「映画」の記事一覧

日米を代表する2大怪獣が因縁のリマッチ 勝つのはどっちだ?

<日本公開は5月14日。1962年以来の『ゴジラvsコング』の再戦には、超絶強いあの怪獣も参戦する> ワーナー・ブラザースが手掛ける怪獣映画シリーズ「モンスター・ヴァース」の最新作『ゴジラvsコング』が先頃公開された(日本公開は5月14日)。 そこでゴジラとキングコングの歴史をQ&A形式でおさらいしよう。今作での両者の戦いにも触れてみたい(ゴジラおよびキングコングのシリーズ作品のネタバレあり)。 ――今作は、1933年の特撮映画『キング・コング』に出てくる巨大ザル、キングコングが、54年の特撮映画『...

希望が見えつつあるロサンゼルスで、名所だった映画館が閉館決定 惜しむ声飛び交う

<ロサンゼルスの名所の映画館が閉館を決定、ロックダウンを乗り越え希望が見えつつあっただけに、衝撃が広がっている...... > 映画の都L.A.で最も愛される映画館が消える。現地時間今週月曜日に発表されたニュースに、L.A.の人々が大きな衝撃を受けている。 タランティーノ作品にも登場したL.A.の名所 ロックダウン後に営業再開をせず、このまま閉鎖すると発表したのは、「パシフィック・シアターズ」と系列の「アークライト・シネマズ」。アークライトはハイクオリティな映画体験をうたい、2002年にハリウッドの...

今年のアカデミー賞候補はハズレなし! 一方で過去の「駄作」候補は…

<ノミネートされた9本全てが傑作ぞろいなのはコロナの奇跡か。独断と偏見で斬る今年のアカデミー賞作品賞候補評> かつてアカデミー賞の作品賞候補は5本だった。その数が2倍の10本に増えたのは、2010年のこと(12年以降は9本)。前年に、『バットマン』シリーズの最高傑作とも言われる『ダークナイト』がノミネートから漏れたことへの反省とされる。 おかげでここ10年ほどは、『17歳の肖像』『ウィンターズ・ボーン』『ネブラスカふたつの心をつなぐ旅』『ファントム・スレッド』『女王陛下のお気に入り』など、小粒だが優...

ホームレスとハウスレスは別──車上生活者の女性を描く『ノマドランド』の問いかけ

<米西部をさすらう車上生活者の女性を見つめたクロエ・ジャオ監督作『ノマドランド』の静かなすごみ> 「私はホームレスじゃない。ハウスレスなだけ」。夫を亡くした60代のファーン(フランシス・マクドーマンド)は、心配げな年下の友人にそう言う。「それって別でしょ?」 この問いの謎は、詩的で衝撃的なまでに切実なクロエ・ジャオ監督の長編3作目『ノマドランド』の最後まで鳴り響く。成人してからずっと暮らしてきた「ホーム」から、車上暮らしの移動労働者として、自らの手で日ごとにつくり上げるべき居場所へ──それこそがファ...

ホラー&サスペンスの金字塔『羊たちの沈黙』30年越しの課題

<性的少数者のステレオタイプな表現に沈黙してきた珠玉の名作> 『羊たちの沈黙』は1991年2月14日に全米公開されたときから、普通のホラー映画でないことは明らかだった。「電撃的なサスペンス体験だ」と当時、本誌の映画担当デービッド・アンセンは書いている。「恐怖を好む人にはたまらない、とびきりの怖さだ」 原作はトマス・ハリスの88年の同名小説。FBI捜査官の訓練生クラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)が、連続殺人犯「バッファロー・ビル」を追跡するため、ソラマメとキャンティをこよなく愛する連続猟奇...

話題作『ノマドランド』の原作者が見た「痛々しいほどの孤独」

<パンデミックによって車上生活などを送るノマド生活者の数は増えている> さまざまな理由で住む家を失い、バンなどで車上生活を送るアメリカの「ノマド(遊牧民)」たち。キャンプ場やアマゾンの配送センターなどで季節労働者として仕事をしながら、各地を転々とする彼らの多くは高齢者で、2008年のリーマンショック後に増えたという。 そんなノマドをフランシス・マクドーマンドが演じた話題作『ノマドランド』が日本公開中だ。映画は放浪生活の厳しさとともに、同じ境遇にある人々のコミュニティーの温かさも映し出す。登場人物のほ...

映画館再開で、クリストファー・ノーランが最初に観た作品

米カリフォルニア州ロサンゼルス郡は3月15日、新型コロナにより閉鎖されていた映画館の約1年ぶりの営業再開を認めた。 ハリウッドがあるロサンゼルスは映画産業のシェアで全米1位を誇るだけにその意義は大きい。 再開初日には、『インターステラー』や『ダンケルク』、『TENET テネット』で知られる大物監督クリストファー・ノーランも映画館に駆け付けた。 ノーランが鑑賞した作品は? 黒人解放運動の活動家を描いたシャカ・キング監督の伝記映画『ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア』(日本未公開)だ。 ====...

韓国シネコン、生き残りかけた挑戦 ゲーマー向け貸切サービスからポップコーンのデリバリーまで

<昨年、前年比2倍近い81館がクローズした韓国映画界。スクリーンの灯りを消さないための苦闘が続く> 新型コロナウイルスの世界的パンデミックが起こり、様々な業界が打撃を受けた。エンタメ業界では新作映画の公開延期が毎月のように報道されるなか、映画館の経営も厳しい状態に追い込まれている。 昨年は2月のアカデミー賞でポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が4冠を達成し、その存在を世界に見せつけた韓国映画界だったが、その後、コロナの影響で国内の映画館の経営状態は危機的状態だ。 韓国映画振興委員会が発表...

ゴールデングローブ賞は時代遅れの差別主義? 英語5割未満で作品賞から排除

<各国の映画祭で絶賛された『ミナリ』がアカデミー賞の前哨戦で作品賞にノミネートされず> 昨年、韓国である映画『パラサイト』が米アカデミー賞で4冠を制し、大きな話題となった。世界中から今後の韓国映画に期待を寄せられているなか、ある映画の国籍をめぐって意見が分かれていることはご存じだろうか? 映画『ミナリ』は、1980年代アメリカ南部アーカンソー州の農場へ移民としてやってきたある韓国人家族の物語だ。アメリカンドリームをつかもうと土地を買い、様ざまな困難にいき当たろうとも希望を忘れず前を向き懸命に生きてい...

トム・クルーズが『M:I-7』撮影中に「自粛警察」に豹変!? ユーザーからは賛辞

<過去の出演作をもじったミームや支持を表明するツイートが次々と投稿される> イギリスで映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ第7弾を撮影中の米俳優トム・クルーズが、新型コロナウイルスの感染予防策を守らなかったスタッフを怒鳴りつけていたことが判明。英紙サンが12月15日に実際の音声データと共にこれを報じると、ソーシャルメディアは大いに盛り上がった。 同作品は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で撮影が中断し、9月にイギリスで撮影を再開したものの、10月に複数のスタッフの感染が判明して再び撮影が中断さ...