「犯罪」の記事一覧

米NY州、全米ライフル協会の解散求め提訴 幹部らが多額の資金流用か

ニューヨーク州のジェームズ司法長官は6日、全米ライフル協会(NRA)の幹部らが個人的な使途のために多額の資金を流用したなどとして、協会の解散を求める訴えを起こした。 NRAは米国で最も規模が大きく、影響力を持つ銃関連圧力団体で、与党・共和党の支持団体。ニューヨーク州に非営利団体として登録しているため、同州の法律が適用される。 訴訟の対象となったのはNRAと、ウェイン・ラピエール氏ら幹部4人。ラピエール氏はNRAのバイスプレジデントを務め、約30年にわたりNRAを率いてきた。 ジェームズ長官は、NRA...

死刑に賛成する弁護士もいる、終身刑ではいけない理由を彼らはこう言う

<冤罪のおそれがある、生きて償うべき......。死刑制度に反対する人たちはこのような意見を述べるが、果たしてそれは正しいのか。日弁連の見解に反対する弁護士たちが声を上げた> 弁護士には多少なりとも、「死刑制度に反対している」というイメージがあるように思う。事実、日本弁護士連合会(日弁連)はたびたび死刑制度廃止運動を行っているし、日弁連会長は死刑が執行されるたびに抗議の声明を出してもいる。 だが『死刑賛成弁護士』(犯罪被害者支援弁護士フォーラム・著、文春新書)の著者は、「死刑制度に反対する弁護士たち...

インドネシア、地元TV局スタッフが殴打・刺殺され遺体放置 謎だらけの事件にメディア騒然

<ニュース番組スタッフの殺害事件。だが報道に関するトラブルでもないという......> インドネシアの民放テレビ局「メトロTV」の若手編集スタッフが遺体で発見される事件が発生した。複数の刃物傷が残されていることや遺体がバナナの葉で覆い隠されていたこと、さらに所持品がほとんど奪われていなかったなどから地元警察は「物盗りではない殺人事件」との見方を強めて捜査を開始した。 かつては政府関係者、高級公務員や大物財界人、治安当局者などの腐敗や汚職、人権侵害などを追及する記者やマスコミ関係者が口封じと見せしめの...

今度は殺害された黒人6人の写真が吊るされた

<黒人差別に対する抗議デモが続く一方で、黒人に対するヘイトや暴力事件は増加している> 警官や白人に殺された黒人6人の写真、公園の木に吊るしたロープの先に括り付けてあるのが見つかった。かつての黒人に対する凄惨なリンチを想起させる首吊り用のロープだ。 現場となったウィスコンシン州ミルウォーキー郡の保安局は、同郡のリバーサイド公園に写真を吊るした容疑者について、市民からの情報提供を求めている。 犯行のあった6月20日にフェイスブックに投稿された動画には、黒人の人権団体「オリジナル・ブラックパンサー」ミルウ...

NY市警官が反論「黒人の命も大事だが警官の命も大事」

<暴力や略奪に弁解の余地はない、今こそ法と秩序を取り戻さなければならない> 14年以上ニューヨーク市で警察官を務めてきた私は、数十年前のタイムズスクエアは行ってはならない場所だったという話をよく聞いた。昔は売春から麻薬取引、窃盗まで、犯罪が横行する地域だったそうだ。マンハッタンの大半も1980~90年代は危険な場所だった。まさかこの偉大な街が再び危機に陥るとは、想像もしていなかった。 ここ数日のニューヨークは、見るに堪えない状況だった。警察官の努力と献身は台無しになり、時代が逆戻りした。ひどい略奪と...

「有罪判決を受ける理由は…おまえが黒人だから」冤罪で死刑囚となった黒人の物語

<「おまえがなにをしていようが、なにをしていなかろうが、関係ない」と刑事は言った。「おまえが有罪判決を受ける理由を五つ、説明できるぞ。知りたいか?」――あまりのひどさに信じがたい実話。しかも、決して昔の話ではない> ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイド氏が警官から暴行を受け死亡したことから、黒人差別問題に今また注目が集まっている。 世界各地へ広がった抗議運動は「Black Lives Matter」ムーヴメントを生み出すに至ったが、そんな中で記憶に蘇ってきた書籍がある。『奇妙な死刑囚』(アンソ...

黒人男性の遺体が吊るされて発見された件でFBIが再調査、一方で3人目の遺体も発見 

<絞首刑のような状態で見つかった黒人男性はこれで3人目。自殺なのか、おぞましい過去のリンチがよみがえったのか> ロバート・フラーとマルコム・ハーシュという2人の黒人男性が相次いで亡くなった件をめぐる捜査に関して、米連邦捜査局(FBI)と司法省、カリフォルニア州司法長官事務所が再捜査を行うことになった。2人は、50マイル(約80キロ)ほど離れたカリフォルニア州の2つの町で、ハーシュは5月31日に、フラーは6月11日に、どちらも木に吊り下げられた状態の遺体として発見された。 今回の再捜査の決定に先だって...

自殺かリンチか、差別に怒るアメリカで木に吊るされた黒人の遺体発見が相次ぐ

<白人警官に黒人が射殺されて新たな怒りに燃えるアメリカで、木に吊るされた黒人男性の死体が連続して発見され、慎重な捜査が進んでいる> カリフォルニア州ロサンゼルス郡の保安官事務所は、6月11日に木に吊るされた遺体で発見されたパームデール市の黒人男性ロバート・フラーの死因に関する捜査状況を発表。その後、近くのサンバーナーディノ郡の当局が、同じように木に吊るされた状態だった別の黒人男性の遺体について、捜査を進めていることを認めた。 サンバーナーディノ郡保安官事務所の広報担当者ジョディ・ミラーは本誌にあてた...

カナダで「童貞テロ」を初訴追──過激化した非モテ男の「インセル」思想とは

<女性が自分と性交したがらないために「不本意な禁欲」を強いられている。自分が不幸なのは、女にモテる男や、モテる男になびく女のせいだという身勝手な考えに基づく犯罪が増加している> カナダで2月に起きた女性刺殺事件に関連して、現地の警察は5月19日、10代の少年を殺人ではなくテロ容疑で起訴した。少年は、女性蔑視主義者「インセル」の運動の影響で事件を起こした可能性があると判明したからだ。インセルとは、「不本意な禁欲主義者(involuntary celibate)」の略で、恋人がいなくて禁欲を強いられてい...

危機に直面して自分を責める時代はもう終わりにしよう

<新型コロナウイルスによる深刻な経済低迷で、失業を苦にして自殺する人の増加が懸念されるが......> 新型コロナウイルスの影響で、職を失う人が増えたらどうなるか。日本で懸念されるのは自殺の増加だ。失業率と自殺率の長期推移を描くと、気味が悪いくらいシンクロしている(拙稿「失業率とシンクロする自殺率の推移」本サイト、2019年1月9日)。 関係を定式化すると、失業率6%で年間自殺者3万人、10%で4万人、15%まで高まると5万人を越える事態が想定される。寒気のする事態だが、各地で雇い止めが起きているこ...