「犯罪」の記事一覧

「反マスク派」ポスターを剥がした女性、仕込まれていたカミソリで負傷

<英カーディフの街角に貼られた「マスクには効果がない」と書かれたビラは、直接的にも間接的にも人を傷付けるものだった> イギリス南西部ウェールズ最大の都市カーディフ在住の女性が、「マスクには効果がない」と書かれた掲示物が貼られているのを見付け、それを剥がそうとしたところ、後ろに仕込まれていたカミソリの刃で手を切るケガを負う事件があった。 イギリスのITVニュースによると、「レイラ」という名だけが伝えられているこの女性は、7月27日、カーディフの街頭に貼られていた「マスクには効果がない」と書かれたビラを発見したという。 レイラはBBCの取材に対し、カーディフのカウブリッジ・ロード・イースト近くで、「反コロナのひどいデマを主張する」掲示物の存在に気づき、何か別のものに張り替えようと考えたという。 実は彼女はステッカーを制作するアーティストであり、自身がステッカーを作る理由の1つとして、「デマがはびこる風潮と戦うこと」を挙げているという。 マスクに意味がないと主張する掲示物を「何かもっと良いもの」に置き換えようとした際、レイラはその掲示物の後ろに留められていたカミソリの刃で手を切り、「長く深い切り傷」を負った。「信じられない気持ち」になったと、彼女は語っている。その後、彼女はすぐに医療機関で処置を受けたという。 「掲示物の裏にカミソリの刃が仕込んである、なんていうのは都市伝説だと思っていた。自分の身に実際にこんなことが起きるなんて信じられなかった」とレイラは言う。 投稿をでっち上げと決めつける人も この一件ののち、レイラはソーシャルメディアに、自身の手と掲示物を撮った複数の写真を掲載。この掲示物には「マスクには効果がない」という言葉のほかにも、「マスク:恐怖をあおり、『パンデミック』なるものを長引かせる、視覚に訴える小道具」との一文があった。 レイラはBBCに対し、ケガをした自身の手と掲示物の写真を投稿したところ、非常に幅広い、さまざまな反響があったと語った。手のケガが早く治るよう、祈る言葉をかけてくれた人がいた一方で、「いい気味だ――そのカミソリの刃を口に突っ込めば良かったんだ」といった言葉を投げつける人や、この投稿をでっち上げだと決めつける人もいたという。 「何か主張したいことがあって、それを掲示物に記すというなら、私はそういう人を止めるつもりはない。だが、誰かにケガを負わせるようなやり方はやめて欲しい」と、レイラは語る。「(掲示物に触るのが)子供だったかもしれない」 ===== イギリスでは現在、屋外の大半の場所ではマスクの着用は義務づけられていない。ただし、マスクが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大緩和に役立つことは、多数の科学的研究で示されている。 レイラはITVニュースの取材に対し、自身がすでに2度、新型コロナウイルス感染症に感染しており、その経験から「マスクに効果はない」と書かれた掲示物を撤去しなければという思いに駆られたと語った。 「『コロナはインフルエンザと同じ』といったデマ情報を数多く目にするが、それは完全に誤りだ」とレイラはITVに語った。「こうした内容のポスターやステッカーが広まれば、より多くの人が新型コロナウイルスに感染する事態を招いてしまう」 ITVの報道によると、レイラは事件が起きてまもなく、南ウェールズ警察本部にこの一件を通報したという。同警察本部の広報官は、この事件を認識しているとして、この件について何か知っている人がいれば申し出て欲しいと情報提供を呼びかけた。 (翻訳:ガリレオ) ===== <【写真】レイラが剥がした実際のビラと、カミソリの刃の写真> CW:// bloodI'd love to know, which fuckwit decides to put razor blades behind stickers?Pulled this anti mask bullshit down on Canton high street, and absolutely mulched my hand.Thankfully, it's fixed now, but ouch! pic.twitter.com/K7uymohHhq— N3KOcardiff! - making the world nicer! (@N3KOcardiff) July 27, 2021

人間のオモチャにされたイルカ死ぬ──野生動物に触るのは犯罪

<どんなにかわいくても野生動物に手を触れるのは犯罪行為。有罪になれば懲役5年も> ドイツの海水浴客に捕まったらしいネズミイルカが、集まってきた十数人の子供たちに抱きしめたり撫でられたりした後、死亡した。 7月9日の通報によると、複数の大人がネズミイルカを捕まえて海面に顔を出させていたようだ──地元リューベック警察はそう発表した。バルト海に面したドイツ北部のグレーミッツの海水浴場で起きた悲劇だ。 大人たちは、ネズミイルカを海面に出したまま20人以上の子供たちを呼び寄せ、抱いたり触らせたりしたという。 ...

ヤクザの腕を切り落とした半グレ「怒羅権」創設期メンバーが本を書いた理由

<中国残留孤児2世、3世が結成し、凶行で悪名を轟かせた怒羅権だが、元は生き残るため、助け合いのための集団だった> 「怒羅権(ドラゴン)」という名に聞き覚えのある人は少なくないだろう。1980年代後半の東京都江戸川区葛西で、中国残留孤児2世、3世によって結成された「半グレ」集団である。 『怒羅権と私――創設期メンバーの怒りと悲しみの半生』(汪楠・著、彩図社)の著者は、そんな怒羅権の創設期からのメンバーである。本作表紙に確認できる表情は柔らかだが、その反省は決して穏やかなものではなかった。 私自身、ヤク...

