「極右」の記事一覧

ボスニアが、世界各国から極右が集まるホットスポットになった訳

<欧州全体で難民やイスラムへの反感が強まるなかで、ボスニア・ヘルツェゴビナが世界の極右を引き付けている> 最近セルビアを退去処分になり、隣国ボスニア・ヘルツェゴビナに入国したある人物を、当局が追っているという。アメリカのネオナチで、極右団体「ライズ・アバブ・ムーブメント(RAM)」創設者のロバート・ルンドだ。 ここ数年で、ボスニアは世界の極右過激主義者を引き付けるホットスポットと化している。過去20年ほど、脆弱な中央政府の下で治安当局がイスラム過激派対策ばかりに注力するなか、極右は着々と影響力を強め...

メルケルのいないドイツ与党CDUは迷走中

<連邦政府与党のCDUが州議会選で惨敗、このままでは9月の連邦議会選も危うい> ドイツ有数の工業都市シュツットガルト。質実剛健な気風で知られ、自動車大手ダイムラーやポルシェをはじめとする世界的な企業が本社を置くこの街で、3月14日、選挙が行われた。 正確に言うと、シュツットガルトがあるバーデン・ビュルテンベルク州の州議会選挙だ。結果は、アンゲラ・メルケル首相の連邦政府与党で、州政府の連立与党でもあるキリスト教民主同盟(CDU)の大敗に終わった。 今年はドイツにとって選挙の年だ。9月には連邦議会(下院...

「トランプのSNS」パーラーが陰謀論を広げる

<過激な右派のたまり場パーラーが北マケドニアなどに拠点を置く怪しいニュースサイトの集客に貢献> ツイッターやフェイスブックでは「自由に物が言えなくなった」とぼやくドナルド・トランプ前米大統領の支持者らが、新たに見つけた交流の場がSNSのパーラーだ。 パーラーは今年1月1日に起きた米連邦議会議事堂への乱入事件で襲撃を扇動するなどの役割を果たした疑いが持たれ、一時使えない状態になっていた。2月中旬にサービスを再開したが、私たちの調査でユーザーたちが襲撃事件の前後に偽情報を流すニュースサイトのリンクを盛ん...

右派SNSパーラーのネット復帰のウラに怪しいロシア企業

<追放されたアメリカの右派サイトのネット復帰を手助けしたのは、極右、人種差別主義者、過激派などとつながりのあるロシアのテック企業だった> 「言論の自由」を信奉し、「検閲」がないため極右や陰謀論者のお気に入りだったSNS「パーラー」は1月18日、部分的にインターネットに復帰した。どうやらこの復帰には、「DDoSガード」というロシア人所有のホスティングおよびウェブセキュリティ会社が手を貸しているようだ。 パーラーのサイトは、1月11日から接続できない状態になっていた。米連邦議会議事堂の襲撃事件が起こった...

トランプを批判し「狙われた」美人知事のさらなる受難

<ホイットマー知事の拉致を企てた容疑者たちの襲撃訓練動画を検察が明らかにした。大量の武器は、州政府を転覆し、州議会をも襲うためのものだった可能性もある。これに対してトランプ陣営が持ち出したホイットマーの「トランプ暗殺計画」の証拠とは> 米ミシガン州でグレッチェン・ホイットマー州知事(民主党)の拉致を企てていた極右グループは、武器を集めて銃撃訓練を行い、暗号化されたSNSでホイットマーを「処刑する」相談までしていたことが明らかになった。ミシガン州政府を転覆し、州議会を襲撃する計画もあった。この事件では...

極右グループ「プラウド・ボーイズ」創設者の危険過ぎる暴力煽動

<討論会でトランプが「下がって待機せよ」と発言したグループの創設者、ギャビン・マッキネスの暴力をあおる言動があらためて注目の的に> 米大統領選の第1回テレビ討論会で、ドナルド・トランプ大統領が「下がって待機せよ」と発言したことで、極右グループ「プラウド・ボーイズ」が注目されている。グループ創設者ギャビン・マッキネスが暴力行為をあおる動画が、注意喚起のためにネット上で共有されている。 マッキネスは2016年に「プラウド・ボーイズ」を設立したが、2018年に自分のスピーチをきっかけにグループと反ファシス...

大統領選TV討論会で注目された「プラウド・ボーイズ」とは何者か?

トランプ米大統領は29日夜に行われた第1回大統領候補者討論会で、白人至上主義で民兵組織の集団を非難するか問われた際、極右グループ「プラウド・ボーイズ」は「下がって待機」するようにと語った。 プラウド・ボーイズとは プラウド・ボーイズは前回2016年の米大統領選の際に、カナダ・英国系の極右活動家で米国とカナダのバイス・メディア共同創設者であるギャビン・マクインズ氏が設立した。ただ同氏はその後はプラウド・ボーイズから距離を置いている。 米名誉毀損防止同盟(ADL)(ニューヨーク)によると、プラウド・ボー...

トランプ「プラウド・ボーイズは知らない」 法執行当局に仕事させるべき

トランプ米大統領は30日、前日の大統領選討論会で言及した白人至上主義の極右団体「プラウド・ボーイズ」について、どのような存在か知らないとした上で、同団体が身を引いて法執行当局に仕事をさせるべきとの考えを示した。 トランプ氏は討論会で、白人至上主義者の糾弾を避けると同時に、民主党候補のバイデン氏が白人至上主義団体として挙げたプラウド・ボーイズに対しては「身を引き、待機せよ」と述べ、代わりに左翼の活動家を批判した。 トランプ氏の発言は、プラウド・ボーイズの容認と広く受け止められ、批判の声が沸き起こった。...

極右、反ワクチン、家族連れが入り乱れる奇妙なドイツのコロナ対策抗議デモ

<8月にベルリンで行われた2つの大規模デモでは、これら極右・右翼の人々と、お年寄りや家族連れなどが一緒になって行進するというやや不思議な光景が展開された...... > 9月3日、ドイツのベルテルスマン財団により発表された調査結果によると、ドイツ政治におけるポピュリズム支持者は2018年に有権者の33%でピークに達したあと、現在は20%まで減少したという。極右政党のAfDなども年々その勢いを失っているが、支持者を失ったことで、さらに過激化することも懸念されている。 暴力の象徴に政治家たちが激怒 8月...

米「内戦」に備える新たな暴力集団ブーガルーとは何者か

<全米各地の抗議デモの現場に武装して表れる過激な極右勢力ブーガルー。デモの最中に起きた銃撃事件とも関連が疑われる> ウィスコンシン州ケノーシャで8月25日深夜、黒人差別反対デモの最中に銃撃があり、2人が死亡する事件が起きた。撃ったのは17歳白人のカイル・リッテンハウスで、殺人容疑で逮捕されたが、動機や背景はまだ明らかになっていない。 だが、極右を中心とする過激な「ブーガルーboogaloo」運動の信奉者ライアン・バルチが、事件当日リッテンハウスと会っていたことをシカゴ・サンタイムズ紙に明かしたところ...