「気候」の記事一覧

エーゲ海の島を焼き尽くす山火事、自宅を捨てて逃げるしかない女性の悲痛

<過去30年で最大とも言われる熱波に見舞われているギリシャの人々は、連日の猛暑だけでなく山火事の頻発にも悩まされている> 気温が連日40度を超えて深刻な熱波に見舞われているギリシャでは、7月下旬から大規模な山火事が相次いで発生。エーゲ海に浮かぶ国内第2の島エビアは壊滅的な被害を受け、数千人の住民が船で島外への避難を余儀なくされた。 島の北部では既に500平方キロ以上が焼失。炎が自宅に迫った女性は絶望的な表情を浮かべた。...

アメリカ北西部を襲った46.7度の熱波、多くの家になかった「備え」

<北米大陸を襲った記録的な熱波で、多数の死者が出るなど被害が拡大した背景には、平年の「夏の気候の良さ」があったとみられる> 6月末、北米大陸の太平洋岸北西部を「1000年に1度」の猛烈な熱波が襲い、米オレゴン州では少なくとも63人が死亡した。 同州ポートランドでは一時46.7度に達するなど、3日連続で史上最高気温を更新。通常、北西部は夏でも涼しく、約3分の2の人がエアコンを持っていない。ポートランドでは冷房のある施設に避難する人の姿もあった(写真)。 <本誌2021年7月6日発売号掲載>...

今年4月以降、米国で数十億匹のセミが発生する、との予測

<13年または17年ごとに一斉に成虫となって大量発生する周期ゼミ(素数ゼミ)が、今年4月以降に北米東部で発生すると予想されている...... > 周期ゼミ(素数ゼミ)とは、13年間または17年間、地中で幼虫として過ごし、13年または17年ごとに一斉に成虫となって大量発生するセミ科マギキカダ属の総称である。この現象が確認されているのは、世界中で北米東部のみだ。 17年ゼミと13年ゼミが、200以上の郡で発生すると予測 周期ゼミは、発生する年によって「ブルード」と呼ばれる年級群に分けられる。17年ゼミは...

「4万2000年前の地磁気逆転が地球環境を大きく変化させた」との研究結果

<南北の磁極が入れ替わる「地磁気逆転」によって地球の大気がどのように変化したかが初めて示された...... > 地磁気(地球が持つ磁気)は、地球に降り注ぐ宇宙線や太陽風を遮る「保護シールド」だ。地磁気は絶えず変化しており、南北の磁極が入れ替わる「地磁気逆転」がこれまでに何度か発生している。 最近の大規模な地磁気逆転「ラシャンプ地磁気エクスカーション」は4万1000〜4万2000年前に約800年にわたって起こったとみられるが、これが地球にどのような影響を及ぼしたのかは不明であった。 地磁気が弱まり、気...