「自民党」の記事一覧

次期首相にのしかかる3つの難題──ポスト安倍の日本を待ち受ける未来

<コロナ禍でアベノミクスの成果が一気に吹き飛ばされるなか、新首相に待ち受ける前途多難な未来とは> 8月末に日本の安倍晋三首相が突然辞意を表明したときは、国内外の多くが驚いた。歴代最長政権の記録を作ったわずか数日後のことだった。 外国人にとって、安倍はこれまでになく日本を世界に関与させた。国内では、安倍は政局に安定をもたらし、着実な政権運営をしてきた。つまり安倍は、国内外で日本の再生を代表する存在だった。 だが、安倍が官邸を去る準備をするなか、日本はいくつもの大きな課題に直面している。とりわけ次期首相...

菅義偉自民新総裁「衆院解散はコロナ後の状況で判断 省庁の縦割り打倒、規制改革進める」

14日の自民党総裁選で選出された菅義偉新総裁は、同日夕に自民党本部で記者会見し、衆院解散について、専門家の意見を踏まえ、新型コロナウイルスの感染拡大が収束した後に、総合的に判断すると述べた。人事に関しては明言を避けたが、二階俊博幹事長や麻生太郎財務相は党の要だと発言した。自身の後任の官房長官の条件としては「総理との関係」も重視する姿勢を示した。 せっかく総理に就任、「仕事がしたい。解散時期悩ましい」 総裁選で圧倒的多数の支持で選出された理由を問われ、地方出身で、ふるさと納税などが浸透してきたためでは...

もう一つの総裁選の闘い 女性宰相への遠い道のり、日本の政治はいまも男の世界

菅義偉官房長官が終始リードして終わった14日の自民党総裁選、今回も壇上に女性議員の姿はなかった。過去、事実上の首相を決めるこの選挙に立候補した自民党の女性議員は小池百合子・現都知事のみ。出馬に意欲を示していた野田聖子元総務相も、稲田朋美幹事長代行も、最終的に手を挙げることはなかった。 天井は開いているが 野田氏が今回の総裁選への出馬を見送ったのは、安倍晋三首相の体調不良による辞任を受けた突然の出来事だったこと、正規の選出手続きが踏まれなかったことが理由だった。 だが、野田氏は過去2回の総裁選も出馬に...

課題山積の中で始動する菅政権 正当性確保へ人事・解散がカギに

自民党総裁選で石破茂元幹事長と岸田文雄政調会長を大差で破った菅義偉官房長官は、16日の首相指名選挙で選出されれば新首相として新たな政権を発足させる。コロナ感染拡大防止と経済再生をどう両立させるか、政権の正当性を確保し、求心力をどう高めるか、米中対立などの問題にどう対応するか。山積する課題に取り組む新首相の姿勢は、閣僚・党役員人事や衆院解散の時期などを通じて探ることになりそうだ。 政策実現へ政権正当性が必要 コロナ禍が終息しない中、菅氏のスタンスは明確だ。「経済再生」を重視する姿勢は、感染拡大が収まら...

ポスト安倍決める自民党総裁選、14日午後に投開票 地方票も菅氏が過半数で優勢

安倍晋三首相の後任を決める自民党総裁選が14日午後に行われる。立候補した3人のうち、主要5派閥の支持を取り付け、地方票で過半数を取ったと報じられた菅義偉官房長官が優勢とみられる。結果は午後3時半ごろ判明、新総裁は16日に首相に選ばれる。 自民党は午後2時から都内のホテルで両院議員総会を開く。菅氏のほか、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長が出馬しており、国会議員394票と47都道府県からそれぞれ3票ずつの141票、合計535票の獲得を争う。 自民党の総裁選は通常、地方議員と党員も投票を行う。しかし、今回...

菅義偉官房長官「将来的に消費税は引き上げざるを得ない」 

菅義偉官房長官は10日夜、テレビ東京の番組で、現在10%の消費税を将来的に上げざるを得ないと明言した。また、携帯電話料金の引き下げをさらに進める方針を改めて示した。 菅氏は「どれだけ頑張っても人口減少は避けることはできない。将来的なことを考えたら、行政改革を徹底した上で、国民にお願いして消費税は引き上げざるを得ない」と語った。 また、官房長官として注力してきた携帯電話の値下げについて、「もし総理になったら徹底してやりたい」と強調した。 菅氏は、携帯各社の利益率が20%程度を維持していることを「異常だ...

ポスト安倍、自民総裁選3候補が会見 菅義偉氏「衆院解散はコロナ優先」

自民党総裁選に出馬した3候補は8日午後、共同で会見し、最有力視される菅義偉官房長は衆議院解散について「新型コロナウイルスの感染状況を最優先すべき」と語った。 岸田文雄政調会長もコロナ対策が優先としつつ、「国民からエネルギーを頂かなければいけないという判断があったなら、解散ということはあり得る」と述べた。 菅氏は「国民の皆さんが政権に期待することは、とにかくコロナの中で感染状況を終息して、安心できるようにすることだ」と述べ、解散時期は感染状況次第との考えを強調した。これに対して石破茂元幹事長は憲法が想...

自民党総裁選告示、石破・菅・岸田氏が届け出 

安倍晋三首相の辞任表明に伴う自民党総裁選が8日午前告示され、菅義偉官房長官と岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長が立候補を届け出た。届け出順は石破氏、菅氏、岸田氏の順。 総裁選は、全国一斉の党員投票を行わない簡易形式で、両院議員総会で新総裁を選出。国会議員394、地方141の計535票で競う。約4分の3を占める議員票は、菅氏が5派閥の支持を得ており優勢とみられる。 3氏は8日午後に所見表明、共同会見に臨むほか、9日も党主催討論会、12日には日本記者クラブ主催の公開討論会が開かれる。12日にはニコニコ動画...

ポスト安倍 菅義偉氏「官房長官は閣僚束ねる力必要、橋下徹氏は改革の道筋つけた」

自民党総裁選に立候補した菅義偉官房長官は5日午前、日本テレビの番組に出演し、首相に選出された場合の閣僚人事について問われ、官房長官としての資質については閣僚を束ねて政策を推進する力が必要と指摘した。 また民間人の閣僚起用として元大阪府知事の橋下徹氏の名前が上がっていることに関し、これまでの支援の経緯や大阪行政の改革の道筋をつけた人物として評価した。 菅氏が首相に選出された場合の弱みとして「安倍晋三首相にとっての菅官房長官のような人材がいない」点を指摘されている。 同氏は官房長官になる資質について、ス...

ポスト安倍 石破茂元幹事長「税負担軽減は消費減税と決め打ちせず、納税猶予など別の方策も」

自民党総裁選に出馬を表明している石破茂元幹事長は4日、記者会見し、政策集で新型コロナウイルス対策に掲げた「税負担の軽減」について、消費税率の引き下げに限定してはいないと説明した。 石破氏は、安倍政権下のみならず過去30年間で低所得層が「拡大・固定している」と指摘。「格差の縮小が経済拡大につながる」と強調した。 このため石破氏は低所得者の負担軽減のため消費税率引き下げを提唱してきたが、今回明記した税負担の軽減に関しては、「納税猶予や減免、現金給付などいろいろな方法があり、(消費減税を)決め打ちはしてい...