「日本」の記事一覧

社名変更でスベったフォルクスワーゲンに読ませたいジョーク本

<フォルクスワーゲンが「エイプリルフール」ネタで炎上した。コロナ禍の今こそ「笑い」が大切だと思うが、あれはちょっと......> 先週、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが発表した。電気自動車(EV)シフトを進めるため、電圧の単位「ボルト」を取り入れ、アメリカ法人の社名を「ボルツワーゲン」に変更する――。 投資家は社名変更を歓迎し、株価は約5%上昇した。 しかし、社名変更は嘘。フォルクスワーゲンが仕掛けたエイプリルフールのネタだったのだ。 混乱を引き起こし、怒る記者も出てきたりして、結局、フ...

茂木外相は王毅外相に、本当は何と言ったのか?

日本の報道によれば5日、茂木外相は相当に厳しいことを言ったことになっているが、中国の正式報道によればその逆で相当に中国寄りだ。来週の日米首脳会談の対中強硬本気度が問われる。 日本の外務省の報道 4月5日午後18時、茂木外相は、王毅外相(兼国務委員)と1時間半にわたって電話会談を行った。日本の外務省の報道によれば、概ね以下のようになっている。 1.両外相は、来年の日中国交正常化50周年に向けて幅広い分野で交流・対話が進むことを期待した。 2.茂木外相は中国海警による尖閣領海への侵入、中国海警法、南シナ...

【コロナルポ】若者が感染を広げているのか? 夜の街叩きに火を着けた専門家の「反省」

<感染症対策の名のもとで特定の産業や人々が差別され、排除すら望まれる──歌舞伎町と若者たちにはそんな視線が向けられていた。ノンフィクションライター石戸諭氏が、世代間分断を生んだ専門家に迫る> (本誌2020年8月4日号「ルポ新宿歌舞伎町『夜の街』のリアル」特集から全文を2回に分けて転載。本記事はその後編です) ※ルポ前編はこちら:【コロナルポ】歌舞伎町ホストたちの真っ当すぎる対策──「夜の街」のリアル 取材に応じた「キーマン」 ファクトとエビデンスは、時に差別にお墨付きを与える。「夜の街」「若者」で...

【コロナルポ】歌舞伎町ホストたちの真っ当すぎる対策──「夜の街」のリアル

<クラスター発生報道でやり玉に挙がった新宿歌舞伎町のホスト。彼らは本当に「けしからん」存在なのか──ノンフィクションライターの石戸諭氏が、名指しされた人々の声を集めた> (本誌2020年8月4日号「ルポ新宿歌舞伎町『夜の街』のリアル」特集から全文を2回に分けて転載。本記事はその前編です) 新宿区長の吉住健一が、すがるような思いでフェイスブックのメッセンジャーを起動させたのは2020年6月1日のことだった。5月25日の緊急事態宣言解除後に、彼は2014年の区長初当選以降、最大の危機を迎えていた。 吉住...

台湾防空圏に侵入繰り返す中国軍機、単なる脅しから日本も巻き込まれかねない実戦モードか

<台湾はすべて中国のものだ──3月29日に台湾の領空を侵犯した中国空機のパイロットは、台湾からの警告にこう返答した> 台湾とその周辺の空域は「すべて中国のものだ」──3月29日に台湾の領空に侵入した中国空軍の戦闘機パイロットは台湾からの警告にこう言った、と地元メディアが報じた。中国空軍は、この3月、頻繁に台湾の領空に侵入している。 この言葉は、台湾南西部の防空識別圏(ADIZ)に進入した中国軍機と、それを迎え撃つ台湾空軍機のパイロットの間で現地時間10時4分に交わされたやりとりの一部。録音された会話...

暴力団は残るも地獄、辞めるも地獄。一般人はそれを「自分には関係ない」と言えるか

<『だからヤクザを辞められない』の著者は、元暴力団員から生きる権利を剥奪するのは行き過ぎではないかと指摘し、疑問を投げ掛ける> 『だからヤクザを辞められない――裏社会メルトダウン』(廣末 登・著、新潮新書)の著者は研究者であり、ノンフィクション作家。暴力団の研究に携わるなか、知り合った元暴力団員や現役の組員から「暮らしにくい世の中になった」と聞くようになったと振り返る。 兆候が見えはじめたのは、暴力団排除条例が福岡県で最初に施行され、全国の自治体がそれに倣って暴排強化を始めた2010年以降のこと。「...

コロナ禍におけるアイドルの握手会の変化

*この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2021年3月3日付)からの転載です。 大打撃を受けたエンターテインメント産業 新型コロナウイルスの流行は、多くの産業に打撃を与えた。その中でもエンターテインメント産業は苦渋の時を過ごしている。エンターテインメント産業における多くのコンテンツに共通して言えることは、エンターテイナーと消費者(顧客)が対面もしくは同じ空間を共有すると言う点である。これらコンテンツは以下の5つの特性をもっていると筆者は考える。 (1) 無形性・・・・提供されるサービス(コンテンツ...

日本語は本当に特殊な言語か?

<「日本語は特殊な言語である」という言説は果たして正しいのか。言語学的に言えば、ありふれた言語の1つに過ぎない。だが日本語には「音声だけでは十分に機能しない」という特徴がある> 「日本特殊論」は古くから存在する。それは「日本すごい!」という優越感としての特殊論もあれば、「日本はダメだ」という劣等感からの特殊論もある。その中でもメジャーなものの1つが、日本語の特殊論であろう。 「日本語は特殊な言語である」という言説を、わたしたち日本語話者は、誰もが聞いたことがあるはず。しかし、何が特殊なのか? 言語学...

カギは「災害医療」 今、日本がコロナ医療体制を変える最後のチャンス

<このコロナ患者数で救急搬送困難はおかしい――硬直した日本の医療制度を工夫で乗り越える医療従事者たちを石戸諭氏が訪ねて見えた「新しい医療体制」とは> (本誌2021年3月2日号「ルポ新型コロナ 医療非崩壊」特集から全文を2回に分けて転載。本記事はその後編です) ※ルポ前編はこちら:医療崩壊を食い止めた人々がいた──現場が教えるコロナ「第4波」の備え方 ■Case3:街場のコロナ医療 2人の街の医師は期せずして同じ言葉を口にした。「未知の感染症だった新型コロナは、専門家の解明によって既知の感染症になっ...

医療崩壊を食い止めた人々がいた──現場が教えるコロナ「第4波」の備え方

<大病院から介護施設、開業医や救急医療まで、新型コロナウイルスの専門家でなくとも患者を救い続けた人々の知恵とは。石戸諭氏が現場を訪ね歩いた> (本誌2021年3月2日号「ルポ新型コロナ 医療非崩壊」特集から全文を2回に分けて転載。本記事はその前編です) 一体なんのための緊急事態宣言だったのか。新型コロナウイルスの感染拡大で「医療体制」が逼迫しており、現場の負担を軽減させるためだったはずだ。メディア上では、現場を知る人々が「医療崩壊だ」「原点に立ち返り感染者数を下げろ」と「警告」を発している。 片や、...