「環境」の記事一覧

モーリシャス政府が賠償請求 座礁事故「わかつき」の長鋪汽船に

インド洋のモーリシャス沖で座礁した貨物船の船主、長鋪(ながしき)汽船は、モーリシャス政府から損害賠償を求められていることを明らかにした。適用される法に基づき誠意を持って対応するとしている。事故の原因はまだ分かっていないという。 貨物船「わかしお」は7月25日に座礁。亀裂の入った燃料タンクから油が流出した。約4000トンの油を積み、1000トン超が海に流出。船内に残っていた油は8月12日までにほぼすべて回収できたとみられるという。 モーリシャスのジャグナット首相が環境緊急事態宣言を出すなど、周辺の生態...

モーリシャスの観光産業、日本船の重油流出でコロナ被害に追い打ち

インド洋に浮かぶモーリシャスの観光関係者らは、同国の沖合で7月25日に商船三井が運航する貨物船「わかしお」の座礁により重油が流出し、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている観光産業に対し、一段の被害が生じると懸念している。また、天然の海岸が汚染されれば、雇用が脅かされる可能性があるとしている。 昨年の観光収入は630億モーリシャスルピー(16億ドル)だった。 中銀は5月、過去2カ月だけでも観光減少により失った外貨が120億ルピーに達したと発表した。 あるカイトサーフィン業の経営者は、地元のガイ...

モーリシャス沖で座礁した商船三井の運航船、燃料流失1000トン 生態系へ深刻な影響

商船三井が運航する貨物船「わかしお」がインド洋モーリシャス沖で座礁した事故を巡り、燃料流出に伴う周辺への影響が深刻化している。11日には海辺の清掃活動を進めているモーリシャスのボランティアが死んだウナギを確認した。粘着性の黒い液体にまみれたヒトデの死骸も確認されているほか、カニや海鳥も死んでいる。 わかしおは岡山県の長鋪(ながしき)汽船の関連会社が保有・管理し、商船三井が運航する大型ばら積み船。7月25日にモーリシャス南東沿岸のサンゴ礁で座礁し、先週になって燃料が流出し始め、周辺の生態系に深刻な影響...

モーリシャスが環境緊急事態宣言 日本船の燃料流出で生態系に懸念

インド洋のモーリシャス島沖で7月下旬に座礁した日本の貨物船について、燃料の流出が周辺の生態系に壊滅的な打撃をもたらす恐れがあるとの懸念が広がっている。 座礁したのは岡山県の長鋪(ながしき)汽船の関連会社が保有・管理し、商船三井が運航する大型ばら積み船「わかしお」。7月25日に座礁し、船体の亀裂から燃料が流出した。2社は9日に会見し、およそ1000トンが流出した可能性があることを明らかにした。 モーリシャスのジャグナット大統領は8月6日に環境緊急事態宣言を出し、国際支援を要請した。「わかしおの沈没はモ...

コロナが迫るサステナブルへの転換「2020年は大変革の始まった年として記憶されるだろう」

<人類の行動が地球のほぼ全ての種の未来を決定づける段階に入っているが、社会と経済を急停止させた新型コロナはサステナブルな方向に舵を切る契機にもなり得る> 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まってずいぶんたつが、世界経済への衝撃が消え去る気配はない。テクノロジーが支配する現代社会において、平時でこれほどの経験は前例がなかった。 感染拡大の第2波が発生し、さらに第3、第4......と続くのか。世界中の指導者がこの恐ろしい問いに頭を悩ませているが、答えは誰にも分からない。グローバルなサ...

いまだ石炭重用する日本、「7つの業界」がエネルギー政策に大きく関与 英団体が調査

英国の非営利組織インフルエンスマップはこのほど、国内総生産(GDP)の1割に満たないごく一部の業界が、日本の気候変動・エネルギー政策に大きな影響を与えているとする調査をまとめた。 日本の50の主要な経済・業界団体を選出して検証したもので、気候変動・エネルギー政策への関与の度合いをそれぞれ点数化した。 ロイターが事前に入手した調査報告書は、鉄鋼、電力、自動車、セメント、電気機器、 石油・石油化学、石炭関連の7つの産業が業界団体を通じて積極的に国の政策に働きかけていると指摘。「パリ協定と整合する気候変動...

中国・三峡ダムに「ブラックスワン」が迫る──決壊はあり得るのか

<豪雨により被災者1400万人の洪水被害が出ている中国で、世界最大の水力発電ダムの危機がささやかれている。決壊すれば上海が「水没」しかねないが、三峡ダムの耐久性はほぼ臨界点に達しているかもしれない> 6月半ばの梅雨入り以来、中国の南部と西南部では連日の大雨と集中豪雨により、同月下旬には少なくとも198本の河川が氾濫し、26 の省・市・自治区で洪水が起きている。倒壊家屋は1万棟以上、被災者は1400万人近くに上り、74万人超が緊急避難した。直接的な経済損失は278億元(約4230億円)に上るという。 ...

新型コロナに水銀汚染 アマゾン「ゴールドラッシュ」で不法採掘者が急増

ブラジルの先住民族ヤノマミ族が暮らすアマゾン熱帯雨林の中心部で過去5年間、違法な金の採掘が急増している。衛星画像による独自データをロイターが分析した結果、明らかになった。 民族は南米の先住民族の中では最も人口が多いが、外界からかなり隔絶された環境に住んでいる。ベネズエラとの国境近く、ポルトガルほどの大きさの保護特別区域に2万6700人以上が暮らす。 彼ら、彼女らが数世紀前から暮らしてきた原生林の地下には、金を含む貴重な鉱物資源が眠っている。 ここ数十年というもの、金を求める非合法の探鉱者らがこの地に...

韓国、環境対策で包装材削減に向けた「セット販売禁止法」で大混乱 発表2日で撤回へ

<日本のレジ袋有料化と同様に、韓国でも7月から環境対策の法律の施行を予定していたが......> 日本では7月1日から全国一律でレジ袋の有料化がスタートとなる。スーパーマーケットなどはもちろん、お弁当屋さんなどのテイクアウトでも対象となるため、既にマクドナルドなどは有料化対象外であるバイオマス素材の配合率25%以上のレジ袋に切り替えられているという。 もともと過剰包装が多いと言われている日本では、導入初期は多少混乱を招くかもしれないが、環境問題への対策として今後のライフスタイルを変えるきっかけになる...

世界最大の中国「三峡ダム」に決壊の脅威? 集中豪雨で大規模水害、そして…

新型コロナの発生地とされる中国湖北省に、新たな脅威が迫っている。 集中豪雨により長江上流で大規模な水害が発生。中流域の同省宜昌市にある世界最大の水力発電ダム「三峡ダム」が決壊する恐れが出ている、と学者が指摘している。 6月下旬も釣りを楽しむ人の姿が見られたが、仮に決壊した場合、犠牲者数はコロナの比ではない。 <2020年7月7日号掲載> 【関連記事】中国「三峡ダム」危機――最悪の場合、上海の都市機能が麻痺する ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年7月7日号(6月30日発売)は「Blac...