「災害」の記事一覧

カリフォルニア州の山火事拡大で6万人に避難命令、電力供給が停止

米カリフォルニア州南部で26日に発生した山火事により近隣の住民約6万人に避難命令が出た。州内の他の地域では強風のため火災の危険が高まっており、電力供給が停止されている。同州の山火事被害は今年、過去最悪の規模になっており、年初以降の焼失面積は160万ヘクタールに拡大、数千戸の住宅が破壊され、31人が死亡している。同州の消防当局によると、同州の大部分に山火事が発生する恐れのある強風警報が出されている。ロサンゼルス近郊のオレンジ郡で26日早朝に発生した山火事は一気に広がり、昼ごろまでに同郡の約810ヘク...

毎年ネットで「三峡ダム決壊!」がバズる理由

<三峡ダムはおしまいだ、ダムが決壊すれば共産党もこれまでだ――でも、何も起こらなかった。中国国内・国外それぞれの「バズる」理由がある> (2020年10月13日号「中国ダムは時限爆弾なのか」特集より) 長江沿岸を中心とした広い地域で大雨が降り、今年の中国は歴史的な水害に見舞われた。 半ば水没した街など、衝撃的な写真や動画は日本のネットでも注目を集め、「中国には世界最大の三峡ダムがあるのに、なぜこんな洪水に?」「大水害でダムは間もなく決壊するのでは」といった話に広がった。 単なる噂で終わらず、私のとこ...

決壊のほかにある、中国・三峡ダムの知られざる危険性

<「決壊説」が繰り返されてきたが、専門家によれば、中国の河川管理・洪水管理の技術は決して劣ってはいない。だが、問題は他にある。汚職と環境破壊、三峡ダムの相反する「致命的な欠陥」も明らかになった> (本記事は2020年10月13日号「中国ダムは時限爆弾なのか」特集収録の記事の後編です) ※前編:「世界が騒いだ中国・三峡ダムが『決壊し得ない』理由」から続く 黄河と異なる「河床低下」問題 なるほど。三峡ダムは当面は決壊しそうにない。だが問題がないわけではない。 例えば、三峡ダムの周辺では地質のもろさが問題...

世界が騒いだ中国・三峡ダムが「決壊し得ない」理由

<世界最大のダムが「決壊する!」と注目を浴びたが、今も決壊しないまま。そこで専門家に話を聞き、堤体の構造や今夏の洪水時に何が行われたかを検証した。三峡ダムは本当に大丈夫なのか。なぜ決壊しないのか> (本記事は2020年10月13日号「中国ダムは時限爆弾なのか」特集収録の記事の前編です) 中国では今年6月半ばの梅雨入り以来、62日間にわたって大雨と集中豪雨が続き、190以上の河川が氾濫し、四川省から江蘇省まで至る所で洪水が発生した。6300万人以上が被災し、5万棟以上の家屋が倒壊する被害が出た。 ネッ...

ローラの次はデルタ、1カ月半で再びハリケーンが米南部直撃

8月末にハリケーン「ローラ」が米南部ルイジアナ州を直撃して壊滅的被害をもたらしてからわずか1カ月半。 新たなハリケーン「デルタ」がまたも同州に上陸した。 ローラほどの勢力ではないものの、州内外で60万戸以上が停電。 10月10日の同州南西部クレオールを捉えた空撮写真は、爪痕の大きさを物語っている。 <2020年10月27日号掲載> ===== ルイジアナ州を襲ったハリケーン「デルタ」被害の様子 Good Morning America-YouTube...

その数333基、世界一のダム輸出国・中国の「無責任」

<決壊、ひび割れ、水資源対立......。アフリカ・アジアを中心に各地でダム建設を進める中国だが、この「ダム輸出」は単なる善意の経済支援ではない。本誌「中国ダムは時限爆弾なのか」特集より> 中国は世界のダム建設数第1位の「ダム輸出王国」である。 環境保護団体インターナショナル・リバーズの2014年のデータによれば、中国が国外で建設したダムの総数は333基に上り、その半数以上がアジア(57%)、特に東南アジア(38%)に位置している。次にアフリカ(26%)が多く、さらに南米(8%)、ヨーロッパ(7%、...

カリフォルニアワイン産地ナパの山火事、消火活動進むも東京都2つ分の面積を焼失

米カリフォルニア州北部のワイン産地を襲った山火事は、4日遅くから5日早朝にかけて突風が静まり、消火活動が大幅に前進した。 森林保護防火局の広報担当者は、9月27日に発生した今回の山火事の今後について、慎重ながら楽観的な見通しを示している。 2020年の山火事シーズンは記録破りで、科学者や州当局者は温暖化の影響が大きいと指摘している。 一方、8月にナパとオレゴン州の州境で発生した山火事の焼失面積は 5日に100万エーカー(40万5000ヘクタール=東京都の面積の約2倍)を超え、1932年から1999年...

著名ワイナリーが消失した理由

<カリフォルニアの山火事はまだ続いていた> 米カリフォルニア州の火災が止まらない。 24の大規模火災が同時発生中の同州で9月末、世界的なワインの産地であるナパ郡とソノマ郡を記録的高温、乾燥、強風によって急拡大した火災が襲った。 ナパの著名ワイナリー「カステロ・ディ・アモロサ」の一部も焼失し、オーナーはボトルが散乱する様子に目を覆う(写真)。 10月1日時点で鎮火のめどは立っておらず、6万8000人が避難を余儀なくされている。 <2020年10月13日号掲載> ===== 炎に包まれるワイン産地のナパ...

カリフォルニアワインの名産地ナパバレーでも山火事拡大 数千人に避難命令

米カリフォルニア州の山火事はワイン産地として知られるナパバレーでも拡大し、27日夜からの焼失面積は約45キロメートルと4倍以上に広がった。 山火事は27日午前にサンフランシスコの北方約96キロにあるカリストガで発生。ブドウ園や家屋が焼失し、当局は28日、住民数千人に避難命令を出した。 米西部全域に広がった山火事による被害は史上最悪規模に拡大。カリフォルニア州だけでも、これまでに1万5000平方キロ以上が焼失し、1年の被害としては過去最大となった。 8月15日以降、同州では26人が死亡し、7000以上...

米西部の大規模山火事、懸命の消火活動続く 視察の議員「1000キロ走行しても煙を抜け出せず」

米西部で発生した大規模な山火事はなお勢いが衰えず、各地で懸命の消火活動が続いている。 カルフォルニア州では8月中旬以降、これまでに130万ヘクタールが焼失。オレゴン州、ワシントン州でも今月上旬以降、約65万ヘクタールが焼失した。また、これまでに少なくとも34人が死亡した。 オレゴン州当局によると、同州と米国・カナダの消防士6500人が、政府当局や地域住民とも協力しながら消火活動に当たっているが、なお26カ所で火災が発生している。またカリフォルニア当局によると、州内26カ所の火災に対して1万7400人...