーブル戻ること強く求めたい」梶山経産相

梶山弘志経済産業相は30日の閣議後会見で、日本の貿易管理厳格化に対して、韓国が世界貿易機関(WTO)に紛争処理小委員会(パネル)の設置を求めていることについて、「輸出管理政策対話を再開できるようにWTO手続きを止め、対話のテーブルに戻ることを強く求めたい」と述べた。 29日に開かれたWTOでは、日本は韓国のパネル設置要請に反対を表明、設置は見送られた。ただ、次回7月の会合では、設置が決まる見通しだ。日本側は、輸出管理の運用見直しはWTO協定に整合的であり、サプライチェーンに影響を及ぼすようなものでは...

北朝鮮非核化に米中韓で温度差 国際社会まとめる努力必要=茂木外相

茂木敏充外相は28日、NHKの日曜討論で、北朝鮮の非核化を求める点で米中韓は一致しているが、非核化の見返りについては温度差があると指摘、対北朝鮮で「国際社会をまとめる努力が必要」と強調した。 茂木氏は「朝鮮半島の非核化について、米国も中国も韓国も同じ立場と思っているが、一部で制裁を緩和しないと(北朝鮮が非核化に向けて)動かないとの議論もある」と指摘、「もう一回国際社会をまとめいく努力が必要だ」と語った。「先日もポンぺオ国務長官と電話会談し、しっかり北朝鮮問題で連携を取ることを確認した。中国の王毅外...