「映画」の記事一覧

「レオ様」激似の顔を持つ男…その数奇な運命と、たどり着いた境地

<行く先々でうり二つと言われてウンザリもしたが、ファンが喜ぶ顔を見て今の仕事を続けることに> 「似ている、そっくりだ」と言われだしたのは『ギルバート・グレイプ』が全米公開された1993年頃からだ。自分でも映画を見に行って、「確かに」と思った。 以来、レオナルド・ディカプリオがスターダムを駆け上がるにつれ、会う人たちに言われるようになった。「うり二つだ、他人とは思えない」 ディカプリオ主演の『タイタニック』が大ヒットすると、事態はさらにエスカレートした。当時私は20代初め。サンフランシスコに住んでいた...

中国系スーパーヒーローが活躍するマーベル新作映画が中国当局の気に障った理由

<「反中」要素はないはずなのに──巨大市場の興行収入を期待していたマーベルの親会社ディズニーの大誤算> マーベル・スタジオの新作映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は、北米ではレーバーデーの祝日を含めた9月第1週の週末にオープニング興行収入で歴代トップを記録、快進撃を続けている。 中国系のスーパーヒーロー、シャン・チーの宿命の戦いを描いたこの映画、なぜか中国では検閲当局の許可が一向に下りず、公開の目処が立っていない。スクリーンに炸裂するカンフーアクションを楽しみにしていた中国のマーベルコミック...

あの名作映画『フィールド・オブ・ドリームス』が現実に!=MLB

アイオワ州で初めてとなるメジャーリーグ公式戦が8月12日、1989年の映画『フィールド・オブ・ドリームス』のロケ地に作られた特設球場で行われた。 ニューヨーク・ヤンキースとシカゴ・ホワイトソックスの選手は復刻デザインのユニフォームを着て、映画のワンシーンさながらにトウモロコシ畑の中から入場。 試合はホワイトソックスが9対8で勝利した。 ===== ケビン・コスナーが両チームを先導! オープニングイベントの様子 MLB-YouTube...

インド映画界には、撮影監督として引っ張りだこの日本人がいる【世界が尊敬する日本人】

<2014年の映画『メアリー・コム』の撮影監督として一躍有名になり、さまざまな作品を撮り続ける中原圭子。ボリウッドで働くとはどういうものなのか、インタビューした> ※8月10日/17日号(8月3日発売)は「世界が尊敬する日本人100」特集。CHAI、猪子寿之、吾峠呼世晴、東信、岩崎明子、ヒカル・ナカムラ、菊野昌宏、阿古智子、小澤マリア......。免疫学者からユーチューバーまで、コロナ禍に負けず輝きを放つ日本の天才・異才・奇才100人を取り上げています。 「映画監督は自分のスタイルを持っていないとい...

日本の元セクシー女優、フィリピンに遊びに行ったら人生が急展開した

<中華圏や東南アジアで高い人気を誇る小澤マリア。女優業を引退後、新宿・歌舞伎町でラウンジバーを経営しながらストリップダンサーとしても活動していたが、思わぬ転機が訪れた。大らかなフィリピンを愛し、愛されてきたその半生> ※8月10日/17日号(8月3日発売)は「世界が尊敬する日本人100」特集。市川海老蔵、CHAI、猪子寿之、吾峠呼世晴、東信、岩崎明子、ヒカル・ナカムラ、菊野昌宏、阿古智子......。免疫学者からユーチューバーまで、コロナ禍に負けず輝きを放つ日本の天才・異才・奇才100人を取り上げて...

誰にも聞こえない周波数で歌う世界一孤独な「52ヘルツのクジラ」の謎

<仲間には聞こえない声で呼び掛けを続ける「52ヘルツのクジラ」とその正体を探究する科学者たちの物語> クジラの「歌」は震えが来るほど感動的で、かつ最高に神秘的なコミュニケーションの手段だ。でも、その歌が誰にも届かないとしたら? ジュシュア・ゼマン監督の新作ドキュメンタリー『最高に孤独なクジラ「52」を探して(The Loneliest Whale: the Search for 52)』は、独特の周波数(たぶんほかのクジラには聞き取れない)で歌う一頭のクジラと、その謎を追った科学者たちの物語だ(英語...

