「米朝関係」の記事一覧

金与正「米朝首脳会談は米に有益なだけ」 米国を脅す意図は否定

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長は、米朝首脳会談は現時点では米国に有益なだけだと指摘し、今後の会談の可能性に含みを残した。また、北朝鮮に「米国を脅す意図はない」とも述べた。 北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)が10日、伝えた。 与正氏は、米朝首脳の再会談について、個人の見解として、年内に行われることはないかもしれないが「(どうなるかは)分からない」と述べた。 また、「われわれは決して非核化しないとは言っていない。だが、いまはできないと明確にしている」と語っ...

金正恩の標的はトランプとの交渉 韓国への挑発は奏功するか

北朝鮮はこの数週間、韓国との緊張を強める行動を取り続けている。その狙いは米国の反応だ。国内問題に心を奪われているトランプ政権をもう一度、振り向かせ、北朝鮮制裁の緩和につながる交渉を再開させたいという思惑があるに見える。 北朝鮮は16日、南西部・開城(ケソン)の南北共同連絡事務所を爆破し、韓国との対話の打ち切りを宣言したほか、軍事行動も辞さない姿勢を示している。 一方のトランプ氏は北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長との3度にわたる歴史的な会談にもかかわらず、朝鮮半島非核化の取引には失敗した。今はどうかと...

韓国を「敵」呼ばわりし、報復を示唆した北朝鮮の真意

<北朝鮮による韓国批判は、目先の譲歩を引き出すための常套手段。挑発的態度に戻った背景には何があるのか。これまでも北朝鮮はある種の消耗戦を仕掛けていた> シンガポールで歴史的な米朝首脳会談が行われてから2年。ここにきて北朝鮮は、アメリカと韓国に対する忍耐が限界に近づいているという意思表示を始めた。 6月9日、北朝鮮は、南北の軍当局間のホットライン(直通電話)を含む、韓国との公式の通信連絡線を全て遮断。金正恩(キム・ジョンウン)体制は韓国を「敵」と位置付けた。 金は2019年の「新年の辞」でも警告を発し...

北朝鮮、トランプのデモ鎮圧姿勢を批判「中国を非難できない」

北朝鮮は4日、米国内の人種差別への抗議活動で米政府は「犬を放つ」と脅しをかけて鎮圧を図っているとし、香港情勢や人権問題で中国を批判する立場にはないと批判した。 北朝鮮の主要紙の1つが、ポンペオ米国務長官を批判した朝鮮労働党国際部の報道官の発言として報じた。 ポンペオ氏は先月31日に米FOXニュースに対し、中国共産党による最近の行動は「西側の考え方や民主主義、価値観を破壊する決意」を示唆し、「米国人をリスクにさらしている」と発言。 同報道官は、ポンペオ氏の香港、台湾、人権、貿易摩擦に関する発言は「ナン...

「金正恩死亡説」は眉に唾して聞け

<遠巻きに目を凝らして見るだけで正体が分からない北朝鮮という国──いかなる分析も確認するすべはない> 生死の確率が50%ずつであるとすれば、箱に閉じ込めたネコは現時点で生きているとも死んでいるとも言える状態にあり、箱を開けて観察するまで誰もその生死を確認できない──というのが量子力学の世界で有名な「シュレーディンガーのネコ」の話。原子より小さなミクロの世界ではそれが常態なのだが、秘密に閉ざされた北朝鮮の指導者・金正恩(キム・ジョンウン)の安否についても同じことが言えそうだ。 ここ数週間、世界は金正恩...

北朝鮮、トランプの「金委員長の親書を最近受け取った」発言を否定

北朝鮮外務省は19日、金正恩朝鮮労働党委員長から「すてきな手紙」を受け取ったとしたトランプ米大統領の発言を否定する談話を発表した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。 トランプ氏は18日にワシントンで記者団に、金委員長から最近、親書を受け取ったと明かし「北朝鮮とはうまくやっている」と述べていた。 KCNAによると、外務省の報道官は談話で米メディアの報道に触れ「トランプ氏は過去に交わされた親書について触れたのかもしれないが、われわれには分からない」としたうえで、金委員長は最近、トランプ氏に手紙を送...