「航空」の記事一覧

「あの客室乗務員は誰?」地上828メートル、世界の頂点でほほ笑む女性

<合成も特殊効果も一切なし。エミレーツ航空の話題CM、その舞台裏とは> 828メートルある世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」の頂に女性客室乗務員が立った。それもグリーンバックを使った合成や特殊効果ではない。 30秒のCMは青空の下、エミレーツ航空の制服を着た女性がプラカードを掲げたシーンから始まる。次々とめくられるプラカードにはこうある。 「UAEがイギリスのアンバーリスト国になったので、私たちは世界の頂上にいるような気分です」 このCMは、コロナ規制が緩和されたイギリスからの観光客誘致を目的に制...

7人制ラグビーなどフィジー代表チームが冷凍食品の貨物輸送機で日本へ

<コロナ禍の東京五輪、太平洋諸島の選手たちは移動手段の確保に苦心。帰国便のめども立たず> 7月23日に開幕する東京五輪に出場するフィジー代表チームの複数のメンバーが、貨物便で東京に向かうことになるようだ。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のため、太平洋諸島を発着する民間の航空便が大幅に減っていることが原因だ。 AP通信の報道によれば、リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した、7人制ラグビー男子のチームをはじめとする代表選手たちは、7月8日に日本に到着する予定。彼らが移動に使うのは、主に...

「空賊」と化したベラルーシ 前代未聞の暴挙で払う代償の大きさは?

<国際線をハイジャックして反体制派を拉致した前代未聞の暴走に対し、国際社会にできる対応策は限られているが......> 不審な男が私の後をつけてきて、私のパスポートを写真に撮ったようだ──。 ベラルーシ国籍のロマン・プロタセビッチ(26)は5月23日の朝、現在の住まいがあるリトアニアの首都ビリニュス行きの飛行機に乗り込む前、アテネの空港から同僚にテキストメッセージでそう伝えていた。アテネでは恋人と一緒に、つかの間の休暇を楽しんでいたのだった。 プロタセビッチはベラルーシの反体制ジャーナリスト。テレグ...

ベラルーシの「ハイジャック」を盟友ロシアが擁護「完全に妥当」

<自分の政敵を拘束するために民間航空機をハイジャックしたベラルーシのルカシェンコの後ろ盾は、独裁者仲間のあの人> ベラルーシ当局は5月23日、領空を飛行中だった旅客機を緊急着陸させ、乗っていた反体制派ジャーナリストのロマン・プロタセビッチを拘束した。国際社会からは一斉に非難の声があがっているが、隣国のロシアは異なる見解を示した。 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は24日の会見で、「(緊急着陸させたことは)完全に妥当だと考える」と述べた。「ベラルーシ外務省はこの措置について、透明性を確保し、あらゆる...

ユナイテッド機内で死亡した乗客にコロナ疑惑、CPRを試みた乗客らにも感染か

<飛行機の中で倒れ、死亡した乗客にコロナ感染の疑いが浮上。蘇生処置を施した乗客は感染の不安に慄いている> 新型コロナウイルスに感染していた可能性のある乗客が、ユナイテッド航空機内で死亡した。この乗客に心肺蘇生法(CPR)を行った男性は、ウイルス感染の症状を訴えている。 事件が発生したのは、フロリダ州オーランド発のユナイテッド航空591便。12月14日にロサンゼルスに向けて出発後、男性乗客が機内で救急医療を必要とする状態に陥ったため、ニューオーリンズに緊急着陸した。男性は現地の病院に運ばれ、死亡が確認...

英米で接種開始のコロナワクチンがアジアに届くまでのハードルは?

マレーシアの首都クアラルンプール近郊の街シャーアラムの病院の外で、新型コロナウイルスの検査を受ける男性。 12月8日、ついにイギリスで新型コロナのワクチン接種が開始されたが、ワクチンがアジア各地の病院にまで行き渡るのはまだ先の話になりそうだ。 接種が始まった米製薬大手ファイザーのワクチンはマイナス70度前後の低温管理が必要で、飛行機での運搬には手間とコストがかかる。 道のりは長い。 <2020年12月22日号掲載> ===== 新型コロナウイルスのワクチン接種第1号となった90歳のイギリス人女性マギ...

ワクチン開発に成功したら……それをどう世界に運ぶ?

<ワクチンを地球上のすべての人に届けるには貨物機8000機分が必要──開発競争後の輸送という難題に備え、物流業界が計画する「世紀のミッション」とは> いま世界中の航空輸送関連企業が、史上最大の空輸作戦を計画している。新型コロナウイルスのワクチンが完成した後、それをどうやって世界の隅々にまで届けるかというものだ。 並大抵の作業ではない。ワクチンを製造する企業から、実際に接種を行うクリニックに至るまで、全く新しいグローバルなサプライチェーンを築かなくてはならない。 国際航空運送協会(IATA)の試算では...

コロナ後の旅行を再開する「トラベル・バブル」構想に死角あり

<ウイルス抑制や防疫管理体制で足並みが揃わない国や地域の間で分断が進む恐れも> 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けた旅行規制の緩和をめぐり、イギリスとフランスは政治的応酬を繰り広げた。イギリスは6月8日以降、外国からの入国者全員に2週間の自主隔離を義務付けると5月15日に発表。フランスからの入国者については相互免除というそれまでの方針を撤回した。対抗してフランスも相互検疫の義務付けをちらつかせる始末。見かねた航空各社が政治ではなく科学に従った国策をと訴えたほどだ。 各地で浮上して...

新型コロナ時代の空の旅、感染リスクは意外に低い?

<コロナ感染症対策の移動制限も徐々に緩和されてきたが、密閉された機内で多くの乗客と過ごす航空機の旅は危険? 空調や座席の工夫でリスクは減ると関係諸団体はアドバイスする> 新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界中の航空産業は翼をもぎとられた状態だ。世界各国で都市封鎖が実施され、実質的に旅行が不可能になっている。 アメリカの運輸保安局(TSA)の最新の統計によると、祝日である5月25日の旅客数は、昨年同日と比べて約86%減少した。 現在は世界各国で外出や渡航の禁止など厳しい感染対策の緩和が進み、航空...

NYの青空で航空ショー 医療従事者ら市民に感謝と希望のエール

新型コロナウイルスの流行により1万4000人以上の死者が出ているニューヨーク市に思いがけないプレゼントが届いた。 5月5日正午前、エアショーの小型機5機がニューヨーク市上空に飛来。 青空につづられたのは医療従事者や救急隊員、エッセンシャルワーカーをはじめ、ロックダウン(都市封鎖)に協力する全ての市民に向けた感謝と希望のメッセージだった。 <2020年5月19日号掲載> 【参考記事】対コロナ最前線のニューヨークに米海軍の巨大病院船 【参考記事】あまりにも悲痛な事態を前に言葉を失うアメリカ社会 ※画像を...