「米共和党」の記事一覧

アメリカ「世襲」政治家に注目集まる NY「名門対決」を裏で操るのは?

<来年のニューヨーク州知事選への出馬の意欲を見せるジュリアーニJr.が、スキャンダルまみれのクオモに挑む?> アンドリュー・ジュリアーニ(35)は、元ニューヨーク市長でトランプ前大統領の個人弁護士としても知られたルディ・ジュリアーニの息子。当選経験はないものの、トランプ政権下で補佐官を務めた経歴を売りにして、来年11月のニューヨーク州知事選への出馬に意欲を見せている。 ジュリアーニはワシントン・エグザミナー誌の取材に対し、「勝つ自信がある」と明言。「トランプという名の人物を別にすれば、私が誰よりも優...

黒人の投票を制限する「現代のジム・クロウ法」にコカ・コーラやMLBが反対表明

<共和党の重鎮ミッチ・マコネルが「企業は政治に口を出すな」と擁護したジョージア州改正選挙法のからくり> ジョージア州で先月成立した、有権者の投票行動を制限する法律に対し、企業にも反発が広がっている。米大リーグ機構(MLB)やコカ・コーラ、デルタ航空などが反対を表明しており、上院のミッチ・マコネル院内総務(共和党)はこれらの団体や企業を「とても愚かしい」と批判した。 共和党が多数派を占めるジョージア州議会は今年3月、州の選挙法を大きく変更する改正案を可決した。ジョージア州のブライアン・ケンプ知事(共和...

ほら、トランプ人気は健在 フロリダ州の「自由のオアシス」にて

支持者らに囲まれた金色のトランプ人形が立つのは、保守派団体らが開催する保守政治活動集会(CPAC)の会場。 CPAC は1974年から続く行事で、今年の開催地フロリダ州のデサンティス知事は同地を「自由のオアシス」と呼ぶ。 2月末に行われたCPACに登壇したトランプ前米大統領は、退任後初の演説で改めて先の大統領選挙が「盗まれた」と訴え、健在ぶりを披露。既に臨戦態勢だ。 ===== CPACで話題をさらった金色のトランプ人形、制作者がインタビューに応じた The Sun-YouTube...

トランプにとっては、大統領選での敗北よりツイッターからの追放がショックだった

<大統領選の敗北や弾劾裁判よりも、ツイッターからの永久追放と、ゴルフ場の問題のほうが、トランプにとっては重要だったと、トランプの暴露本を出した身内が批判> ドナルド・トランプ前大統領は、大統領選で敗北したことよりも、ツイッターから締め出され、自分の所有するゴルフ場で開催される予定だった全米プロゴルフ選手権の会場が変更されたことのほうに憤りを感じているはずだと、臨床心理学者でトランプの姪であるメアリー・トランプは語った。 彼女は3月11日、ニュースサイトのインサイダーでトランプについて語った。「ツイッターのアカウントが永久停止処分になり、全米プロゴルフ協会(PGA)がトランプ所有のゴルフ場での大会開催を取りやめたことは、トランプにとって過去4年間で最悪の出来事だろう」 「ツイッターを使えないトランプはどうしていることだろう。 以前ほど世間の注目が自分に集まっていないことには気づいているはずだ」 大統領選の結果を覆すために、トランプを支持する暴徒が連邦議会議事堂を襲撃した2日後の1月8日、トランプはツイッターから永久追放された。この暴動は5人の死者を出し、結果としてあらゆる主要なソーシャルメディアのプラットフォームがトランプのアカウントを一時的または恒久的に凍結した。 トランプを担ぎ続ける共和党 1月10日には、トランプ・ナショナル・ゴルフコース(ニュージャージー州ベドミンスター)で開催する予定だった2022年の全米プロゴルフ選手権の会場を変更するとPGAが発表した。この大会を自分のゴルフ場で開催するために、トランプは何年もかけてロビー活動を行ってきた。 1月11日、ニューヨーク・タイムズ紙のマギー・ハーバーマン記者は、ドナルド・トランプは「がっかりしている」とツイートし、2度目の弾劾裁判よりも自分のゴルフ場で大会を開催できなくなったことに怒っていた、と伝えた。 「トランプは弾劾裁判に怒っている、と彼と話した人は言う。だがPGAの決定に対するトランプの怒りは桁違いだった」と、ハーバーマンはツイートした。 He's angry about impeachment, people who have spoken to him say. But the reaction to the PGA decision was different order of magnitude.— Maggie Haberman (@maggieNYT) January 11, 2021 大統領選で敗北した後も、ドナルド・トランプは共和党内で大きな存在感を維持し、2024年の大統領選に出馬することをほのめかしている。 保守派の政治家や活動家が集う保守政治活動集会(CPAC)では、トランプに対する応援演説が相次いだ。テキサス州選出のテッド・クルーズ上院議員など政治家たちは、「ドナルド・トランプはどこにも行かない」と宣言した。 「明らかに、共和党のこのような状態はトランプを助ける形になっている。共和党の支持がなければトランプがどうなるか、想像してみればいい。トランプが選挙に負けた他の候補と同じくらい重要ではない存在になっていたら、彼は精神的にもっと参っていただろう」と、メアリー・トランプは語った。 President Trump is looking ENERGIZED and ready to go for 2024!! This is what 'Presidential' looks like!! pic.twitter.com/RePPdcksOU— Brigitte Gabriel (@ACTBrigitte) March 14, 2021 ■トランプ支持者のツイート「彼は活力に満ちて、2024年の大統領選に向けて準備は万端」 ===== だがメアリーは、トランプは単に影響力を維持するために大統領選出馬の可能性をちらつかせているだけだ、と考えている。 「そのおかげで、これまで一生かけてやってきたように、何の咎めも受けずに活動することが可能になるし、人々をだまして金を巻き上げ続けることもできる、とトランプは考えている」 昨年7月に出版されたドナルド・トランプとその家族を厳しく批判するメアリー・トランプの本『世界で最も危険な男』(邦訳:小学館)は、発売直後の週に100万部以上が売れた。 NBCの報道によれば、メアリー・トランプは現在、ドナルド・トランプとその姉弟2人が一族の遺産数千万ドルをだまし取ったと主張して、詐欺罪で訴えている。

