「米司法」の記事一覧

米最高裁判事に就任したバレット、早々に試練 大統領選などで難しい対応

米連邦最高裁判事に正式就任した保守派のエイミー・コニー・バレット氏は、早速厳しい試練に直面する。大統領選関連や医療保険制度改革法(オバマケア)などを巡る訴訟で、難しい対応を迫られるからだ。 最高裁はバレット氏の判事就任前から、新型コロナウイルスのパンデミックを背景とした大統領選のルールに関する幾つかの訴えを処理している。26日には、野党・民主党が提起したウィスコンシン州での郵便投票の期限延長要請について、保守派5人の判事が反対、リベラル派3人が賛成し、却下という形になった。 一方先週には、共和党がペ...

グーグル提訴は序の口 IT企業の搾取的ビジネスモデルをどう規制するか

<フェイスブックなどの暴走を止めるには、GDPRのようなプライバシー保護の仕組みが必要。米規制当局は次に、インターネットの透明性も高めなければならない> 米司法省は10月20日、ネット検索と広告の分野で公正な競争を妨げているとしてIT大手のグーグルを反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで提訴した。市場の独占を武器に社会を食い物にしてきたとされる巨大企業の精査は、世界的に歓迎すべき動きだ。 アメリカは過去10年間にインターネット上で表面化した最大の課題に対処するため、ネット規制の包括的アプローチを推進...

米司法省「消費者のための」グーグル解体は筋違い

<消費者が好んでグーグルを使っている限り事業解体は不満と混乱を生むだけだと専門家> 米司法省は10月20日、グーグルを独占禁止法違反で提訴した。この訴訟の結果としてグーグルが解体されることになれば、消費者の間に不満と混乱が生じるだろうと、あるアナリストは予想する。 調査会社フォレスター・リサーチの上級アナリスト、コリン・コルバーンは本誌に対し、「この訴訟が消費者にどのような利益をもたらすのか分からない」と語った。「総じてプラスになるとは思えない。大抵の人はグーグル検索を気に入っている」 すぐに何かが...

米民主党、バレット氏の最高裁判事の承認採決ボイコットへ 上院司法委

米民主党は21日、トランプ大統領が連邦最高裁判所判事に指名したエイミー・バレット氏の承認手続きを巡り、上院司法委員会が22日に実施する採決をボイコットする方針を明らかにした。 上院司法委は共和党12人、民主党10人で構成する。委員会の報道官によると、共和党のグラム委員長はこれまでに、仮に民主党がボイコットしても手続きを進めることができるとの認識を示している。 司法委で予想通りバレット氏が承認されれば、共和党が週明け26日に計画する上院本会議での採決に道が開かれる。共和党上院トップのマコネル院内総務は...

中国政府、国内の米国人を拘束する可能性警告 米司法省による中国研究者の訴追に対抗

中国政府は米政府に対し、米司法省による中国軍と関係がある中国からの研究者の訴追に対応し、中国に在留する米国人を拘束する可能性があると警告した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が17日に報じた。 同紙が関係者の話として報じたところによると、中国の当局者らはさまざまな外交チャンネルを通じて米側に繰り返し警告のメッセージを発したという。この中で米国は国内の裁判所への中国人研究者の訴追をやめるべきだと訴え、さもなければ中国在留の米国人は中国の法律違反を指摘される可能性があるとした。 米国務省が...

米最高裁判事に指名のバレット候補 12日から上院司法委で公聴会

トランプ米大統領が連邦最高裁判所判事に指名したエイミー・バレット氏の上院司法委員会の公聴会が12日から行われる。同氏は公聴会で、個人的見解ではなく、法律に基づき各事例を扱うと説明する。同氏の事前原稿が11日に公表された。 上院司法委員会は12日から4日間の日程で公聴会を開く。その後10月中に上院本会議で採決を行う予定で、過半数の賛成票を得ると指名が承認される。 バレット氏は12日に冒頭陳述を行い、13─14日に議員からの質問が予定されている。 バレット氏は声明で、他の8人の判事と共に最高裁判事を生涯...

アメリカ大統領選討論会、トランプとバイデンが対決 コロナ対応や最高裁判事人事めぐり激論

米大統領選の第1回候補者討論会が29日、オハイオ州クリーブランドで開かれた。共和党候補のトランプ大統領と民主党候補のバイデン前副大統領は、最高裁判事の指名や新型コロナウイルス対応などについて激論を交わした。 討論会は、新型コロナ感染防止ルールに従い、候補者の握手はせずに始まった。 司会者がなんとか討論をコントロールしようとしたが、両氏がそれぞれ意見を述べたり、批判し合うなど、混沌とした雰囲気が漂った。 バイデン氏が司会者の質問に答えようとするところにトランプ氏がたびたび割り込み、いらだったバイデン氏...

米最高裁判事に指名されたバレット、早期承認に向け上院議員と会合へ

今月死去したルース・ギンズバーグ米最高裁判所判事の後任にトランプ大統領が指名した保守派のエイミー・バレット連邦高裁判事は今週、上院議員らとの会合を始める。 バレット氏は29日に上院司法委員会のグラム委員長や同委員会の他の共和党議員らと面会する予定。 共和党は11月3日の大統領選以前に上院でバレット氏の指名承認を目指しており、10月12日から上院司法委員会で公聴会が始まる。 グラム氏は27日、FOXニュースに対し、上院司法委は10月22日に指名承認を採決にかける見通しで、上院本会議での最終的な指名承認...

バイデン、オバマケア軸にトランプの最高裁判事指名に反対攻勢

米民主党の大統領候補、バイデン前副大統領と同党議員らは27日、トランプ大統領による保守派エイミー・バレット連邦高裁判事(48)の最高裁判事指名について、医療保険制度改革法(オバマケア)無効化を巡る判断で決定票を握る可能性に焦点を当て、反対する姿勢を鮮明にした。 最高裁判事の人事は上院の承認が必要。共和党が過半数を握っているため、民主党は11月3日の大統領選・連邦議会選前の採決実施を阻む余地がほとんどなく、承認を阻止できる可能性もほとんどない。 その代わり、バイデン氏は27日にデラウェア州で行った演説...

トランプ、最高裁判事に保守派バレット氏を指名

トランプ米大統領は26日、すい臓がんによる合併症のため18日に死去した米最高裁判所の女性判事ルース・ギンズバーグ氏の後任に、保守派のエイミー・バレット連邦控訴裁判事(48)を指名した。 トランプ氏による最高裁判事の指名は3人目。バレット氏の指名が承認されれば、女性としては5人目の最高裁判事となる。また、保守派判事はリベラル派に対し6対3の割合となり、最高裁の保守化が進む。 最高裁で保守派の判事が多数を占めれば、人工妊娠中絶の権利の大幅な制限、宗教に関する個人の権利の強化、銃の所持に関する権利の拡大、...