「温暖化」の記事一覧

「街路樹や庭木でも暑さ対策への効果が期待できる」との研究結果

<森林だけでなく、街路樹や庭木といった単木でも、一定の冷却効果があることが明らかとなった> 樹木の下では、樹冠の陰と葉の蒸散作用によって気温や地表面温度が下がる。2021年7月9日に学術雑誌「エンバイロメンタル・リサーチ・レターズ」で発表された研究論文によると、森林だけでなく、街路樹や庭木といった単木でも、一定の冷却効果があることが明らかとなった。 街路樹や庭木といった単木でも、冷却効果があった 米アメリカン大学の研究チームは、2018年8月28日、夜明け前の5〜6時、午後14〜15時、夕方18〜1...

チベットの溶ける氷河から、約1万5000年前の未知のウイルスが発見される

<中国のチベット高原の氷河から1万4400年前のウイルスが見つかった。その大半は、これまでに分類されていない未知のウイルスであった> 中国のチベット高原で採取された氷床コアから1万4400年前のウイルスが見つかった。その大半は、これまでに分類されていない未知のウイルスであったという。 標高6710メートルの氷河から、28種は新種のウイルスを発見 米オハイオ州立大学の研究チームは、中国チベット高原にある標高6710メートルのグリア氷帽(山頂部を覆う氷河)で2015年に採取された長さ50.8メートルの氷...

アマゾン熱帯雨林は二酸化炭素の吸収源から排出源に転換していた

<気候変動や森林破壊により、アマゾン熱帯雨林の一部が二酸化炭素の吸収源から排出源に転じていることが明らかとなった> アマゾン熱帯雨林は、現存する熱帯雨林の約半分を占める世界最大の熱帯雨林で、大気中の二酸化炭素を吸収する役割を担ってきた。しかし、気候変動や森林破壊により、アマゾン熱帯雨林の一部が二酸化炭素の吸収源から排出源に転じていることが明らかとなった。 森林火災の発生が増え、炭素排出量が増加した 大気中に排出された二酸化炭素のうち25%は陸上植物や土壌が吸収している。なかでも、アマゾン熱帯雨林は、...

ケリー特使訪中──アメリカ対中強硬の本気度と中国の反応

アメリカのケリー気候変動特使が14日に訪中するようだ。その真意はどこにあるのか?アメリカの対中強硬姿勢は本物なのか。中国の反応を含めて考察しようとしたところ、とんでもない結果が待っていた。 ケリー特使訪中に関する報道 4月11日、アメリカのワシントン・ポストはケリー大統領特使(気候変動問題担当)が週内に中国を訪問すると報じた。訪問地は上海で、解振華・中国気候変動事務局特別代表と会談するとのこと。もし実現すれば、バイデン政権では初めて訪中する高官となる。ワシントン・ポストによれば、アメリカが4月22日...

バイデンは中国に金をもらって「気象兵器」の実験をした──Qアノン新説

<この冬テキサス州を襲った大寒波は中国の気象兵器の仕業で、バイデンは実験の見返りに多額の金銭を受け取ったと主張> 中国はジョー・バイデン米大統領に「何十億ドル」もの金を払って、アメリカで「気象戦争」用の兵器の試験を実施するよう依頼した――Qアノン信奉者で元女優のキルステン・ウェルドンは主張する。この冬にテキサス州を襲った複数の激しい嵐は、この気象兵器によって引き起こされた疑いがあるという。 右翼監視サイトの「ライト・ウィング・ウォッチ」は4月3日、ウェルドンが自らの主張を繰り広げる動画を投稿。この中...

京都1200年の「花見」の記録は、気候変動を示す世界的に貴重な記録だった……過去最も早く満開に

<京都の1200年にわたっての「花見」、「観桜会」の記録は、気候変動の生物学的影響を示す世界的に貴重な記録であることが示された...... > 京都地方気象台は、2021年3月26日、さくらの満開を発表した。平年より10日早く、過去1200年で最も早い。 京都では、遷都以来、「花見」、「観桜会」、「さくらの満開」など、さくらにまつわる出来事が日記や年代記に数多く記されてきた。大阪府立大学生態気象学研究グループ青野靖之准教授の研究チームは、これらの日記や年代記などを対象に史料調査を行い、812年以降の...

30年前の北半球最低気温が「発見」される

<世界にはまだ埋もれた気温の記録がある。それを発掘すれば、温暖化の真のトレンドが見つかるかもしれない> 世界気象機関(WMO)は、約30年前に記録された-69.6℃が「北半球で記録された過去最低気温」だと認定した。 英国王立気象学会論文誌Quality Journal of the Royal Meteorological Societyに発表された検証結果によれば、この気温は1991年12月22日、グリーンランド氷床(南極大陸に次いで世界で2番目に大きな氷の塊)の頂上部近くに設置された自動気象観測...

2万年以上前のホラアナグマ、ほぼ完全な状態で発見される

<北極海にあるロシア領リャーホフスキー諸島で、約1万5000年前に絶滅したホラアナグマの成体の死骸がほぼ完全な状態で見つかった。2万2000年前〜3万9500年前のものとみられる......> 北極海にあるロシア領リャーホフスキー諸島で、約1万5000年前に絶滅したホラアナグマの成体の死骸がほぼ完全な状態で見つかった。 現在の最大級のクマよりも200キロ重い ホラアナグマは、更新世後期にユーラシア大陸で生息していたクマ科の動物だ。オスでは、体重が1トンに達するものもあり、現生で最大級のクマよりも22...

過去6600万年の地球の気候の変遷が初めてまとめられる

<6600万年にわたる地球の気候の変遷が、国際研究チームによって初めてまとめられた...... > 6600万年にわたる地球の気候の変遷が、国際研究チームによって初めてまとめられ、地球の公転軌道の周期的変動といった自然の要因による気候変動よりも、温室効果ガスの排出によって将来予測される温暖化のほうがはるかに大きな影響をもたらすおそれがあることがわかった。 米カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)、独ブレーメン大学海洋環境科学センター(MARUM)らの国際研究チームは、6600万年の地球の気候...

カリフォルニア州デスバレーで54.4℃ 世界最高記録の可能性

米カリフォルニア州のモハーベ砂漠にあるデスバレーで16日午後、摂氏54.4度の気温が記録された。世界史上最高となる可能性もあるとみられている。 この気温は、米国立気象局(NWS)がファーナスクリークに設置している自動観測装置で、現地時間16日午後3時41分に記録された。湿度は7%だった。 デスバレーでは1913年に摂氏56.7度を観測しているが、一部気象学者は、最近の研究でこの記録が観測者の誤りだった公算が大きいことが示されているとしている。 今回の記録については、今後正式に精査されるとともに、技術...