トランプ後継への隠し切れない野心、元国連大使ニッキー・ヘイリー

<議事堂襲撃事件でトランプへの求心力は急落、ヘイリーは「2024年」を制するのか?> ニッキー・ヘイリーはドナルド・トランプに忠実だった。国連大使を務めたが、あの男と仲たがいすることなくホワイトハウスを去った。トランプ政権で稀有な例だ。娘婿で最側近だったジャレッド・クシュナーも言っていた。彼女が戻ってくるならいつでも大歓迎だと。 しかし1月のあの出来事でヘイリーは心変わりしたらしい。FOXニュースの番組に出演した彼女は昨秋の大統領選について、およそ非トランプ的な見解を披露している。 「たくさんの女性...

米共和党は今もトランプ支持一色

<退任後初の演説を行ったトランプはバイデンの政策を激しく批判し、実際は自分が選挙に勝っていたと主張。3度目の大統領選出馬をほのめかした> ドナルド・トランプ前大統領は2月28日午後、保守派の政治家や活動家が集う保守政治活動集会(CPAC)で演説を行った。その内容は、ジョー・バイデン大統領の移民により寛大な政策を激しく非難し、2024年の大統領選への再出馬を支持者にほのめかすものだった。 「ジョー・バイデンの大統領としての最初の1カ月は、近代史上最も悲惨なものだった。すでにバイデン政権は、雇用や家族を...

大寒波のテキサスからリゾート地へ、地元選出クルーズ議員が写真拡散で炎上、「良いパパに」と釈明

<死者多数、停電や断水に苦しむ州民にステイホームを呼び掛け、自身はメキシコのカンクンへ。共和党上院議員テッド・クルーズに今、議員辞職を求める声も高まっている> 米テキサス州を大寒波が襲い、多くの人が停電や断水に苦しむなか、同州選出の共和党上院議員テッド・クルーズが大炎上している。 クルーズ夫妻が2月17日、ヒューストンの空港を出てメキシコのリゾート地カンクンに向かう写真がネットで拡散したのだ。 その前日、クルーズは州民にステイホームを呼び掛けたばかり。「今週、テキサスでは100人規模の犠牲が出る可能...

弾劾無罪でも、共和党の「トランプ離れ」は始まった

<弾劾裁判では無罪となったトランプだが、求心力の低下は明らか。共和党では党の将来を左右する「内乱」が始まろうとしている> 共和党はついに、ドナルド・トランプ前大統領と距離を置き始めたのだろうか。 1月6日に起きたアメリカ連邦議会襲撃事件をめぐるドナルド・トランプ前大統領の弾劾裁判で、上院は2月13日、無罪の評決を下した。トランプ前大統領は事件を扇動したとして弾劾訴追されていたが、有罪を支持する票が評決に必要な出席議員の3分の2に10票及ばなかった。 共和党は今も、おおざっぱに言えばトランプの党だ。そ...

