「米政治」の記事一覧

米保守派にとってトランプは時代遅れか…支持は次世代の旗手に移行中

<共和党支持者たちから熱烈に支持されていたトランプだが、直近の調査では「ミニ・トランプ」と称されるデサンティス知事が支持率で肉薄> 米共和党支持者に根強かったトランプ前大統領への支持は、急速にしぼみつつあるらしい。トランプの元大統領補佐官ジョン・ボルトンが、自身の政治資金管理団体と9月に行った世論調査によれば、共和党支持者によるトランプ支持は26.2%。一方で、親トランプで知られ次期大統領選の共和党有力候補とされるフロリダ州のデサンティス知事が25.2%と肉薄した。 「トランプがタリバンとの交渉を開...

アメリカ政治・社会の価値観の理解に欠かせない、レーガンのレガシー

<今年2月、生誕から110周年を迎えたロナルド・レーガンは底抜けの楽観主義だった。その存在は今も米国に影響を与えている> ロナルド・レーガンは、物語を披露することが大好きだった。2004年に亡くなったが、大統領時代にプロテスタントの聖職者の集会で挨拶をしたときのこと。レーガンは、同じ日に死んだ聖職者と政治家についての話をした。 2人は天国の入り口で門番のペテロに出迎えられた。ペテロは天国のルールを説明し、2人をそれぞれの住む家に案内した。聖職者の家は、1部屋にベッドとテーブルと椅子があるだけ。政治家...

スーパーヒーローが乗り出した「政治改革」、若者層の動きが大きなうねりに

<映画スターの政治サイトがZ世代の関心を引き付けている。若い世代の有権者は今後の政治の流れを変えるかもしれない> 米連邦議会の議員ともなれば、事務所には陳情・苦情の電話が山ほどかかってくる。たいていはスタッフが丁重にお引き取り願うのだが、ある男の電話は、ほぼ確実につないでもらえるらしい。 男の名はクリス・エバンス。そう、映画『アベンジャーズ』シリーズのキャプテン・アメリカ役で知られる人気俳優だ。この6月13日で40歳になったばかりだが、最近は連邦議会議事堂に通い詰め、上下両院の議員たちに話を聞き、今...

退役軍人124人がバイデン「ふさわしくない」と公開書簡

<今になって、高齢の大統領の「心身の健康状態」に疑問を呈し、さらには選挙結果の正統性に異を唱えた退役軍人たち> バイデン米大統領は精神的にも肉体的にも、国家のリーダーにふさわしくないのではないか──そう訴える公開書簡を、元将校級の米退役軍人124人が大統領宛てに送っていたことが先週明らかになった。 この書簡では、民主党のペロシ下院議長が1月に大統領の核兵器使用の専権に介入した件を例に挙げて、指揮系統が混乱すれば敵対する核保有国に危険なシグナルを与えかねないと指摘した。 軍の最高司令官は「日夜、どこに...

ウイグルの悲劇が「集団虐殺」である十分な根拠はない:米国務省法律顧問室

<中国の行為を「ジェノサイド(集団虐殺)」に認定したバイデン政権。しかし米国務省の法的見解は「十分な根拠はない」。なぜ食い違いが生じるのか> 中国の行為は人道に対する罪に相当するものの、ジェノサイド(集団虐殺)であることを証明する十分な根拠は存在しない──。 新疆ウイグル自治区でのウイグル人の大量拘束や強制労働について、米国務省法律顧問室は今年初め、そう結論を下した。 この判断によって、トランプ前政権とバイデン現政権の双方が外交法律顧問側と対立状態に陥った。米政府の現役と元当局者3人が証言している。...

カマラ・ハリス副大統領誕生で南インドの小さな村がお祭り騒ぎ

<バイデン氏の大統領当選と同時に副大統領就任が決まった民主党のカマラ・ハリス氏ゆかりのインド南部の小さな村では歓喜に沸いた......> 人格形成に影響与えた祖父が生まれた土地 米大統領選でジョー・バイデン氏が当選を確実にしたことを受けて、インド南部の小さな村スラセンドラプランは歓喜に沸いた。ここは、バイデン氏の大統領当選と同時に副大統領就任が決まった民主党のカマラ・ハリス氏ゆかりの地だ。 ハリス氏は、インド出身でがん研究者だった故シャマラ・ゴパラン氏を母親に、そしてジャマイカ出身でスタンフォード大...