中国が1000人逮捕、仮想通貨マネロンの「協力者が後を絶たない」仕組み

<これまでに31万人が逮捕された。中国で暗号資産を使用したマネーロンダリング(資金洗浄)の取り締まりが強化されている> 中国で、暗号資産(仮想通貨)を使用したマネーロンダリング(資金洗浄)の取り締まりが強化されている。 公安省の6月9日の発表によると最近、5回目の「違法カード撲滅作戦」が行われ、1100人以上が逮捕、170以上の犯罪組織が摘発された。 同省の声明によると、犯罪組織は「コインファーマー」と呼ばれる実行犯を用意して、(不正に取得した)個人の銀行カードや個人情報を与え、仮想通貨取引プラット...

自分の家に押し入った泥棒と親友になった女性 「人は変われる」

<更生プログラムを通じて出会った窃盗犯のニール。「再チャレンジ」の大切さをこの友情に学んだ> 2019年3月、夫のテリーと親族を訪問した後、イングランド中部バーミンガム近郊にある自宅に戻ってきたときのことだ。普段は階段の上に置いてある袋が床に落ちているのに気付いた。なぜだろうと、夫に聞いたことを今でも覚えている。 テリーは私を見つめて言った。「泥棒に入られたんだ」 まさかと思ったが、居間のコーヒーテーブルの引き出しは空っぽで、孫のXboxや現金500ポンドが消えていた。寝室のベッドには引き出しの中身...

バラバラ殺人に臓器売却、ナイジェリアで連続猟奇殺人

<ナイジェリアで遺体を切断する殺人が続き、警察は警戒を強めている> ナイジェリアで、34歳の男が友人を殺害し、その遺体をバラバラに切断して臓器を牧師に売ったと自白した。 事件が起きたのは、ナイジェリア南部バイエルサ州のサグバマという町で、容疑者のオクペグボロ・アブウェロスオは隣接するデルタ州の出身だった。 地元紙ガーディアン・ナイジェリアは25日、当局に匿名で事件を通報した隣人の話として、容疑者は自宅に故郷の友人を招いて2週間ほど滞在させ、その後殺害した、と報じた。 オクペグボロは夜中にすりこぎで友...

サービス業化するハッカー集団──ダークサイドの取り分は身代金次第

ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)によって米パイプライン最大手コロニアル・パイプラインがサイバー攻撃を受けた事件で、同社がハッカー集団ダークサイドに対して440万ドルをビットコインで支払ったことが明らかになった。 暗号資産(仮想通貨)調査会社エリプティックによると、コロニアルを含む被害者の47%がダークサイドに合計9000万ドル超を支払っている。 ダークサイドは「開発者」としてハッキングツールを外部の「パートナー」に提供し、ハッカー攻撃を委ねる「サービス」を提供しており、得られた金額に応じてダー...

市民の「殺害事件」を繰り返すアメリカ警察は、どんな教育で生まれるのか

<地域社会と市民を守りたくて警察官を志したはずの善良な人々は、いかにして組織内の教育で「変身」するか> 警察官の人格はいかにして形成されるのか。それを、理屈ではなく体で感じ取りたい。アメリカの首都ワシントン郊外にあるジョージタウン大学の法学教授ローザ・ブルックスはそう思い、2015年に首都の予備警察隊に志願し、その「沈黙の青い壁」の内側に飛び込んだ。 そこで見聞きし、考えたことを、彼女は新著『青い制服にこんがらがって(Tangled Up in Blue)』(ペンギン・プレス刊)にまとめた。この本に...

アジア系男性が激しい暴行で重症、NY市警が動画を公開

<全米でアジア系に対する暴力事件が頻発するなか、空き缶を拾っていた男性がいわれなき犯行の犠牲に> ニューヨークでまたアジア系の男性(61)が激しい暴行を受け、昏睡状態にある。ビル・ビル・デブラシオ市長は犯人を逮捕すると怒りをあらわにした。 中国からの移民ヤオ・パン・マーは4月23日の夜、イーストハーレムで空き缶を集めているところを襲われた。ニューヨーク市警によれば、被害者は背後から近づいてきた何者かに「背中を殴打され、地面に倒れた」。「被害者が倒れると、犯人は被害者の頭を何度も蹴り、踏みつけ、徒歩で...

人気ドラマ『ロー&オーダー』新作に、あのC・メローニが主役として帰ってきた

<『ロー&オーダー:性犯罪特捜班』のエリオット・ステイブラー刑事が、10年ぶりに復活> アメリカの人気犯罪ドラマシリーズ『ロー&オーダー:性犯罪特捜班』のファンにとっては、クリストファー・メローニ演じるエリオット・ステイブラー刑事との約10年ぶりの再会だ。 米NBCテレビで4月1日、『ロー&オーダー:組織犯罪』の放映が始まった。この人気シリーズの新スピンオフ作品では、ステイブラーがニューヨーク市警に戻り、組織犯罪に対抗するタスクフォースを率いることになる。 メローニは『ロー&オーダー』のタフな刑事と...