「自動車」の記事一覧

自動車会社は人工呼吸器をどうやって量産しているのか

<コロナ禍により、フォードにGM、テスラまでもが医療機器製造に名乗りを上げた。製造工程から工場の改修資金まで厚い壁があったが......。本誌「コロナ特効薬を探せ」特集より> このところ世界中の企業が、今回のコロナ禍により不足している物資や製品を補う方向に動いている。 この転換は、業種によってはそれほど難しくない。蒸留酒や香水のメーカーは、すぐに手指消毒剤の製造を開始できた。衣料品メーカーは、マスクや医療用防護服を造るのに適切な素材を調達すればよかった。 しかし人工呼吸器の場合は、そうはいかない。何...

トヨタ、国内工場は6月も生産調整 工場稼働状況まとめ

新型コロナウイルス感染拡大防止のため世界各国がロックダウン(都市封鎖)を実施していることなどにより、日野自動車を含むトヨタ自動車グループの世界生産が影響を受けている。 トヨタは15日、国内の全完成車工場において、6月中も生産調整を実施すると発表した。高岡工場第2ライン、豊田自動織機を除く全工場では、同月中の金曜日(計4日間)を非稼働日とする。田原工場をはじめとする3工場(5ライン)に関しては、通常の昼夜2シフト体制から昼のみの1シフト体制を最長で8月まで続ける。 5月18日時点の主な工場の稼働状況は...

米製造業再開の尖兵となったテスラの戦い

<感染予防のため工場の閉鎖継続を求める地元当局の指示に逆らって、操業再開を強行したテスラ。経済再開優先のトランプもこれを後押しする> 電気自動車(EV)大手テスラが、工場の所在地であるカリフォルニア州のアラメダ郡ともめている。新型コロナウイルス感染拡大対策として工場の閉鎖を命じる郡当局に逆らって、操業を再開したからだ。企業が自治体の命令に逆らって操業を強行するのは極めて異例。テスラが自治体と揉めているのを好機と見た他の自治体からは、熱心な誘致の声もかかっている。 この戦いに、感染対策より経済再開を優...

ホンダ、今期業績予想は未定 四輪・二輪の販売計画公表も見送り

ホンダは12日、2021年3月期(今期)の連結業績予想(国際会計基準)・配当予想を未定とすると発表した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により経済活動が停滞する中、影響度合いを合理的に算定することが困難なため。リフィニティブがまとめたアナリスト18人の当期利益予想の平均は4011億円となっている。 オンライン会見した八郷隆弘社長は、新型コロナの影響で「(ホンダは)厳しい環境下にある」と述べ、今後同社の事業環境は大きく変化していくだろうとの認識を示した。 同席した竹内弘平専務は、「売上台数がどのく...

トヨタ、21年3月期の営業利益予想は79.5%減の5000億円 当期損益は算定困難

トヨタ自動車は12日、2021年3月期(今期)の連結業績予想(国際会計基準)について、営業利益は前期比79.5%減の5000億円となる見通しを発表した。純損益は合理的な算定が困難だとして未定とした。売上高に相当する営業収益は19.8%減の24兆円とした。 リフィニティブがまとめたアナリスト19人の営業利益予想の平均は1兆8540億円となっている。 豊田章男社長はオンライン会見で、「コロナ・ショックはリーマン・ショックよりもインパクトがはるかに大きいと思う」と指摘。「リーマンショック時よりも販売台数は...

中国、4月は自動車販売が約2年ぶりに増加の公算

中国汽車工業協会(CAAM)は7日、同国の4月の自動車販売が約2年ぶりに増加に転じた可能性が高いとの見方を示した。 国内自動車市場が新型コロナウイルスの感染拡大の影響から回復している可能性がある。 4月の販売は200万台と、前年同月比0.9%増、前月比39.8%増となったもよう。CAAMが対話アプリ「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントで明らかにした。 主要企業の販売データを基に予測をまとめたという。これ以上の詳細は不明。 中国では3月まで21カ月連続で自動車販売が減少していた。 ただCAAMに...

日産、中期計画で日米中に集中へ 欧州の比重落とす

日産自動車は、中期経営計画で欧州事業などの優先度を落とし、経営資源を日本や米国、中国に集中する方針を固めた。複数の関係筋の証言で明らかになった。5月28日の決算発表に併せて公表する。 新3カ年計画では、とりわけ米国で販売価格の割引やブランド力の低下が進んでいることを踏まえ、ディーラーとの関係修復やラインナップの刷新を図りつつ、価格決定力や利益率の改善を目指す。 投資・技術資源についても、欧州のほか、日本と中国を除くアジア、南米、中東アフリカ地域の比重を落として日米中に振り向ける。さらに、アライアンス...

米大統領選、全米自動車労組が民主党バイデン支持を表明 新型コロナで活動制約される中で追い風に

全米自動車労組(UAW)は21日、野党・民主党の大統領候補指名を目指すバイデン前副大統領への支持を正式表明した。 ミシガン州やオハイオ州など与野党の接戦が予想される地域にある自動車メーカーの労働者を巡り、トランプ大統領とバイデン氏がいずれも熱心に取り込み活動を展開。バイデン氏は、副大統領時代にUAWが提唱してきた政策を後押しした実績をアピールしていた。 バイデン氏は民主党候補指名レースで先頭を走っているものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動が制約され、そうした優位を拡大するきっかけがなかなか...

世界の自動車生産、コロナショックで20%強減の7100万台へ

自動車関連の調査会社LMCオートモーティブが20日発表したデータによると、世界の今年の自動車生産は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)とそれに続く景気後退(リセッション)で、前年比20%以上減少して7100万台程度になると予想されている。 減少幅は今年初めの予想より拡大し、台数では合計約1900万台の生産減となる。主要地域の景気回復の速度によっては、予想が下振れする恐れもあるという。 北米では4月、大半の施設で生産が停止されている。電気自動車(EV)大手テスラの「モデルY」、フォード・...