コン・ユ&パク・ボゴム主演の話題作『SEOBOK/ソボク』のイ・ヨンジュ監督に聞く

<人類初のクローン人間と余命宣告を受けた元情報局員の運命を描く韓国映画『SEOBOK/ソボク』のイ・ヨンジュ監督が語った俳優と監督の関係、『建築学概論』ヒット後のプレッシャー、好きな日本映画――> コン・ユ、パク・ボゴムという人気俳優が共演する韓国映画『SEOBOK/ソボク』が日本公開された。監督は、初恋を描いて大ヒットした映画『建築学概論』(2012年)のイ・ヨンジュだ。 極秘国家プロジェクトで誕生した人類初のクローン「ソボク」をパク・ボゴムが、彼を護衛することになる元情報局員ギホンをコン・ユが演...

大谷が英語を喋らないと「差別」した米キャスター、実は大谷の「崇拝者」だった

<アジア人に対するあからさまな人種差別と、ファンからも同業者からも批判を浴びたが、真意は真逆だった?> 米スポーツ専門局ESPNの番組司会を務めるスティーブン・A・スミスが7月12日、ロサンゼルス・エンゼルスのスーパースターである大谷翔平を「通訳が必要な男」と呼び、米大リーグ(MLB)ファンは激怒した。 問題の発言が飛び出したのは、スミスとマックス・ケラーマンが共同司会を務めるESPNのトーク番組「ファースト・テイク」。スミスはケラーマンと、12日のホームランダービーについて話すなかで、次のように発言した。「野球が国際的なスポーツで、誰でも参加できるのは理解している。だがテレビや球場で観戦する観客のことを考えると、その一番の『顔』が通訳を必要とする男だというのはマズイんじゃないか。この国では、通訳がいなければ彼が何を言っているのかまったく分からないんだから!」 「ほかのスポーツは違う。たとえばバスケットボールではダーク・ノビツキーがドイツ出身だし、マヌ・ジノビリをはじめ複数の選手が外国出身だが、彼らは流暢な英語を話す」と、スミスは続けた。「インタビューで彼らが何と言ったかを理解できる。彼らには通訳が必要ないからだ。だが大リーグにはなぜか、通訳が必要な選手たちがいる」 「正真正銘の差別」と批判 一連の発言は、大谷がエンゼルスで打者、投手および野手として輝きを放ち、彼がMLBの「顔」になり得るという声が多いという話題の中で出たものだった。大谷は13日にデンバーで開幕するオールスターゲームで、大リーグ選手として史上初めて、投手と打者の両方で出場する。 発言の直後、ソーシャルメディア上には、抗議のコメントが殺到した。 ESPNの元番組司会者であるキース・オルバーマンは、「私はスミスがESPNで成功している時もそうでない時も、彼が正しい時も間違っている時も彼を支持してきた」とツイートし、こう続けた。「だが今回の大谷翔平に関する発言は、アジア人に対するヘイトクライムが問題となっているなかでの、正真正銘の人種差別だ」 I've supported @stephenasmith when he's been big at @espn and when he hasn't, and when he's been right and when he's been wrong.But this, about Shohei Ohtani, is straight up racism at a time of dangerous anti-Asian violence.This requires an apology, and a suspension. Now. pic.twitter.com/dgYRUxWdvI— Keith Olbermann (@KeithOlbermann) July 12, 2021 「この発言について彼は謝罪すべきだし、停職処分になるべきだ。今すぐに」とオルバーマンは書き込み、連続投稿で次のように主張した。「たとえば黒人のアスリートや女性のアスリート、さらにはメディアの取材に応じることがないアスリートについてでも、誰かが少しでも同じようなことを言ったとしよう。そのコメンテーターは、今ごろ解雇されているだろう」 ===== スポーツビジネスグループのエリック・フィッシャーは「これは本当に醜い外国人嫌悪の発言だ。ESPNはこんな男に1000万ドルの年俸を払っているのか?」とツイートした。 This is just ugly and xenophobic. This what ESPN is paying $10 million a year for? https://t.co/vdSH5jGQRz— Eric Fisher (@EricFisherSBG) July 12, 2021 オレゴン州のKEZIニュースのアンドリュー・G・ハーブナーは、次のようにツイートした。「われわれは、国際的な競技とはNFL(全米プロフットボールリーグ)のようなものだと洗脳されてきた。アメリカ人は、外国人選手がメジャーリーグの『顔』になった、という現実が受け入れられないのだ」 The NFL has really bent the collective brain of how we think about international athletics. People legit can't fathom an international star being the face of an American League. https://t.co/tuIWLLP2me— Andrew G. Haubner (@A_G_Haubner) July 12, 2021 批判の声を受けて、スミスはツイッターで釈明した。「今朝のファースト・テイクの中で私が大谷について語った部分が、誤解されている。私が問題視しているのは大リーグの現状ではない。世界最高の選手の一部は、外国人選手だ」と彼は述べた。 「私が言ったのは、スポーツの市場価値や宣伝の問題だ。MLBのようにアメリカの一般市民との融合を目指すスポーツの場合、競技の魅力を向上させるという意味では、英語が話せた方が役に立つ」 大谷の「露出が足りない」とMLBを批判していた 「それ以上の意味は一切ない。野球は素晴らしい競技だが、野球を観る人々はNBA(全米プロバスケットボールリーグ)やNFLの観客よりもずっと高齢だとか、そういうことを話しただけだ。それ以上の意味はない。野球は国際的な競技で、国際的な魅力があるのは素晴らしい。それはみんなが分かっていることだ。だがアメリカでは、スーパースターならば英語を話せた方が断然、その競技を宣伝しやすくなる」 今回の発言では人種差別の反発を招いたが、スミスは大谷が嫌いなわけではない。それどころか先週は、MLBが十分に大谷のマーケティングを行っていないと批判したばかりだった。自分の番組で彼は、「野球ファンが彼のことを全て知っているのは、知っている。しかし、野球ファンでなければ、大谷のことを知らないかもしれない。それは、MLBにとって大きな問題だ!」と3分間シャウトしながら力説したのだ(東京スポーツ)。 「大谷翔平は、ベーブ・ルース以来の最強の野球選手と言っていい」とスミスは指摘し、「野球界は現代のベーブ・ルースを手に入れているのに、何をしているのか」と批判。「大谷翔平のコマーシャルを何回見たことがある?アナハイムにあるエンゼル・スタジアムの外で、大谷のユニホームを着ている人がどれだけいる?」と嘆いた。 大谷という逸材を得て、せっかく野球ファンを増やせるチャンスなのにそれができていない悔しさから出た発言だったようだ。 ===== Stephen A. Smith on Shohei Ohtani: "I don't think it helps that the number one face is a

