「災害」の記事一覧

米西海岸の大規模火災、原因は放火だった? 

<カリフォルニア州北部で9月下旬、今年最悪レベルの山林火災が発生。発火装置を所持した容疑者の身柄が確保され、放火説が濃厚に> 米カリフォルニア州北部、豊かな自然と野生生物に囲まれたレディングの郊外で9月22日、大規模な森林火災が発生した。高気温、乾燥、強風という条件を受けて火は勢いを増し、およそ34平方キロメートルが焼失した。 カリフォルニア州森林保護防火局(カルファイア)など1800名の作業員が消火活動にあたり、12日ほどを経ておおかた鎮火している。一時は2000棟を超える建物への延焼が懸念される...

ハリケーン「アイダ」のルイジアナ州上陸はあのカトリーナからちょうど16年目の同じ日だった

死者1800人という未曽有の被害を出した巨大ハリケーン「カトリーナ」からちょうど16年目に当たる8月29日、カテゴリー4の大型ハリケーン「アイダ」が米ルイジアナ州ニューオーリンズを直撃した。 写真は翌日の路上。なぎ倒された電柱を呆然と眺める女性の姿があった。 送電網も壊滅的な被害を受けており、停電が数週間にわたって続くとみられる。9月5日時点で、ルイジアナ州では今も約60万の住宅・企業が停電中だ。 「アイダ」はその後、東海岸でも甚大な被害をもたらしており、ニューヨーク州でも17人の死者が出ている。 ...

「それでもルーティンは欠かせない」ハリケーン渦中の路上でワークアウトする男たち

<暴風雨のなかで腕立て伏せに腹筋、傍らには楽しそうに撮影する人々> ハリケーンは何十年、何世紀にわたってメキシコ湾岸に暮らす人々の生活に甚大な被害をもたらしてきた。 29日昼過ぎ、大型ハリケーン「アイダ」がルイジアナ州南部にカテゴリー4の非常に強力な状態で上陸。そんななか、同州最大都市ニューオーリンズの歴史地区の路上で撮影された目を疑うような映像が話題になっている。 ツイッターに投稿されたこの動画は、4人の男性が暴風雨にさらされながら腕立て伏せや腹筋を披露するというもの。傍らには楽しげな様子で彼らにスマホを向ける人々の姿も映っている。 Please don't put yourself in harm's way. Try to stay in a safe space if you can. The winds are strong and potentially dangerous. #HurricaneIda @KSLA Credit: Yasmin Renè pic.twitter.com/s1p2U2rCVT— Jade Myers KSLA (@theJadeMyers) August 29, 2021 ルイジアナ州、ミシシッピ州、アラバマ州の各知事はアイダの上陸に先立って非常事態宣言を出し、ルイジアナ州南東部の一部地域では強制避難命令を発出。しかし、ニューオーリンズでは市長の判断によって強制的な避難令は出されなかった。そのため、横殴りの雨の中で彼らは堂々と「日課」をこなした。 午後から夕方にかけて猛烈な風がニューオーリンズを襲い、市内の広い範囲が停電に見舞われた。州内で最も人口の多い地域を通過したため、その影響は100万人以上の住民に及んでいる。 ニューオーリンズは2005年、ハリケーン「カトリーナ」の高潮によって堤防が決壊し、市内の大部分が冠水。壊滅的な被害を受けた。それ以降、同じ規模の嵐を経験しておらず、住民の間には不安が広がっていた。 彼らの行為が軽率な印象を与えたのは言うまでもない。 ===== Please don't put yourself in harm's way. Try to stay in a safe space if you can. The winds are strong and potentially dangerous. #HurricaneIda @KSLA Credit: Yasmin Renè pic.twitter.com/s1p2U2rCVT— Jade Myers KSLA (@theJadeMyers) August 29, 2021 ■台風の高波を背景にセルフィする男性も NOT RECOMMENDED: No time for a selfie; this was in south Louisiana ► https://t.co/5Qu3VV9XJp pic.twitter.com/AOjQPOC6i0— KSLA News 12 (@KSLA) August 30, 2021 ===== LAFOURCE PARISH: Part of the roof of Lady of the Sea General Hospital, in Galliano, blew off. @BrennanMatherne told me @LafourcheSO is hearing reports of some broken power poles, roof damage, some structure damage. @wdsu #HurricaneIda pic.twitter.com/iXMmURLNH2— Christina Watkins (@CWatkinsWDSU) August 29, 2021

「カトリーナ超え」のハリケーン・アイダがアメリカ南部に上陸

<「過去170年で最強レベル」とも言われるハリケーン。「最悪のルート」をたどっているとの見方も> 大型ハリケーン「アイダ」は8月29日、アメリカのルイジアナ州に上陸した。当局は過去170年間に同州を襲ったハリケーンの中でも勢力はトップクラスになる可能性があると警告。2005年にアメリカ各地に甚大な被害を出したハリケーン「カトリーナ」を超える勢力になるかも知れないと指摘する専門家もいる。 マイアミ大学のハリケーン研究者、ブライアン・マクノルディはAP通信に対し、アイダは「間違いなく」カトリーナよりも強...

