「米ロ関係」の記事一覧

トランプ支持者たちがロシアに移民希望?──ロシアの巻き返しが始まった

<ロシアが、米議会襲撃などアメリカの政権交代に伴う混乱に乗じたプロパガンダ作戦を開始> ロシアの外交官たちは、ロシアにより敵対的なスタンスをとるとみられるジョー・バイデン政権の誕生を目前に控え、また1月17日にロシアに帰国した反体制活動家のアレクセイ・ナワリヌイが即座に身柄を拘束されたことで国際社会からの非難にさらされて、米国内の混乱に形勢逆転のきっかけを掴もうとしている。 ドナルド・トランプ米大統領が大統領選での敗北を認めず、1月6日には遂にトランプ支持者が連邦議会議事堂を襲撃する歴史的大事件に至...

バイデン新政権を揺さぶるロシアのハッカー攻撃

<ロシアの関与が疑われる米政府中枢を狙ったサイバー攻撃は、国際社会の安定を脅かす火種となる可能性も> 財務省や商務省、国土安全保障省など多数の米政府機関を標的とした継続的なハッカー攻撃にロシアの情報機関SVR(対外情報庁)が関与していた疑いが強まっている。 ロシア側の目的が単なる情報収集だったのか、2016年の米大統領選で行われたような米国内の攪乱を狙った動きだったのかは不明だが、バイデン新政権が発足直後から難しい対ロ外交を迫られることは間違いない。 欧米諸国とロシアの関係はロシアの野党指導者アレク...

米政府機関へのサイバー攻撃の深刻さ「10段階評価で11」 ロシアは関与否定

<複数の政府機関や多くの大企業が数カ月に渡って攻撃を受けていた可能性。国土安全保障省は使用を止めるよう警告した 複数の米政府機関が、米ソーラーウィンズ社のソフトウェアを通じてサイバー攻撃を受けたことが判明。ロシアが関与している疑いがあり、サイバーセキュリティの専門家はその深刻度について、10段階評価で「11ぐらい」だと警告した。 米国土安全保障省は12月13日、今年に入って行われた同ソフトウェアの更新が、ハッカー集団の攻撃に遭っていたことを突き止めたとして、同ソフトの利用を停止するよう警告した。複数...

オバマ回顧録は在任中の各国リーダーを容赦なく斬りまくり

<プーチンは「信頼できない派閥のボス」、メルケルは「あまりに保守的」、サルコジは「二枚舌」──各国指導者への辛口評価のオンパレード> 全2巻の刊行が予定されているバラク・オバマ前米大統領の回顧録の第1巻『プロミスド・ランド(約束の地)』が、11月17日に発売された。この本でオバマは、在任中に会った各国の指導者にかなり辛口の評価を下している。 ロシアのウラジーミル・プーチンは米地方政界の派閥のボスを思わせ、フランスのニコラ・サルコジは「大げさなレトリック」が大好き。中国の指導層については「世界秩序の覇...

米国務長官に指名されたブリンケンの外交語録

<ロシアと北朝鮮に甘く中国と同盟国には厳しかったトランプ政権の外交は正常化するか> 米大統領選で勝利を確実にしたジョー・バイデンは、アンソニー・ブリンケン(58)を次期政権の国務長官に指名すると発表した。 ブリンケンはバラク・オバマ前政権で国務副長官や国家安全保障問題の大統領副補佐官を務めた。当時、...

中国とロシアがバイデンを祝いたくない理由

<多国間主義で同盟国と手を組んで対抗してくるバイデン新政権は、強硬だが孤立していたトランプより手ごわいライバルとなる> 米大統領選で勝利した民主党のジョー・バイデンに対し、中国政府はなかなか祝意を表明しなかった。ロシア政府などはいまだに祝意を示していない。だが驚くにはあたらない。両国とも理由は説明していないが、地政学上の懸念に由来する「希望的観測」が背景にはあるとみられる。 トランプ政権は、超大国間の競争を国家戦略の正式な軸とした。だがバイデン政権は多国間主義を採り、同盟諸国を軽視したり弱体化させる...

どん底まで落ちた米ロ関係を修復できる? ロシアがバイデン政権に寄せる期待

<「バイデン勝利はロシアにとって不利」というのが一般的な見方だが、安全保障の議論をまともに行える大統領なら米ロ関係を修復できると考える一派も政府内にはいる。本誌「米大統領選2020 アメリカの一番長い日」特集より> ロシアでもアメリカ大統領選挙は国民的な関心事だ。国営テレビを主な情報源とする一般の人々は毎日のようにトークショーでこの話題を見聞きしているし、エリートたちも高級レストランや政府機関の廊下でドナルド・トランプ米大統領とジョー・バイデン前米副大統領のバトルについて好んで議論し合っている。 バ...

プーチン、バイデンの息子めぐる疑惑否定 トランプ発言に同調せず

ロシアのプーチン大統領は25日、米大統領選の民主党候補バイデン前副大統領の息子ハンター氏のウクライナやロシアとの過去のビジネス上の関係について刑事犯罪に当たるものは全くないとの認識を示し、この問題でバイデン氏を攻撃してきたトランプ大統領の主張に反論した。 トランプ氏は大統領選候補者討論会で、バイデン氏とハンター氏が中国とウクライナで不正行為を行ったとする疑惑を訴えてきた。この疑惑は立証されていない。バイデン氏は同疑惑は事実ではないとしてきた。 プーチン氏は過去に、トランプ氏がロシアとの関係改善を求め...

プーチン「米国の影響力は低下、中国とドイツが超大国に」

ロシアのプーチン大統領は22日、米国とロシアが世界の最も重要な問題についての決断を下す時代はもはや終わったと指摘し、中国とドイツが超大国の地位を築きつつあるとの考えを示した。 プーチン氏はネット上で開催された会議に参加し、世界における米国の役割は英国、フランスと同様に低下し、政治や経済においては中国とドイツが超大国になりつつあるとの考えを示した。 世界的な問題について米国がロシアと議論する用意がなければ、ロシアは他国と議論すると語った。 米国はもはや米国例外主義を主張することはできず、それを望む理由...

ロシア、偽の独立メディアを装い米有権者に影響か 前回の大統領選でも暗躍

2016年の米大統領選に介入したとされるロシアの団体が独立した報道機関を装い、右寄りのソーシャルメディア利用者に影響を及ぼそうとしていたと、米連邦捜査局(FBI)の捜査に近い筋2人がロイターに明らかにした。 今年の米大統領選が約1カ月後に迫る中、ロシアによる関与が懸念される。 関係筋によると、今回の活動は「NAEBC(Newsroom for American and European Based Citizens)」と呼ばれる報道機関を中心に展開。サンクトペテルブルクに拠点を置くインターネット・リ...