あまりに簡単すぎてヤバイ!? 株式投資アプリ、ロビンフッド

<コロナ禍に見舞われた2020年、世界では金融アプリが46億ダウンロードされたが、それを支えたのは──> 株式投資アプリで昭和生まれの筆者が、夢の映画館オーナーになれるのでは?という甘い期待を胸に、まったくの知識ゼロから株についてちょっと興味をもち始めた程度のところで前回の記事は終わった。 小学校時代「株はギャンブルも同然だ。素人が手を出すと危ない」と、先生に1時間みっちり吹き込まれた恐怖の授業がトラウマになり、疑心暗鬼で令和時代の資産形成についての教育を覗いてみると、自分たちの頃とはまったく違って...

認知症患者から見た世界を描いた映画『ファーザー』を、『全員悪人』著者はどう見たか

<『ファーザー』と同じく認知症患者が見る世界を描いた『全員悪人』の著者・村井理子氏は、この映画は介護者の「救い」になると語る> 名優アンソニー・ホプキンスの二度目となるアカデミー賞主演男優賞受賞で注目を集め、現在公開中の映画『ファーザー』。認知症患者の父とその娘の葛藤を、患者である父側の目線から描いた作品だ。 ホプキンスがアメリカでアカデミー賞を受賞したまさにその翌日、日本でも1冊の本が発売になった。エッセイストで翻訳家の村井理子氏が書いた家族のドラマ『全員悪人』。この作品もまた、家族の認知症を主題...