「米大統領選」の記事一覧

<世論調査>共和党支持者の4人に3人は「バイデンは不正でトランプに勝った」と回答

<バイデンが大統領になった後も容易に埋められそうにない分断の実態が浮き彫りに> 共和党支持者のうち4人に3人が、2020年11月の大統領選挙でジョー・バイデン次期大統領が正当に勝利したわけではないと考えていることが、新たな世論調査で明らかになった。 共和党支持者の選挙結果に対する不信の念は、ドナルド・トランプ大統領と共和党議員たちが、不正投票があったとする根拠のない主張を絶え間なく続けたことで増幅されてきた。 連邦最高裁も含む全米の裁判所は、トランプ陣営が選挙結果を覆すことを目指して起こした一連の訴...

議会突入の「戦犯」は誰なのか? トランプと一族、取り巻きたちの全内幕

<ホワイトハウスのスタッフ、選挙陣営の補佐官、トランプ一家の友人らに取材。トランプが不正選挙の糾弾訴訟に失敗し、前代未聞の議事堂占拠を招くうえで鍵となった複数の人物が浮かび上がった> 年が明けて数日間、ドナルド・トランプ米大統領の周囲の人々は、任期の残り2週間を大きな事件もなく乗り切れるようにと、ただ願っていた。 自分たちには「願う」ことしかできないと、選挙陣営の補佐官は本誌に語った。「誰もトランプを制御できないのだから」 そして1月6日、トランプ支持者が暴走して連邦議会議事堂を踏み荒らし、その願い...

米議会占拠は「アメリカの春」? アラブ諸国で広がる冷ややかな視線

<10年前の「アラブの春」で民主化を呼びかけたアメリカ中枢で起きた暴挙に、アラブ諸国では「善意が自分に戻ってきた」という皮肉な見方も> 今週6日、米連邦議会議事堂をトランプ支持者のデモ隊が一時占拠した事件について、アラブ諸国では「#AmericaSpring」というハッシュタグを付けたツイッター投稿が拡散している。2011年頃に中東各国で民主化運動が広がり、リビアやチュニジアなどでは数十年続いた独裁政権が倒された「アラブの春」と今回の事件を対比している。 トランプ支持者のデモ隊は6日、大統領選の結果...

1月20日、トランプは「自分の大統領就任式」に出る?

<ネット上ではトランプ支持者がトランプの「2度目の就任式」を呼び掛け、すでに6万人が参加を表明している> ドナルド・トランプ大統領支持者が、来年の1月20日にトランプの「大統領就任式」を企画している。そして、同日に行われるジョー・バイデン次期大統領の就任式のかわりに、このイベントに出席するよう呼び掛けている。 「ドナルド・J・トランプ2度目の就任式」と称するフェイスブックのオンラインイベントには、32万7000件を超える回答があり、うち6万人が参加を予定している。説明書きによると、同イベントはトラン...

選挙無効からレイプ名誉棄損まで、トランプに保守派がノーを突き付ける

<トランプ陣営が起こした訴訟はほとんどが敗訴や棄却に終わっているが、大統領選絡みのものだけではない。保守派判事を大量に指名し、裁判を有利に運ぼうという思惑通りに行っていないのはなぜか> ドナルド・トランプ米大統領は再選にノーを突き付けられたことが気に入らないらしく、大統領選に不正があったと主張して譲らない。トランプ陣営は選挙結果に異議を唱えて次々に訴訟を起こしているが、今のところほとんどが敗訴や棄却に終わっている。 トランプは「最高裁まで戦い続ける」と誓ったが、戦いの行方は厳しい。12月8日には連邦...

バイデン勝利の陰の功労者は黒人女性政治家エイブラムス

<激戦州ジョージアの勝利を民主党にもたらしたのは、ステイシー・エイブラムスの地道な投票促進運動だった> 今年のアメリカ大統領選では誰もが、勝敗を決するのは東部ペンシルベニア州だと踏んでいた。あそこの選挙人(20人)を獲得した側が勝者になると。そして予想にたがわず、同州を制した民主党ジョー・バイデンが次期大統領の座をつかんだ。 だが結局のところ、2020年選挙で最重要だったのは、ほとんどの民主党員が捨てていたジョージア州だった、という評価になるかもしれない。もしもそうなったらバイデン政権与党の民主党は...

著名エコノミスト9人による次期大統領への助言──コロナで深刻な打撃を被った米経済への処方箋は?

<次期大統領の最優先課題は経済の立て直しだが、そのためにどんな行動を起こすべきか──9人の著名エコノミストに「大統領に最も助言したいこと」を聞いた。本誌「米大統領選2020 アメリカの一番長い日」特集より> アメリカ人の目下の関心事は経済。10月初旬の世論調査会社ギャラップの調査では、大統領選の投票先を決める重要な要素は「経済」と答えたのは登録有権者の9割近く。テロや新型コロナウイルス、人種問題などを上回った。 全米の失業率は4月の14.7%より下がったが、9月の数字で7.9%と依然高い。失われた雇...

そして「バイデンのアメリカ」へ 歓喜に沸く支持者たち

<ニューヨークで、ワシントンで──バイデン勝利を祝う人々が街頭にあふれ、お祭り騒ぎに> ニューヨークはバイデン当選確実の報に、お祭り騒ぎとなった。 初代大統領ジョージ・ワシントンの名にちなむグリニッチビレッジの歴史的な公園ワシントン・スクエア・パークでは、噴水を全身に浴びて喜びを表現する人も。 マンハッタンのトランプタワー前からハドソン川沿いの地域まで、歓喜の叫びがニューヨーク中で続いた。 SAMUEL CORUM/GETTY IMAGES 11月7日、アメリカのメディアは大統領選挙でのバイデン前副...

トランプが残したデマ地獄で「Qアノン」が共和党を乗っ取る日

<「救世主」と仰ぐトランプが大統領でなくなれば、Qアノンも自然消滅すると思ったら大間違いだと専門家は言う。陰謀論は、共和党支持者の心に深く巣食っているからだ> 根拠なき陰謀論を唱える集団「QAnon(Qアノン)」の支持者たちは長年、ドナルド・トランプ米大統領が自分たちの主張の正しさを証明し、「サタン崇拝の小児性愛者たち」を成敗する日を待ち望んできた。 彼らは、トランプはいずれ来る「最後の審判」へ向けて「ディープステート(アメリカを動かす影の政府)」や(民主党の大物政治家やハリウッドセレブのような)児...

どん底まで落ちた米ロ関係を修復できる? ロシアがバイデン政権に寄せる期待

<「バイデン勝利はロシアにとって不利」というのが一般的な見方だが、安全保障の議論をまともに行える大統領なら米ロ関係を修復できると考える一派も政府内にはいる。本誌「米大統領選2020 アメリカの一番長い日」特集より> ロシアでもアメリカ大統領選挙は国民的な関心事だ。国営テレビを主な情報源とする一般の人々は毎日のようにトークショーでこの話題を見聞きしているし、エリートたちも高級レストランや政府機関の廊下でドナルド・トランプ米大統領とジョー・バイデン前米副大統領のバトルについて好んで議論し合っている。 バ...