「海洋生物」の記事一覧

光を99%吸収 最も黒い深海魚が発見される

<米デューク大学などの研究者は、光を吸収することで、身を隠し、天敵から効率よく逃れようとする18種39匹の深海魚を調べた......> 水深200メートル以上の深海は、ほとんどの光が海水に遮られ、暗闇が広がっている。このような環境下で生息する深海生物には、体内で光を生成して放射する「生物発光」や、深海に唯一届く青色光を吸収して異なる色の光を放出する「生物蛍光」などによって、暗闇を照らして獲物を探したり、これを惹き付けたりする種がある一方、これらの光を吸収することで、身を隠し、天敵から効率よく逃れよう...

ジンベエザメの目は大量の「皮歯」によって保護されていた

<これまで「ジンベエザメは視覚にあまり頼っていないのではないか」と考えられてきたが...> 沖縄美ら島財団、沖縄科学技術大学院大学(OIST)、米ジョージア水族館の共同研究チームは、沖縄美ら海水族館とジョージア水族館で飼育されているジンベエザメを観察し、ジンベエザメの白眼が「皮歯」と呼ばれるV字型の鱗に覆われていることを発見した。 約2900個もの皮歯が虹彩の周りの目の表面を覆っていた ジンベエザメは、体の大きさに比して目が小さく、視覚を処理する中脳もそれほど大きくないことから、これまで「ジンベエザ...

バイオシフト──海洋生物は陸上生物よりも6倍速く極地に移動している

<フランス国立科学研究センターなどは、1万2000種の生物の生息地の分布範囲の変化の速度を分析した......> 地球温暖化により、多くの生物が生息地を脅かされ、極地に向かって移動し続けている。なかでも海洋生物は、陸上生物に比べ、6倍の速度で極地へ移動していることが明らかとなった。 フランス国立科学研究センター(CNRS)、フランス海洋開発研究所(Ifremer)らの共同研究チームは、これまでに発表された研究論文258本をもとに、既知の生物種の0.6%に相当する1万2000種以上の動物、植物、微生物...