「民主化」の記事一覧

タイの反政府デモ隊「全員がリーダー」合言葉に拡大 抗議活動とともに市民の通行確保も

「彼らはリーダーの逮捕で、デモ隊を止められると思っている。無駄だ。今ではわれわれ全員がリーダーだ」──。プラさん(24)は18日、タイの首都・バンコクの戦勝記念塔前で開かれた反政府集会で、数千人の参加者を前にこう演説した。 タイではこの1週間、反政府デモ隊の主だったリーダーの多くが逮捕された。だが、抗議活動は拡大し、プラユット首相の退陣や王室改革を求める声はこれまで以上に高まっている。 デモ隊ではこれまで無名だった参加者が、香港の反政府活動から得た教訓と、自ら編み出した手法を組み合わせて警察の取り締...

タイ首都バンコクで連日の反政府集会 プラユット首相は対話の意向も

タイの首都バンコクで18日、数千人規模の反政府集会が開かれた。政府は15日に集会を禁止したものの、4日連続で「独裁制打倒」や「王室改革」を訴える抗議行動が行われている。 これまでに複数の集会指導者や参加者が逮捕され、一部で警察が放水による鎮圧に動いたほか、デモ隊が移動するのを防ぐためバンコク市内のほとんどの鉄道は運休した。それでもこの日も雨の中、拘束された指導者の写真を掲げながら「仲間を解放せよ」と多くの人々が気勢を上げた。 退陣を求められているプラユット首相の報道官は、首相は抗議行動が一段と広がり...

タイ政府、首都のデモ激化受け集会・報道を制限 警察は首相府占拠のデモ隊排除

タイ政府は15日、抗議デモの過熱を防ぐ緊急措置として、首都バンコクでの5人以上の集会を禁止した。 政府の発表文書によると、「恐怖を生み出す恐れ」や、国家の安全保障に悪影響を与えたり、国民の士気を低下させたりする恐れのあるニュースやオンラインメッセージの発信も禁止される。また、当局が指定した地区へのアクセスも禁じられる可能性がある。 バンコクでは前日、デモ隊が首相府の周囲を占拠し、国王の車列を妨害するなど、抗議活動が激しくなっていた。 国営テレビは「こうした状況を効果的に終わらせ、速やかに平和と秩序を...

香港警察、民主活動家の黄之鋒を逮捕 違法集会への参加と覆面禁止法に違反した容疑

香港警察は24日、民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏(23歳)を逮捕した。黄氏のツイッターで明らかになった。2019年10月に違法な集会に参加した疑いのほか、デモ参加者のマスク着用を禁止した「覆面禁止法」に違反した容疑という。 香港警察は23歳と74歳の男2人を2019年10月5日の違法なデモに参加した容疑で逮捕したことを確認した。 黄氏と行動を共にしてきた周庭氏らも先月、香港国家安全維持法に違反したとして逮捕されている。 黄氏は2014年の雨傘運動の学生リーダーとして注目を集めたが、昨年の...

中国政府、海上で拘束した香港市民12人は「民主活動家ではなく分離主義者」と認識

中国外務省の華春瑩報道官は13日、広東省の沿岸警備当局が先月、沖合で拘束した香港市民12人は分離主義者だとの認識を示した。米国務省の報道官が人権上の問題を指摘したのを受けた。 拘束された12人の親族らは前日、香港で記者会見を開き、即時釈放を要求。12人は8月23日にボートに乗って台湾に向かっていた際に拘束された。 親族らは、12人が中国政府ではなく家族が選んだ弁護士と相談し、香港の親族と連絡を取るのを認められるべきだと訴えた。 米国務省のオルタガス報道官は12日にツイッターへの投稿で12人の拘束は「...

香港市民、国家安全法に60%が反対 施行後初の世論調査で

中国政府による香港の統制を強める香港国家安全維持法(国安法)の施行後、過半数の香港住人が民主化運動が掲げる目標を支持していることが、ロイターのために独立系世論調査機関「香港民意研究所(POLI)」が行った世論調査で分かった。ただ、民主化運動そのものへの支持は44%にとどまっている。 新型コロナウイルスの感染拡大防止のための集会規制や国安法の影響で、昨年香港を揺るがした大規模民主化デモへの参加者は、最近では大幅に少なくなっている。 今回の世論調査は、6月末に国安法が成立して以降、初めて実施された。 そ...

中国沿岸警備当局、小型船の乗員10名あまり逮捕 台湾での政治難民目指した香港市民か

中国広東省の沿岸警備当局は、同省の沿岸でボートを制止し、少なくとも10人を逮捕した。26日夜、同省の沿岸警備当局によるソーシャルメディアへの投稿で明らかになった。 投稿によると、逮捕したのは8月23日で、うち2人の名字がリーとタン。詳細は明らかにしていない。 香港メディアは、関係筋の情報として、台湾に行こうとしていた香港市民12人が逮捕されたと伝えた。12人は台湾で政治難民の申請をする計画だったという。 さらに、問題のボートに乗っていた1人が香港国家安全維持法で最近逮捕されたアンディ・リー氏と伝えた...

「禁断」のタイ王室批判で1976年の惨劇再び?

<かつて政治的動乱の最前線となったタイの大学で、学生活動家が王室批判を展開> 今年に入りタイ全土で反政府デモが続くなか、一部の学生活動家たちの行動に注目が集まっている。最近、タマサート大学ランシット・キャンパスで行われた抗議活動で、王室を直接的に批判したためだ。タイでは、王室批判はタブー中のタブーとされてきた。 タマサート大学がタイの政治的動乱の最前線になるのはこれが初めてではない。1976年に同大学で起きた出来事の暗い記憶は、不吉な黒い雲のように活動家たちの頭上に垂れ込めている。 今年の反政府デモ...

ベラルーシ、数十万人規模の反政権集会 ルカシェンコ大統領はデモ隊を罵倒

ベラルーシで今月実施された大統領選挙の不正とルカシェンコ大統領退陣を訴えて続いている反政権集会が23日も首都ミンスクで行われた。 目撃者によれば規模は約20万人と、同政権下で最大になった。 一時は小規模な集団が官邸まで10-20メートルに迫る場面もあったが、集会を通じて警官との衝突はなかったもようで、夕方の早い時間に全体が散会した。 街頭は抗議のシンボルの紅白の旗で埋め尽くされ、参加者らは26年間政権に就いてきたルカシェンコ氏の辞任と大統領選のやり直しを連呼した。 これに対し、ルカシェンコ氏はデモ参...

拡大するタイの反政府デモ 政権退陣から王室改革まで要求

タイで16日、政権退陣や憲法改正、新たな選挙を求めるデモが行われ、参加者は1万人以上と、現首相による2014年のクーデター以降、最大規模となった。 一部の参加者は、最近までずっとタブーの話題だった王室改革も求めている。 デモの発端 反政府デモの発端は昨年末、裁判所が新未来党の党首の議員資格をはく奪したことだった。新未来党は、軍事政権トップだったプラユット首相率いる政権に最も声高に反対する政党で、若者から強い支持を集めている。 新型コロナウイルスの感染拡大抑止策により、抗議活動は主にオンラインで進んで...