「米議会」の記事一覧

トランプ弾劾を支持した共和党の「裏切り者」に地元で逆風

<多くの共和党議員がトランプ弾劾に反対したのはこういうわけだ> サウスカロライナ州の第7選挙区は、これまでずっとトム・ライスを連邦下院議員(共和党)に選出してきた。だがライスがドナルド・トランプ前大統領の弾劾決議案に賛成票を投じたために、次の選挙に暗雲が漂いはじめた。 ライスは1月13日、共和党のほかの9人の下院議員と共に、トランプを弾劾訴追する決議案に賛成票を投じた。すると、トランプに逆らう票を投じた他の共和党議員数人と同じく、ライスは彼を下院議員の座から引き摺り下ろそうとする政敵の激しく非難され...

トランプ弾劾裁判、「反乱扇動罪」で問われているものは何か

<国家反逆罪は死刑適用もありうるアメリカで最も思い罪で、アメリカに戦争を仕掛けるかその支援をする行為。トランプが問われている扇動罪はもっと軽いし証明のハードルも低いが> ドナルド・トランプ前米大統領の弾劾裁判の焦点は、彼が反乱を扇動したか否かだ。扇動罪は、アメリカで最も重い罪である「国家反逆罪」より...

トランプ弁護団 弾劾訴追への反論書面がスペルミスだらけで注目を集める

<「合衆国」のスペルを間違うのもひどいが、反論内容はもっとひどいと笑いものに> ドナルド・トランプ前米大統領の弁護団が上院に提出した、弾劾訴追に対する反論書面が、間違いだらけで物笑いの種になっている。 米下院は1月6日に起きた連邦議会議事堂襲撃・占拠事件を扇動したとして、トランプの弾劾訴追を決定。2月9日から上院で弾劾裁判の審理が始まる予定だ。トランプの弁護チームを率いるデービッド・ショーンとブルース・キャスターは2日、弾劾訴追に対する反論の書面を上院に提出し、既に大統領を退任して私人であるトランプ...

議事堂内を上院へと運ばれる、トランプを弾劾訴追した下院決議

米下院は、アメリカ史上初となる退任後の大統領に対する弾劾裁判に踏み切った。 支持者を扇動して連邦議会議事堂を襲撃させたとしてトランプ前大統領を弾劾訴追した下院決議が1月25日、弾劾裁判で検事役を務める下院議員たちによって議事堂内を運ばれ、上院へと送付(写真)。 上院での裁判は2月9日に始まる予定だ。 <2021年2月9日号掲載> ===== 2度目の弾劾裁判を目前に控え、トランプ弁護団のトップが突然辞任 TODAY-YouTube...

米議事堂占拠クーデター、予見されていたのに止められなかったアメリカへの過信

<しかもトランプが大統領でいる限り危険は続く。次は戒厳令で軍が巻き込まれる可能性もある> 1月6日の朝、いつも通り政治ニュースをチェックした。いちばん大きなニュースは、ジョージア州で行われた上院の決選投票に関するもの(投票の結果、上院でも民主党が過半数を獲得した)。新型コロナウイルス感染拡大の記事もあった。 だが目を引いたのは、ワシントン・ポストのデービッド・ナカムラ記者が書いた記事だ。連邦議会ではその日、米大統領選の最終的な手続きである選挙人投票の集計確認作業が行われる予定だが、ドナルド・トランプ...

アメリカ大統領選、下院投票で決定も ペロシ議長が民主に結束呼び掛け

米民主党のペロシ下院議長は、大統領選で民主党のバイデン候補もトランプ大統領も圧倒的な勝利を収めなければ、議会が結論を出すというシナリオに備えるように民主党に呼び掛けている。 ペロシ氏は民主党下院議員宛ての書簡で、トランプ氏の最近の発言について、11月3日の大統領選でどちらの候補者が最低270人の選挙人を獲得したかが明確でなければ、下院に判断が委ねられることを示唆すると指摘した。 トランプ氏は繰り返し、郵便投票の安全性に疑問を呈してきた。今年は新型コロナウイルスの影響で郵便投票を選ぶ投票者が多いとみら...