「米共和党」の記事一覧

バイデン政権始動:最大の問題は共和党がトランプと縁を切れるかどうか

<バイデンは「団結」を訴え、トランプ後のアメリカが始まった。だが「トランプ主義」はまだ死んでおらず、共和党自体も今後はイデオロギー的な再生を迫られるのではないか> (※本誌「バイデン 2つの選択」特集より) 政治に新たなユニティ(結束、団結)の風を吹かせる。ジョー・バイデンはそう誓って、1月20日に晴れて第46代アメリカ合衆国大統領となった。その場が大勢の州兵や警官に守られていたのは、前任者ドナルド・トランプの残した混乱と怒りの傷が深く、新大統領の歩むべき道が険しいことの証左だ。 長年の盟友たち(上...

トランプロスの共和党重鎮、2024年の再出馬に党再生を懸ける

<「議事堂に乱入したのはトランプ支持者のごく一部で、彼らの暴力のために7400万の民意を無視してはならない」と、トランプ人気に未練たらたら> ドナルド・トランプ前米大統領は今後何年も共和党を代表する「最強の声」であり続ける──米共和党の重鎮リンゼー・グラム上院議員は1月20日、FOXニュースのトーク番組でそう力説した。 ジョー・バイデン新大統領の就任式が行われたこの日、トランプはホワイトハウスを後にして、メリーランド州アンドルーズ空軍基地で行われた退任式で演説。4年間の成果を自画自賛した後、「何らか...

議会突入の「戦犯」は誰なのか? トランプと一族、取り巻きたちの全内幕

<ホワイトハウスのスタッフ、選挙陣営の補佐官、トランプ一家の友人らに取材。トランプが不正選挙の糾弾訴訟に失敗し、前代未聞の議事堂占拠を招くうえで鍵となった複数の人物が浮かび上がった> 年が明けて数日間、ドナルド・トランプ米大統領の周囲の人々は、任期の残り2週間を大きな事件もなく乗り切れるようにと、ただ願っていた。 自分たちには「願う」ことしかできないと、選挙陣営の補佐官は本誌に語った。「誰もトランプを制御できないのだから」 そして1月6日、トランプ支持者が暴走して連邦議会議事堂を踏み荒らし、その願い...

イバンカとハリスが相次ぎ応援、ジョージア州決選投票が超重要な理由

<2020年の大統領選はまだ終わっていない。真の勝敗を決するのが、1月5日の決選投票だ> ドナルド・トランプ米大統領の娘イバンカは、ジョージア州で1月に行われる連邦議会上院の決選投票にこの国の未来がかかっていると発言した。ジョージア州では、上院議員の2議席が決選投票に持ち込まれる前例のない事態となっている。 「私たちの子どもが抑圧的な政府のもとで育つのか、あるいはアメリカが今後も自由の国であり続けるのか、ジョージア州が決めることになる」。イバンカは12月21日、共和党現職のデビッド・パーデュー議員と...

元通りのアメリカを目指すバイデンの閣僚候補

<第一陣として発表されたバイデン政権の主要閣僚候補者は、民主党左派からも共和党からも文句が出ないベテラン中心に> ジョー・バイデン次期大統領が第一次主要閣僚候補は、バイデンが最高司令官として成功を収めるうえで欠かせない民主党内のある派閥の支持を得られた。その派閥とは党内でも左寄りの「進歩派」だ。 民主党内の急進的左派と共和党主導の議会上院の間で微妙なバランスをとるためには、綱渡りのような曲芸が要求される。そのことをよく知っているバイデンは、いわば「昔のお仲間」を呼び戻した。 バイデンは24日、次期政...

トランプの娘イヴァンカも始めた、右派「検閲なし」SNSの人気が急上昇

<「自由な発言」の検閲を拒否するソーシャルメディアアプリ「パーラー」に、右派の政治家や活動家が続々集結中> アメリカの保守派の政治家や支持者の間で人気が急上昇しているSNS「パーラー」に、最近ドナルド・トランプ米大統領の長女イヴァンカがアカウントを開設した。 大統領上級顧問で実業家でもあるイヴァンカ・トランプは17日、自分のツイッターの1000万人のフォロワーに対して、パーラーでアカウントを作ったことを告知した。パーラーは、iOSとアンドロイドの両方で、アメリカ国内の11月のアプリダウンロードランキ...

トランプが残したデマ地獄で「Qアノン」が共和党を乗っ取る日

<「救世主」と仰ぐトランプが大統領でなくなれば、Qアノンも自然消滅すると思ったら大間違いだと専門家は言う。陰謀論は、共和党支持者の心に深く巣食っているからだ> 根拠なき陰謀論を唱える集団「QAnon(Qアノン)」の支持者たちは長年、ドナルド・トランプ米大統領が自分たちの主張の正しさを証明し、「サタン崇拝の小児性愛者たち」を成敗する日を待ち望んできた。 彼らは、トランプはいずれ来る「最後の審判」へ向けて「ディープステート(アメリカを動かす影の政府)」や(民主党の大物政治家やハリウッドセレブのような)児...

たとえバイデンが勝っても「トランプのアメリカ」は続く

<この大統領選の最も重要なポイントは、有権者の半数近くが嘘にまみれたトランプ政治を支持したという衝撃的な事実だ> 米大統領選で最終的にどちらが勝とうと、最も重要なポイントは大接戦になったことだ。世論調査が予想していた民主党候補ジョー・バイデン前副大統領の地滑り的勝利とは程遠く、両陣営がハラハラしながら見守る展開となった。 問題は、こうした結果がアメリカにとって何を意味するかだ。ニュース番組のコメンテーターは、現職の共和党候補ドナルド・トランプが意外なしぶとさを見せた理由として、有権者のロックダウン(...

トランプの選挙資金がハッキング被害 約2億4000万円が共和党口座から

激戦州の1つである米ウィスコンシン州で、トランプ大統領の選挙活動向けの共和党口座から230万ドルがハッカーに盗まれたと、AP通信が29日報じた。 同州のヒット共和党委員長がAP通信に対し、先週22日にハッキングに気づき、23日に米連邦捜査局(FBI)に通報したと語った。請求書の支払先が業者からハッカーに改ざんされたという。 ヒット党委員長や同州の共和党指導部、FBIからのコメントは得られていない。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます...

アメリカ大統領選挙、勝敗決する激戦州の情勢や集計方法まとめ

11月3日の米大統領選挙は、共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領、どちらの候補が勝つか、高い確率で予想可能な州が大半だが、10あまりの州は、どちらに転んでもおかしくない激戦州だ。 これらの激戦州は、勝利に必要な270人分の選挙人票を確保する上で、決定的な役割を果たす。 今年の大統領選は郵便投票と不在者投票が大きく増加。その上、州によって集計方法が異なるため、11月3日当日に結果が判明しない可能性がある。 以下、各州の情勢や集計方法などをまとめた。 フロリダ州 選挙人:29人 投票締め切...