ハイチ地震で負のスパイラル 支援依存でさらに弱体化する

<コロナ、ギャング抗争、大統領暗殺──疲弊するハイチ貧困層を直撃した大地震の非情> マグニチュード7.2の大地震が8月14日に発生したハイチで、被災者のいら立ちが頂点に達している。 救援活動が遅れ、不満を募らせた民衆は建物の倒壊現場に集まって仮設シェルター建設用の防水シートを要求。被災地は大地震の翌々日に暴風雨に見舞われたため、防水シートは以前に増して必需品だ。 大地震の死者数は18日時点で約2200人。負傷者は1万2000人を超え、多くは猛暑の中、屋外で治療を待っている。当局によると、倒壊家屋は5...

高まる自然災害リスク、アメリカ本土の建造物の57%は危険地域にある

<地震、洪水、ハリケーン、竜巻、山火事という5つの自然災害について、各災害事象の発生確率と規模をもとに米国本土で「ホットスポット」を特定した> 気候変動によって自然災害のリスクが高まっている。自然災害はより頻繁に発生し、より激しく、その規模も大きくなり、毎年、多くの建物や社会インフラに被害が及んでいるにもかかわらず、米国本土では、今もなお、都市開発や地域開発が活発にすすめられている。 このほど、米国本土の建造物の過半数が自然災害の起こりやすい場所にあることが明らかとなった。 自然災害のホットスポット...

オーストラリア、一面クモの巣で覆われる

<6月中旬、豪雨と洪水に見舞われた豪ビクトリア州ギプスランドで、低木帯が一面、クモの巣に覆われ、その様子をとらえた動画がSNS上で話題となっている> 2021年6月中旬、豪雨と洪水に見舞われた豪ビクトリア州ギプスランドで、低木帯が一面、クモの巣に覆われ、その様子をとらえた動画がSNS上で話題となっている。クモの巣に無数に点在する黒い点は、普段、落葉や土の中に生息しているクモだ。 Parts of #Gippsland are covered in #spider web??!! The little...

洪水でクモ大量出現、世界で最も危険な殺人グモも:シドニー

<洪水に見舞われたシドニー近郊で、数千匹のクモが住宅に押し寄せた。致死性の毒を持つ「殺人グモ」の出現も相次ぐ> オーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州で3月下旬、数十年に一度レベルの大規模な洪水が発生した。約1万8000人の住民が避難を余儀なくされた大災害は、浸水地域の広がりと共に、住民たちをさらに戸惑わせる異常事態を招く。通常は地面付近で活動しているクモが水に溺れまいとし、民家など高い場所を求めていっせいに這い上り始めたのだ。 豪ABCは民家の壁を覆うようにびっしりと発生した無数のクモの動...

豪ほぼ全州に警報 「100年に1度の大洪水」で住宅が流される被害も

オーストラリアが過去数十年ぶりの水害に見舞われた。 最大都市シドニーがある南東部ニューサウスウェールズ州(写真)などでは数日間、豪雨が続き、住宅が流される被害が出ている。 同州首相が「100年に1度の水害」と呼ぶ事態だ。洪水によって3月23日までに1万8000人以上が避難し、ほぼ全ての州で警報が出された。 ===== オーストラリア北部で一週間にわたって続いた豪雨の影響で、エアーズロックにも滝が出現 The Telegraph-YouTube...

災害大国だからこそ日本の日常にある「奇跡」

<インド洋津波災害でも、インドネシアのシムル島では津波を語り継いだために起きた奇跡があった> はじめに、東日本大震災で亡くなられた方々とご遺族の皆さまに哀悼の意を表するとともに、未だ避難生活を送られている方々、全ての被災者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 東日本大震災が発生した日、牙を剥き出し陸地をえぐりながら迫る津波の凄まじさ、人々の大切なものを破壊し、根こそぎさらってゆく無情さ、そして親族、友人の無事を祈る人びと。それらの映像が未だに鮮明に脳裏に焼きついている。被災地からの映像を見ているだ...