「犯罪」の記事一覧

ウーバーイーツなど宅配業者がデモ「自転車を盗まれた」

ニューヨークで新型コロナウイルスの思わぬ副作用が出ている。 最近、電動自転車でデリバリー業を営む人々が自転車の盗難・強奪に遭うケースが続発。 たまりかねた彼らが街頭で犯罪に抗議しつつ、治安強化を当局に求めた。 コロナ禍で増えた宅配業者だが、低賃金が多く、高価な商売道具を奪われたらとてもやっていけない。 <2020年10月27日号掲載>...

韓国ネットに新たな闇 犯罪者を晒す「デジタル刑務所」、えん罪で死者も

<ネット先進国の韓国は、ネット犯罪の闇も深い。その闇に引きずり込まれた者がさらなる闇を生み出した> 奴隷と呼ばれる女性の性搾取や幼児ポルノなどの映像を掲載した「n番部屋事件」が韓国社会を震撼させ、犯人の身辺情報公開を求める声が高まっていた今年3月、韓国のネット上に突如「デジタル刑務所」というサイトが誕生した。 韓国メディアの報道によると、このデジタル刑務所運営者の一人は、自身の親戚が「n番部屋事件」の被害者だったと語り、性犯罪に対する刑罰が軽すぎることに反対するため「デジタル刑務所」を始めたと主張し...

無法地帯と化すハイチ 警官が暴徒化する理由とは?

ハイチの首都ポルトープランスで、警官とその支持者らによる抗議運動が過激化。 武装した数百人が車に次々と火を放つなどして、治安が著しく悪化している。 彼らが要求するのは警官の賃上げと、殺人などの容疑で拘束されている麻薬取締官の釈放。 政府とギャングの癒着もささやかれるなか、無法地帯から脱却できる日は当分訪れそうにない。 <2020年10月6日号掲載> 【関連記事】ハイチの治安は最悪レベルの無法状態、ギャングと当局の癒着疑惑も 【関連記事】抗議デモに参加した17歳息子の足元に新品の靴 略奪に加わった可能...

ナイジェリアで性暴力厳罰化──性犯罪者の去勢には疑問の声も

<ナイジェリアでは、ロックダウン以降、レイプ件数が3倍に跳ね上がった。このためカドゥナ州で性犯罪が厳罰化された......> カドゥナ州で性犯罪者は去勢のうえ死刑または終身刑に アフリカ最大の国ナイジェリアのカドゥナ州でこのほど、レイプが厳罰化され、有罪となった場合は、去勢(睾丸または卵管を摘除)された上に死刑または終身刑となることになった。同州知事が9月11日に署名し、即日施行された。 ナイジェリアでは新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、3月下旬から大都市で外出禁止措置(ロックダウン)が取ら...

政府がわざわざ公開した、ギャング受刑者で「密」の刑務所

中米エルサルバドルのケサルテペケ刑務所が報道陣に公開された。 獄中にいるのは、同国の2大ギャングのメンバー。 殺人事件を減らせば服役者に便宜を図ると、政府がギャングと交渉しているとの疑惑が持ち上がったため、厳格な管理の様子を公開した。 敵対勢力と一緒に収監された受刑者たちはマスク姿ではあるが、かなり「密」だ。 <2020年9月22日号掲載> 【関連記事】 ・写真特集:ギャングへの救いなき福音派の祈り(ドキュメンタリー写真家 ナデージュ・マザー) ・エルサルバドル、台湾との断交に「中国からの内政干渉受...

逮捕されたトランプ元側近バノン、クラウドファンディングを詐欺に活用

<メキシコ国境に壁を建設するための資金調達キャンペーンで約26億円の献金を集めたが、その一部がバノンらのもとに> トランプ米大統領の元側近で、首席戦略官兼上級顧問だったスティーブ・バノンが8月20日、詐欺と資金洗浄の容疑で逮捕・起訴された。 バノンを含む4人の容疑者は、アメリカとメキシコの国境に壁を築くため、その建設資金をクラウドファンディングで調達するキャンペーンを展開していた。司法省によれば、バノンらが設立した非営利組織は2500万ドル(約26億円)の献金を集めたが、そのうち100万ドル以上がバ...

相模原障害者殺傷事件、心底恐ろしい植松聖死刑囚の姿勢

<朝日新聞取材班による裁判員裁判の取材と被告との面会記録。本書を読んで特に際立っていると感じたのは、被告の偏りすぎた価値観と根拠のなさ、それに伴う思い込みの強さだ> 神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」において、死傷者45人を出した大量殺傷事件が起きたのは2016年7月のこと。つまり、この夏で4年が経過したことになる。 時の経過の速さに驚かされるばかりだが、植松聖容疑者に死刑判決が言い渡されたからといって、この事件が"解決"したわけでは決してない。 被害者遺族の胸中に今も被害者への思いが...

米NY州、全米ライフル協会の解散求め提訴 幹部らが多額の資金流用か

ニューヨーク州のジェームズ司法長官は6日、全米ライフル協会(NRA)の幹部らが個人的な使途のために多額の資金を流用したなどとして、協会の解散を求める訴えを起こした。 NRAは米国で最も規模が大きく、影響力を持つ銃関連圧力団体で、与党・共和党の支持団体。ニューヨーク州に非営利団体として登録しているため、同州の法律が適用される。 訴訟の対象となったのはNRAと、ウェイン・ラピエール氏ら幹部4人。ラピエール氏はNRAのバイスプレジデントを務め、約30年にわたりNRAを率いてきた。 ジェームズ長官は、NRA...

死刑に賛成する弁護士もいる、終身刑ではいけない理由を彼らはこう言う

<冤罪のおそれがある、生きて償うべき......。死刑制度に反対する人たちはこのような意見を述べるが、果たしてそれは正しいのか。日弁連の見解に反対する弁護士たちが声を上げた> 弁護士には多少なりとも、「死刑制度に反対している」というイメージがあるように思う。事実、日本弁護士連合会(日弁連)はたびたび死刑制度廃止運動を行っているし、日弁連会長は死刑が執行されるたびに抗議の声明を出してもいる。 だが『死刑賛成弁護士』(犯罪被害者支援弁護士フォーラム・著、文春新書)の著者は、「死刑制度に反対する弁護士たち...

インドネシア、地元TV局スタッフが殴打・刺殺され遺体放置 謎だらけの事件にメディア騒然

<ニュース番組スタッフの殺害事件。だが報道に関するトラブルでもないという......> インドネシアの民放テレビ局「メトロTV」の若手編集スタッフが遺体で発見される事件が発生した。複数の刃物傷が残されていることや遺体がバナナの葉で覆い隠されていたこと、さらに所持品がほとんど奪われていなかったなどから地元警察は「物盗りではない殺人事件」との見方を強めて捜査を開始した。 かつては政府関係者、高級公務員や大物財界人、治安当局者などの腐敗や汚職、人権侵害などを追及する記者やマスコミ関係者が口封じと見せしめの...