バイデン政権はブルーカラーを失望させたオバマの過ちから学べるか

<融和路線で共和党に譲歩し過ぎれば大胆な改革は実らず、失望感が広がり、「第2のトランプ」が必ず登場する> (本誌「バイデン 2つの選択」特集より) ジョー・バイデンが「希望と変化」を掲げる政権の副大統領に就任したのは12年前のこと。当時と同様、晴れの舞台で宣誓し新大統領となった今、「希望」はほぼ死語と化し、当時以上に「変化」が求められている。 社会を変容させるような大胆な改革を求める人たちは、その要求を実現できるめったにない機会を得た。だが過去にそうだったように彼らはまたもや挫折を味わうかもしれない...

米共和党、Qアノン信奉者の新人議員の扱いでアイデンティティー危機

<銃乱射事件は役者を使ったねつ造だ、と言い放つ陰謀論者マージョリー・テイラー・グリーン下院議員が「共和党のがん」として悩みの種に> 共和党の米連邦下院議員マージョリー・テイラー・グリーン(ジョージア州選出)が、フロリダ州パークランドの高校や、コネチカット州のサンディフック小学校で起きた銃乱射事件に関する陰謀論を、公の場で否定する意思がないことが明らかになった。グリーンと面会したパークランド事件の遺族が1月31日、MSNBCに語った。 リンダ・ビーゲル・シュルマンの息子スコット・ビーゲルは、2018年2月14日にパークランドで起きた銃乱射事件で命を落とした17人のうちの1人。地理の教師で当時35歳だったビーゲルは、生徒たちを安全な場所に避難させるべく、教室に誘導していたところを撃たれて亡くなった。グリーンは、これらの銃乱射事件は「捏造」で、何者かに仕組まれたものだと主張してきた。シュルマンはグリーンと面会し、公の場で真実を語るよう迫ったが失敗したという。 "When we rise up, we can end all of this. We can end it. We can do it peacefully, we can. I hope it doesn't, we don't have to do it the other way. I hope not. But we should feel like we will, if we have to." Marjorie Taylor Greene, over 2 years ago. This is beyond disturbing. pic.twitter.com/wm048aQUe7— Scott Dworkin (@funder) January 31, 2021 議事堂を占拠して政府の妨害を止めろ、と呼びかけるグリーン 2020年11月の選挙で連邦下院議員に初当選したグリーンは、ドナルド・トランプ前米大統領の忠実な支持者で、Qアノンの陰謀論も支持してきた。トランプもグリーンを「共和党の希望の星」と称えたことがある。その彼女が議員になる前、グリーンがソーシャルメディアに投稿してきた過激な発言が今改めて問題になっている。共和党の品位が再び問われる事態だ。 「共和党」のがんなのに 銃乱射事件は捏造で、教師たちは役者で子供は人形だとしたほか、銃規制を厳しくしたいナンシー・ペロシ下院議長(民主党)が黒幕だ、と投稿したこともある。ペロシ暗殺の投稿に「いいね!」したこともあった。大統領選には不正があったとするトランプ前大統領の主張も一貫して支持。カリフォルニアの山火事はユダヤ人が宇宙から撃ったレイザーのせいで、9.11同時多発テロは起こらなかったと言う。「誰か見た人いる?」 Here's Marjorie Taylor Greene spouting off some (more) crazy stuff--she tries to falsely claim that the#Vegas mass shooting was an op to get gun owners scared of guns.This #Seditionist is a threat to our nation and must be EXPELLED from Congress NOW. pic.twitter.com/3qmPDkEUEw— Dena Grayson, MD, PhD (@DrDenaGrayson) January 29, 2021 銃乱射事件は、人々を怖がらせて銃を取り上げる陰謀ではないか、と言うグリーン 共和党上院院内総務のミッチ・マコネルはグリーンを「共和党のがん」とまで呼んだが、今もトランプを恐れる共和党保守派は彼女を非難することができない。そんな共和党指導部が、こともあろうにグリーンを連邦下院の教育・運輸委員会にグリーンを任命してしまった。同委員会は、学校の安全について審議を行なう場所だ。 1月28日には、2012年12月に起きたサンディフック小学校での銃乱射事件で2人の子どもを亡くした両親が、グリーンの任命を批判した。下院民主党はグリーンの委員会からの除名を求める決議案を提出したが、2月3日、共和党下院のケビン・マッカーシー院内総務は処分を拒否し、グリーンのような人間に対する弱さを露呈した。4日に下院で投票にかけられる。どちらに転んでも、グリーンは今後も共和党を分断する存在になりそうだ。 Dunno about that my dude.Lauren Boebert dropped out of high school. But she owns a bar and LOVES guns!Marjorie Taylor Greene is a