「極右」の記事一覧

独ベルリンでマスク着用などの規制に抗議デモ 反ワクチン活動家や一部極右も参加、自由を主張

ドイツのベルリンで1日、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大抑制のための規制は人権と自由の侵害と主張する抗議デモが展開された。 警察の推定では、デモには1万7000人が参加。リバタリアン(自由至上主義者)や憲法擁護派、反ワクチン活動家らのほか、少数の極右勢力も参加した。 ある参加者は匿名で、「われわれの要求は民主主義への回帰だ。われわれを奴隷化するマスクは排除されなければならない」と述べた。 これより先、南西部の都市シュツットガルトでも類似のデモが主催された。 与党連立の社会民主党(SP...

「チャーチルは人種差別主義者」イギリスを救った名宰相がなぜ今、やり玉にあげられる?

<名宰相チャーチルの彫像にデモ隊が落書き──イギリス国内を分断する論争に現首相ボリス・ジョンソンも参戦> ウィンストン・チャーチルといえば第2次大戦でイギリスを勝利に導き、戦後も首相として国の再建に尽力した英国政界の偉人。まさか人種差別に抗議するBLM(ブラック・ライブズ・マター=黒人の命は重い)運動でやり玉に挙がるとは誰も思っていなかった。 ところが先日ロンドンで行われた大規模デモで、ある参加者がチャーチル像の台座に刻まれた首相の名にスプレーを吹き掛け、その下に「こいつは人種差別主義者」と書き込ん...

英ロンドン、極右集団が人種差別抗議デモに暴力 制止に入った警察とも衝突

英首都ロンドンの中心部で13日、人種差別問題への抗議デモの参加者に極右グループが罵声を浴びせながら花火や瓶を投げ付け、止めに入った警官隊とも衝突する事態が起きた。ジョンソン首相はツイッターで「人種差別主義者の暴力が街に介在する余地はまったくない。誰であれ、警官を攻撃した者は、全面的な法の執行対象になる」と述べ、極右グループを強く非難した。 ロンドン市警は、暴力行為や警官襲撃などの疑いで100人余りを拘束し、警官6人が軽傷を負ったと発表した。 カーン・ロンドン市長はツイッターで「極右グループがロンドン...

コロナショックで孤立無援のイタリアが恨み節──加速する反EU感情の行く先

<制限解除が進むも経済は戦後最悪に──支援が得られないなか、国内の右派勢力が離脱志向を加速させている> ロックダウン(都市封鎖)開始から2カ月以上。新型コロナウイルスによる死者が3万2000人を超えるイタリアが、ようやく「完全再開」に向かい始めた。 マスク着用などの規定は今夏末まで継続されるが、6月3日から出入国禁止措置が解除され、国内の移動規制も緩和。既にレストランや理髪店は再オープンし、近くジムやプールも営業再開する。 5月16日、一連の緩和措置を発表したジュゼッペ・コンテ首相は引き続き警戒を呼...

難民危機ではなくウイルス危機に敗れたドイツ極右

<新型コロナウイルスの大流行で分断されたヨーロッパの現状は、まさに極右政党の主張どおり。だが国民の注目は政府に移り、極右勢力の影響力は一気に失われた> ドイツの極右ポピュリスト政党「ドイツのための選択肢」(AfD)はこれまで、ほぼ定期的に世間の注目を集め、それを政治的な勢いに変えてきた。 AfDに属する政治家たちは天性の挑発の才能に恵まれており、難民と移民排斥への執拗なこだわりと政府の失敗を非難する無数のネット投稿を通じて、AfDは常にマスコミで大きく扱われ、ドイツの政治的議論の方向性に不釣り合いに...