「移民」の記事一覧

アメリカへの移民が倍増ペース バイデンへの非難も急増中

アメリカでは2020年10月~21年9月に、メキシコ国境を越えて入国を図る移民の数が100万人以上に上る見込みだ。昨年度の45万8088人の倍以上に膨らむとみられている。税関・国境取締局(CBP)によれば、今年2月までの南部国境からの移民は既に39万人を超えた。バイデン米政権の誕生直前から入国希望者が押し寄せているのは、バイデン大統領がトランプ前政権の移民政策を覆すことを公約しているため。急激な不法移民の増加に、バイデンを非難する声も高まっている。 DARIO LOPEZ-MILLSーPOOLーRE...

象徴的公約「国境の壁」完成を急ぐトランプに世論は?

不法移民に対する世論の反発を追い風にしてきたトランプ米大統領にとって、メキシコ国境沿いの「壁」建設という公約は自らの統治の象徴。 バイデン次期大統領が早々に建設中止を表明するなか、年末までに全長724.2キロの壁を完成させようとラストスパートをかけている。 だが、莫大な税金の無駄遣いとの批判の声も。 <2020年12月15日号掲載> ===== 国境の壁は本当に必要か? The Gravel Institute-YouTube...

トランプ公約の「国境の壁」建設、年内完成を急ぐ

<バイデンもできてしまったものを壊す気はないようだが、地元からは税金の無駄遣いだと批判の声> ドナルド・トランプ大統領は、不法移民の取り締まり強化を2016年大統領選の焦点とし、不法に国境を越えてアメリカに流入する移民を阻止するためメキシコとの国境沿いに「大きく、美しい壁」を建設することを誓った。 ところがジョー・バイデンが来年1月に大統領に就任する運びとなったため、国土安全保障省(DHS)と税関・国境取締局(CBP)は、国境に全長724.2 キロ(450マイル)の壁を築くというトランプの公約を年末...

新型コロナワクチン開発「ビオンテック 」の創業者夫妻はトルコ系移民で注目集まる

<新型コロナウイルスのワクチン開発成功と発表したドイツの「バイオンテック」社の創業者夫婦はトルコ系移民家庭出身で、そのことも話題になっている......> 新型コロナウイルスのワクチン開発成功(90%以上の人の感染を防ぐことができると発表)のニュースにドイツが沸いている。イエンツ・シュパーン保健相が、約10か月という驚異的な速さでパンデミック終焉の可能性が見えてきたこと、またその立役者がドイツ企業であることを非常に誇らしい面持ちで発表した。「今週2つ目のすばらしいニュース」と報じる報道機関もあった。...

女性との握手拒否で帰化認定が無効になった ドイツ

<ドイツ帰化試験に合格したレバノン人男性が、合格証書を授与するはずだった女性公務員との握手を拒んだため、帰化申請が却下され、国籍取得が反故になったことが問題となっている...... > 2015年にドイツ帰化試験に高得点で合格したレバノン人男性が、合格証書を授与するはずだった女性公務員との握手を拒んだため、帰化申請が却下され、国籍取得が反故になった。 男性はその翌年、シュトゥットガルトの地方行政裁判所に提訴したが却下、さらに州連邦裁判所に上訴したが、今月17日ふたたび却下された。 ほぼ満点獲得も.....

トランプの「大罪」移民親子引き離し 545人の子どもが今も親と再会できず

<トランプが大統領選で再選されようとされまいと、米政府の手でいい加減に引き離された親子に対する非道は贖わなければならない> トランプ政権の厳しい移民政策の下、2018年に米南部のメキシコ国境地帯で親から引き離された移民の子どものうち、545人が今も親と再会できていないことが判明した。ホワイトハウスの報道官は、トランプ政権は親子を再会させようとしたが、家族が子どもたちの引き取りを拒否したと説明した。 トランプ政権は2018年、不法入国者を厳しく取り締まる「ゼロ・トレランス(寛容ゼロ)」政策を導入。メキ...

溺死した男児の写真から5年──欧州で忘れられた難民問題

<溺死したクルド人男児の写真で目を覚ましたはずの欧州だったが、大きかった「特別な共感」は消え去ろうとしている。移民への反感を募らせる人々から抜け落ちた視点とは> たった一枚の写真が、世論を変えた。5年前の秋のこと。それまではヨーロッパに押し寄せる「人間の群れ」(当時の英首相デービッド・キャメロンの表現)呼ばわりされていた難民たちが、急に「特別な共感」の対象となった。 Relatives of iconic drowned Syrian refugee find a home https://t.co...

トランプ政権、2021年度の難民受け入れを過去最低の1.5万人に

米トランプ政権は30日、2021年度に受け入れる難民の上限を過去最低の1万5000人とすることを議会に提案する方針を明らかにした。 国務省は「新型コロナウイルス感染症が大流行する中で、米国民の安全と福利」を優先させる政権の方針を反映したと説明した。 昨年は上限を1万8000人に減らしたが、身元調査の強化や新型コロナの流行により、実際に入国したのはこの約半分にとどまった。 大統領選挙の民主党候補バイデン前副大統領は受け入れる難民の上限を年間12万5000人に引き上げると表明している。ただどれぐらいのペ...

どこが人権国家? オーストラリア政府がコロナ禍で留学生らを排斥

<留学生受け入れに力を入れてきたオーストラリアだが、コロナ危機になると「自力で生き延びるか母国へ帰れ」と方針転換。これでは外国人に選ばれない国になってしまう> 今年4月上旬、オーストラリアのスコット・モリソン首相は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の期間を自力で乗り切る生活費がなくなった一時ビザ保有者は、オーストラリアでは歓迎されないという明確なメッセージを送った。 「平穏な時にオーストラリアを訪問してくださることはありがたいのですが、今のような時期には、この国を訪問している立場のあ...

トランプ、ルペンよりもっと厳しい? 外国人の子供に国籍を与えない日本の「血統主義」

<外国人労働者の法律相談を請け負う行政書士が遭遇した、在留資格など日本の法律をめぐる悲喜こもごものエピソード> 浅草で行政書士事務所を経営し、おもに外国人の在留資格取得や起業支援をしている細井聡(大江戸国際行政書士事務所)は、これまで多くの外国人と関わってきた。細井は、「10年後、20年後、いや5年後かもしれない、『同僚は外国人』という時代がすぐそこまで来ている」と言う。 ここでは、細井が最近上梓した『同僚は外国人。10年後、ニッポンの職場はどう変わる!?』(CCCメディアハウス)向けにコラムとして...