「米軍事」の記事一覧

グアムを「州に格上げ」して中国に対抗せよ

<地域の安全保障秩序の礎となっているグアムを正式なアメリカの州とすることで、「太平洋の大国」としての立場を守れ> 9月、米民主党のチャック・シューマー上院院内総務は、11月の選挙で民主党が上院の過半数を獲得できたあかつきには、アメリカの自治領プエルトリコや首都ワシントン特別区の州への格上げを含む「あらゆることが議題に上る」と述べた。もしそうなら、グアム島および北マリアナ諸島に住む23万人のアメリカ国民についても連邦議会は議論すべきだろう。 民主党だけが州への格上げ提案をしているのではない。グアムと北...

在韓米軍、駐留費引き上げで合意なければ韓国人職員9000人の一時解雇も

在韓米軍は駐留経費の分担で合意できない場合、基地などで働く約9000人の韓国人職員を4月から無給休職にすると韓国政府に伝えた。雇用労働部に宛てた5日付の書簡をロイターが入手した。 米韓両政府の交渉が難航しており4月に韓国人職員が無給休職となったが、6月に韓国側が一時的に給与を負担することで合意した。しかし資金提供は12月末で期限が切れ、来年3月末までしか給与を支払えないという。 書簡は「2021年の残りの期間、人件費の不足に直面する」とし「駐留経費負担に関する特別協定(SMA)の延長か同様の合意がな...

米ロ、新START延長で溝埋められず 21年2月過ぎれば核軍縮の枠組が消滅

米ロの核軍縮の枠組みである新戦略兵器削減条約(新START)の延長を巡る交渉で、両国が溝を埋められていないことが14日、分かった。2021年2月の期限切れに伴い失効すれば、米ロ間の核軍縮の枠組みが完全に消滅する。 米政府当局はこれまで延長を巡る交渉で原則合意が得られたとの見解を示していたが、ロシア大統領府のペスコフ報道官は14日、記者会見で合意は得られていないと述べた。ただ「ロシアは延長の必要性があること、米ロのみならず世界全体の安全のためになることを理解している」と語った。 ロシアのラブロフ外相は...

トランプ、イラク駐留米軍の削減を9日に発表 数日中にアフガンも

米政府高官は8日、トランプ大統領がイラク駐留米軍の追加削減を9日に発表すると明らかにした。数日後にはアフガニスタンに駐留する米軍についても追加削減を発表する見通しという。トランプ大統領は、戦死した米兵を「負け犬」呼ばわりしたとの報道を受けて批判にさらされている。また、11月の大統領選に向け、世論調査では民主党候補のバイデン前副大統領にリードを許しており、このタイミングでの駐留軍縮小の発表は、「終わりなき戦争」を終結させるという公約の実行を有権者にアピールすることが狙いの可能性がある。米政府当局者は...

トランプ、米戦没兵士を「負け犬」呼ばわりか 報道受け共和党内からも批判相次ぐ

トランプ米大統領が戦死した米兵を「負け犬」呼ばわりしたとの報道を受け、民主・共和両党から批判が相次いでいる。大統領は報道を否定しているものの、11月3日の大統領選に影響が及ぶ可能性もある。 米誌アトランティックは3日、トランプ大統領が2018年11月のフランス訪問時に米兵墓地への訪問を中止し、墓地に埋葬されている米軍兵士を「負け犬」と呼んだと報じた。 この報道について、民主党のペロシ下院議長は6日、MSNBCとのインタビューで「心が痛む」と批判。 共和党のヘーゲル元国防長官もABCの番組で、事実であ...

台湾、F16戦闘機の整備拠点を開設 米ロッキードと台湾企業が主導、両国軍事協力の最新例に

台湾の蔡英文総統は28日、米国と台湾の企業が主導する最新型F16戦闘機の整備拠点を開設するに当たり、「強固」な空軍力で台湾を守る姿勢を強調した。 最新型F16の整備拠点は域内では初となる。 蔡総統は開設式で「台湾の主権を守り、地域の平和と安定を維持するためには、屈服やへつらいではなく、強固な防衛力が必要だ」と述べた。 また、台湾の防衛産業を築き上げるという自らの長年の取り組みにおいて、整備拠点の開設は重要な節目だと指摘。「ジェット機の整備にかかる時間は大幅に短縮され、使用可能な機体が大きく増加するこ...

中国、実弾演習区域への米軍機侵入を非難 「不測事態の恐れも」

中国は25日、同国が実弾演習を行う飛行禁止区域に米軍のU2偵察機が侵入したとして、米国に強く抗議した。 中国がこれまでも米国の監視活動を非難する一方、米国は中国航空機による「危険な」妨害活動を指摘してきた。監視活動は定期的に行われるが、中国が公言することは珍しい。 中国国防省は、実弾演習を行っていた人民解放軍北部戦区の飛行禁止区域でU2偵察機が許可なく飛行し、「正常な演習訓練活動を著しく妨害した」と指摘。誤解や判断ミス、海空での「不測の事態」を引き起こしかねないと非難した。米国が海空の行動に関する米...

米韓合同軍事演習、開始を2日間延期 韓国側の陸軍幹部がコロナ感染

米韓合同軍事演習の開始が2日間延期され、18日から28日までの日程に変更された。韓国メディアは、韓国側の参加者が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたためと報じている。 韓国軍合同参謀本部議長は16日、「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の状況を考慮し」、演習は18日に開始すると明らかにした。 聯合ニュースは、演習に参加予定だった韓国の陸軍幹部が14日に新型コロナ検査で陽性となり、演習の開始が2日間延期されたと伝えた。 今回の演習は、新型コロナ感染拡大の影響で規模を縮小して行われると...

米軍の艦船で謎の火災、米中緊張の南シナ海戦略に大打撃

噴き上がる炎と戦うのは、カリフォルニア州サンディエゴの米海軍基地に停泊中の強襲揚陸艦ボノム・リシャール。 7月12日に火元不明の火災に「強襲」され、4日にわたり炎上した。 63人が負傷し、艦内部が大破するなど被害は甚大。 南シナ海での中国との緊張が高まるなか、最新鋭の戦闘機を搭載できるように改修中だった艦船の長期戦線離脱は、米軍にとって手痛い打撃だ。 <2020年8月4日号掲載> 【関連記事】 ・米中衝突を誘発する「7つの火種」とは ・中国は「第三次大戦を準備している」 ・限界超えた米中「新冷戦」、...

孤軍奮闘する台湾を今こそ支援せよ

<中国の圧力により、コロナ対策で有益な教訓を持つ台湾がWHOに参加できずにいる事実は、世界に損失をもたらした。アメリカは台湾の国際社会への参加を後押しし、軍事や通商関係も一層強化すべきだ。本誌「台湾の力量」特集より> WHO(世界保健機関)とテドロス・アダノム事務局長は、新型コロナウイルス危機が始まって以来、このウイルスに関する中国政府のプロパガンダを受け入れ、拡散させてきた。そして、5月にテレビ会議形式で開催されたWHO総会でも、ある贈り物を中国共産党政権に送った。この総会に台湾がオブザーバーとし...