「核ミサイル開発」の記事一覧

米ロ、新START延長で溝埋められず 21年2月過ぎれば核軍縮の枠組が消滅

米ロの核軍縮の枠組みである新戦略兵器削減条約(新START)の延長を巡る交渉で、両国が溝を埋められていないことが14日、分かった。2021年2月の期限切れに伴い失効すれば、米ロ間の核軍縮の枠組みが完全に消滅する。 米政府当局はこれまで延長を巡る交渉で原則合意が得られたとの見解を示していたが、ロシア大統領府のペスコフ報道官は14日、記者会見で合意は得られていないと述べた。ただ「ロシアは延長の必要性があること、米ロのみならず世界全体の安全のためになることを理解している」と語った。 ロシアのラブロフ外相は...

北朝鮮、10月10日の軍事パレードに向けミサイルを移動運搬か=38ノース

北朝鮮の動向を分析している米国を拠点とするシンクタンク、38ノースは、弾道ミサイルを運搬しているとみられる車両を北朝鮮の訓練場で確認したと明らかにした。10月10日の朝鮮労働党創建75周年の記念日にミサイルなどを披露するため、北朝鮮が準備を進めている可能性がある。 22日に撮影された衛星写真によると、平壌近郊の美林(ミリム)の訓練場でミサイルに関係しているとみられる車両が確認された。 解像度が十分でなく車両が何かをはっきりと特定することはできないが、規模や形から大型ミサイル用の輸送起立発射機(TEL...

IAEA、イランの核関連施設を査察 ウラン貯蔵量増加

国際原子力機関(IAEA)はイランとの先週の合意の下、核物質が保管されている疑いがある2施設のうち1つを査察した。また別の報告書で、イランの低濃縮ウラン貯蔵量がさらに増加したと明らかにした。ロイターが4日、IAEAの2つの報告書を入手した。 IAEAは、査察した施設で核物質を検出するため環境試料を採取したという。報告書は、もう1つの施設について「環境試料採取のため2020年9月中に査察する。日程はイランと合意済み」とした。 別の報告書によると、イランの低濃縮ウラン貯蔵量は直近の四半期に534キロ増え...

「中国の核弾頭保有数は約200個、今後10年間で倍増」米国防総省

米国防総省は1日、中国の核弾頭保有数は現在の200個程度から今後10年間で少なくとも倍増するという見通しを示した。また、中国が陸海空における核戦力のトライアド(核の三本柱)態勢の構築に近づいているとの認識を示した。 米国が中国の核弾頭保有数について発表するのは初めて。米国科学者連盟(FAS)は中国の核弾頭保有数を約320個と推定している。 国防総省は中国の軍事力に関する議会向けの年次報告書で、今回の見通しは中国政府が新たな核分裂性物質を生産することなく核兵器の備蓄量を倍増させるのに十分な材料を有して...

国連安保理議長、米国のイラン制裁復活手続きに否定的

イランが核合意に違反しているとして、米政府が国連制裁の全面復活に向けた手続きを開始したことについて、国連安全保障理事会の議長国を務めるインドネシアは25日、制裁の復活に否定的な考えを示した。 インドネシアのジャニ国連大使は、理事国15カ国中13カ国が反対しているとした上で、「さらなる措置を講じる立場にない」と表明した。 今後、制裁復活手続きが終了するかどうかは不明。 米国のクラフト国連大使は「制裁復活への支持が限られようとも、トランプ政権に恐れはない。ただ、他の理事国が血迷ってテロリスト国への支持に...

北朝鮮、寧辺の核関連施設が洪水で被害か=38ノース

米国の北朝鮮研究サイト「38ノース」は13日、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設のポンプ室が、最近発生した洪水で被害を受けた可能性があるとの見方を示した。 今月6-11日の衛星写真を基に分析した。北朝鮮と韓国は記録的な大雨に見舞われており、洪水や土砂崩れで死者が出ている。 寧辺の5メガワット原子炉は、ここしばらく稼働していないとみられ、実験用軽水炉もまだ稼働していないが、今後、同じような洪水が発生すれば、稼働停止に追い込まれる可能性が高いという。 寧辺のウラン濃縮施設は被害を受けておらず、今月11日ま...

北朝鮮、弾道ミサイルに搭載可能な小型核装置開発か=国連機密報告書

ロイターが入手した国連の機密報告書によると、北朝鮮は核兵器の開発を継続しており、「弾道ミサイルの弾頭に搭載する小型核装置をおそらく開発」したと複数の国が指摘している。 報告書は国名には言及していないが、これらの国は、過去6回の核実験が同装置の開発に寄与したとの見方を示している。 北朝鮮は2017年9月以降、核実験を実施していない。 報告書は3日に国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会に提出された。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます ...

イラン革命防衛隊のミサイル開発に新事実 アルミ粉末計画の内幕

イラン北東部、北ホラーサーン州の砂漠の端に、アルミニウム工場が建っている。近くには国内最大のボーキサイト鉱床。イラン政府はこの施設群について、アルミニウムの生産拡大に向けた取組みの重要な柱とうたっている。 ところがジャジャーム近郊のその敷地内には、イランの精鋭治安部隊であるイスラム革命防衛隊が建設した極秘の施設も存在する。 イラン政府の元当局者、そしてこの人物がロイターに提供した施設に関する文書によると、ここで生産されているのは革命防衛隊のミサイル計画に用いるアルミニウム粉末。ボーキサイトから製造さ...