「薬」の記事一覧

トランプ服用した抗マラリア薬、新型コロナ治療で効果示されず 初の主要臨床試験

新型コロナウイルス感染症治療への抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」利用に関する初の主要臨床試験で、ウイルスにさらされた後に投与しても効果がないという結果が3日示された。また、ヒドロキシクロロキン使用に伴う深刻な副作用や心臓への影響は確認されなかった。 ミネソタ大の研究者らが主導した試験では、新型コロナとの接触があった、もしくは感染リスクの高い世帯に住む821人の被験者にヒドロキシクロロキンもしくは偽薬(プラセボ)を投与し、効果を比較した。 ヒドロキシクロロキンが投与された被験者では、新型コロナ感染...

米製薬ギリアド、レムデシビルの吸入薬など開発中 新型コロナの早期治療で

米製薬ギリアド・サイエンシズは抗ウイルス薬「レムデシビル」について、入院していない新型コロナウイルス感染症患者にも使えるように吸入薬など投与しやすい形の薬を開発している。 ギリアドは1日、新型ウイルス感染症の中程度の症状を示している患者に点滴でレムデシビルを投与した際、通常の治療と比べやや効果があったとする試験結果を公表した。 レムデシビルは今のところ、新型ウイルス感染症の治療薬として効果を示している唯一の薬。ギリアドなど各社はレムデシビルをより効果的にする方法を模索している。 重症患者に関してはス...

ロシア、新型コロナ治療でアビガンのジェネリック薬投与開始 11日から

ロシアで来週11日から、新型コロナウイルス感染症治療薬として抗インフルエンザ治療薬「アビガン」のジェネリック(後発薬)「アビファビル」の投与が始まると、ロシア直接投資基金(RDIF)幹部がロイターに明らかにした。 アビガンは富士フイルム富山化学が1990年代終盤に開発。RDIF幹部によると、アビファビルはロシアの科学者によって改良が加えられた。ロシア政府は2週間以内に改良に関する詳細を発表する用意を整えているという。 アビファビルの生産に携わる企業の生産能力は月間約6万人分という。 日本では、新型コ...

米ギリアド、新型コロナ後期治験でレムデシビルの効果まちまち

米製薬ギリアド・サイエンシズは1日、新型コロナウイルス感染症患者を対象とした同社の抗ウイルス薬「レムデシビル」の後期治験で、結果がまちまちだったと明らかにした。 株価は午前の取引で4%安。 ギリアドは、新型ウイルス感染症の中程度の症状を示している患者に対し、通常の治療のみのグループと、通常の治療に加えレムデシビルを投与するグループに分けて同薬の安全性と効果を評価。期間5日間と10日間で経過を評価した。 それによると、5日間のレムデシビルを投与を受けた患者グループの中で、治療開始から11日目の時点で経...

韓国製薬大手セルトリオン、新型コロナ治療薬の動物実験でウイルス大幅減

韓国製薬大手セルトリオンは1日、同社が開発中の新型コロナウイルス感染症の抗体治療薬の動物実験で、ウイルス量を減らす効果が100倍に高まるとの肯定的な結果を得たと明らかにした。 実験では、投与初日で鼻水や咳、体の痛みといった症状に改善が見られ、肺の炎症は6日間で収まったという。 セルトリオンはコロナウイルスが原因となる中東呼吸器症候群(MERS)などの感染症に対する治療薬を開発した実績がある。 同社の研究開発部門の責任者は、新型コロナ感染症の治療薬は7月に人体で試す臨床試験を開始したいと明らかにし、「...

韓国、新型コロナ感染再燃でレムデシビル輸入へ 欧州も加速

韓国保健当局は29日、新型コロナウイルス感染症治療薬として使われている米製薬ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」の輸入を要請する方針を明らかにした。 国内で新たな感染者数が再び増加していることに対応した。 韓国疾病予防管理局(KCDC)によると、輸入には食品医薬品安全処の認可が必要となるが、政府の諮問委員会はレムデシビルには効果が認められると結論付けたという。 韓国では新型ウイルス感染の第1波は抑え込んだものの、社会的距離維持政策が緩和されて以降、比較的小規模だが根強く残る感染例が報...

トランプ服用した抗マラリア薬、全米で使用急減 リスク意識高まる

トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染症予防のために服用していると発言した抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」について、米医療機関での使用が急減していることが、薬剤業者の調べで分かった。 全米の病院約半数と取引があるビジエント社によると、先週注文を受けたヒドロキシクロロキンは約12万5000錠で、3月下旬のピーク時から10分の1に減少した。 ニューヨーク最大の医療システム、ノースウェル・ヘルスで副医長を務めるトーマス・マッギン医師は、傘下の23病院で4月中旬以降、ヒドロキシクロロキンの処方を停止し...

新型コロナ治療薬レムデシビル、投与期間5日も10日も効果に大差なし

米製薬ギリアド・サイエンシズは27日、新型コロナウイルス感染症治療薬として使われている同社の抗ウイルス薬「レムデシビル」の臨床試験において、新型コロナ重症患者への5日間と10日間の投与で効果に大きな差は出なかったとする結果を公表した。 ギリアドは4月29日に暫定結果を公表済み。 今回、臨床試験の全結果が医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」で公表された。 ギリアドは、レムデシビルの投与期間を短縮できれば、供給量が限定されている同薬をより多くの患者に投与できるとしていた。 試験は、...

英、新型コロナ治療薬レムデシビルを一部患者に供給へ

英保健省は26日、米製薬ギリアド・サイエンシズとの提携の一環として、同社の感染症治療薬「レムデシビル」を最も効果が望める一部の新型コロナウイルス感染症患者に投与できるよう供給すると明らかにした。 保健省は、世界各地で実施された初期の治験結果でレムデシビル投与で新型ウイルス感染症(COVID-19)からの回復期間が4日短縮することが示されていると指摘。ハンコック保健相は記者会見で「新型ウイルス感染症治療で最大の前進だ」と述べた。 ただ、政府は何人の患者に投与されるかは明らかにしなかった。 レムデシビル...

アビガン5月承認断念、効果まだ不明 富士フイルムが未申請

共同通信など国内メディアは26日までに、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」について、政府が月内の薬事承認を断念したと報じた。安倍晋三首相は「5月中の承認」を目指すと表明していたが、25日時点で審査の前提となる企業からの承認申請はなく、現段階では有効性を示すデータが出ていない。 共同通信によると、手続きは6月以降になる見通し。アビガンを開発した富士フイルム富山化学は有効性や安全性を確認する治験を行っているが6月末まで続く予定で、申請をすぐに出すのは難しい情勢という。 政府は共同通信に対し...