「特集バイデン政権始動」の記事一覧

天下分け目の対中テクノロジー戦争、バイデンは技術的優位を死守せよ

<今や米中の主戦場はテクノロジー、貿易や製造業の国内回帰に固執するといった時代遅れの考えは捨てよ> (本誌「バイデンvs中国」特集より) 政権が新しくなっても、貿易政策は古いままか──。 1月20日に任期が切れるドナルド・トランプ米大統領と、ジョー・バイデン新大統領には無数の違いがある。だが貿易分野、特に対中貿易に関しては、バイデンはトランプさえも上回る保護主義者だ。 バイデンは、中国に対してさらに「積極的な貿易上の措置」を取ると公約しただけではない。連邦政府が米製品購入に4000億ドルを投じる「バ...

総ざらいバイデンの外交10大課題 最も変化が大きいのは?

<中国だけではない、民主党新政権の外交課題。ロシア、イラン、イラク、欧州、サウジ、北朝鮮......。いまだかつてない内憂外患を抱えつつ、一気呵成な政策転換を目指す> (本誌「バイデン 2つの選択」特集より) 4年前、ホワイトハウスにやって来たドナルド・トランプは最初の100日間で前任者バラク・オバマの政治的遺産を片っ端から粉砕し、逆転させ、「アメリカ第一主義」なるものを打ち出して、先人たちが何十年もかけて超党派で築き上げたアメリカ外交の基本合意をかなぐり捨てたのだった。 今度はそれを、もう一度ひっ...

トランプ主義への対処を誤れば、トランプは「英雄、殉教者、スローガン」になる

<トランプを恩赦すべきか、説明責任を追及すべきか。そしてトランプ派をどう扱うか。バイデンはウォーターゲート事件後以上に難しい舵取りを迫られている> (本誌「バイデン 2つの選択」特集より) ドナルド・トランプ前大統領の説明責任という重大な問題について判断を下すのは誰しもが難儀するだろう。大統領に就任したジョー・バイデンならなおさらだ。沈黙が続くのも無理はない。 78歳で民主党古参のバイデンは、厳格なアプローチより団結と和解を説くほうが性に合うようだ。1月6日の連邦議会議事堂への襲撃を受けて正義を求め...

バイデン政権始動:最大の問題は共和党がトランプと縁を切れるかどうか

<バイデンは「団結」を訴え、トランプ後のアメリカが始まった。だが「トランプ主義」はまだ死んでおらず、共和党自体も今後はイデオロギー的な再生を迫られるのではないか> (※本誌「バイデン 2つの選択」特集より) 政治に新たなユニティ(結束、団結)の風を吹かせる。ジョー・バイデンはそう誓って、1月20日に晴れて第46代アメリカ合衆国大統領となった。その場が大勢の州兵や警官に守られていたのは、前任者ドナルド・トランプの残した混乱と怒りの傷が深く、新大統領の歩むべき道が険しいことの証左だ。 長年の盟友たち(上...