「災害」の記事一覧

洪水でクモ大量出現、世界で最も危険な殺人グモも:シドニー

<洪水に見舞われたシドニー近郊で、数千匹のクモが住宅に押し寄せた。致死性の毒を持つ「殺人グモ」の出現も相次ぐ> オーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州で3月下旬、数十年に一度レベルの大規模な洪水が発生した。約1万8000人の住民が避難を余儀なくされた大災害は、浸水地域の広がりと共に、住民たちをさらに戸惑わせる異常事態を招く。通常は地面付近で活動しているクモが水に溺れまいとし、民家など高い場所を求めていっせいに這い上り始めたのだ。 豪ABCは民家の壁を覆うようにびっしりと発生した無数のクモの動...

豪ほぼ全州に警報 「100年に1度の大洪水」で住宅が流される被害も

オーストラリアが過去数十年ぶりの水害に見舞われた。 最大都市シドニーがある南東部ニューサウスウェールズ州(写真)などでは数日間、豪雨が続き、住宅が流される被害が出ている。 同州首相が「100年に1度の水害」と呼ぶ事態だ。洪水によって3月23日までに1万8000人以上が避難し、ほぼ全ての州で警報が出された。 ===== オーストラリア北部で一週間にわたって続いた豪雨の影響で、エアーズロックにも滝が出現 The Telegraph-YouTube...

災害大国だからこそ日本の日常にある「奇跡」

<インド洋津波災害でも、インドネシアのシムル島では津波を語り継いだために起きた奇跡があった> はじめに、東日本大震災で亡くなられた方々とご遺族の皆さまに哀悼の意を表するとともに、未だ避難生活を送られている方々、全ての被災者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 東日本大震災が発生した日、牙を剥き出し陸地をえぐりながら迫る津波の凄まじさ、人々の大切なものを破壊し、根こそぎさらってゆく無情さ、そして親族、友人の無事を祈る人びと。それらの映像が未だに鮮明に脳裏に焼きついている。被災地からの映像を見ているだ...

福島第一原発事故10年、担当相だった細野豪志氏の「反省」と「課題」

<3月11日で東日本大震災と福島第一原発事故から10年。当時、民主党政権の担当相として、最前線で事故処理・対応に当たった細野豪志衆院議員が語る反省と課題と希望> 3月11日で東日本大震災の発災から10年を迎えた。マグニチュード9.0の大地震に大津波、さらに全電源消失による福島第一原発の炉心溶融と水素爆発事故は東北地方に大きな被害を残し、その傷はまだ十分癒えたとは言えない。震災関連死を含む死者数は2万2000人に達した。 震災当時、民主党政権の原発事故収束担当相・環境相として、最前線で事故処理と対応に...

「私には夢ができた」牡蠣養殖から民宿女将へ 気仙沼ルポ「海と生きる」

<東日本大震災は被災地をどう変えたのか。宮城県気仙沼市の復興と再生に見る、あの日の記憶とそれぞれの10年。夢、「都会化」、教訓と伝承、そして悲しみ......> (『news zero』キャスターの櫻井翔が自ら長編ドキュメントでつづった10年――。本誌2021年3月16日号は「3.11の記憶」特集。「櫻井翔と被災地の10年」のほか、現地ルポ、哲学者マルクス・ガブリエルの寄稿、フォトエッセーを収録しており、絶賛発売中です) あの日。2011年3月11日午後3時30分頃、最大で20メートルを超す大津波が...

3.11被災地を取材し続けてきた櫻井翔が語る「記憶」とずるさ、喜び

<報道番組『news zero』キャスターとして、東日本大震災から10年、被災地の取材を続けてきた櫻井翔。本誌3月16日号「3.11の記憶」特集で初めて1万字の長編ドキュメントを自らつづった櫻井に、何を聞き伝えていきたいのかを聞いた> 櫻井翔はなぜ、毎年被災地を訪れ人々の声を聞き、伝え続けるのか。キャスターとしての自身の役割をどう捉えてきたのか。本誌・小暮聡子が話を聞いた。 ◇ ◇ ◇ ――報道者の中でも、毎年欠かさず現地を訪れ定点観測している人は多くない。『news zero』のキャスターを15年...

大量の溶岩流に1000メートル以上の噴煙… それでも地元住民はへっちゃら?

世界有数の活発な火山として知られるイタリア南部シチリア島のエトナ山が、2月半ばから大規模な噴火を繰り返している。 9日間で6度目となった2月24日の噴火でも高さ1000メートル以上の噴煙が噴き上がり、大量の溶岩流が流れ出た。 地元住民は噴火に慣れっこで、当局も麓の町への危険はないとしているが、一歩間違えば大惨事につながりかねない。 <2021年3月16日号掲載> ===== 湧き上がる噴煙、路面を覆う火山灰 Real Weather-YouTube...

大寒波のテキサスからリゾート地へ、地元選出クルーズ議員が写真拡散で炎上、「良いパパに」と釈明

<死者多数、停電や断水に苦しむ州民にステイホームを呼び掛け、自身はメキシコのカンクンへ。共和党上院議員テッド・クルーズに今、議員辞職を求める声も高まっている> 米テキサス州を大寒波が襲い、多くの人が停電や断水に苦しむなか、同州選出の共和党上院議員テッド・クルーズが大炎上している。 クルーズ夫妻が2月17日、ヒューストンの空港を出てメキシコのリゾート地カンクンに向かう写真がネットで拡散したのだ。 その前日、クルーズは州民にステイホームを呼び掛けたばかり。「今週、テキサスでは100人規模の犠牲が出る可能...

インド氷河崩壊・洪水発生で問われる温暖化対策の本気度

インド北部ウッタラカンド州で、地球温暖化が人命を奪う悲劇が起きた。 2月7日、温暖化のせいでヒマラヤ山脈の氷河が急速に解けて崩れたことが原因とみられる洪水が発生。 8日時点で18人が死亡、約180人が行方不明となり、トンネル内に閉じ込められた約35人の救出作業が連日続く。 人類の温暖化対策に対する本気度が問われている。 <2021年2月23日号掲載> ===== 轟音をたてる鉄砲水と作業員救出の瞬間 South China Morning Post-YouTube...

コロナ禍の今思う、阪神・淡路大震災が日本社会に遺したレガシー

<26年前の1.17が産み落とした「ボランティア」と「多文化共生」という双子は、立派に成長している> 暦の上では新年が明けたが、新型コロナウイルスとの戦いは持ち越され、気分が一新できなかった人も少なくないだろう。新型コロナがもたらした被害はさまざまだが、最大の罪は何と言っても社会の分断だ。パンデミックが長引くに連れ、一層深まった印象が強い。人間社会の寛容さがコロナによって奪われた。 その中でも「命」か「経済」かの二極論がはびこった。 各国の民衆は「マスク派」と「非マスク派」に大きく分かれた。世界の民...