「薬」の記事一覧

韓国、国内製薬会社のコロナ初期治験を承認 ウイルスの表面に直接作用する抗体医薬品

世界各国の製薬会社が新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の開発に奔走する中、韓国政府は17日、同国製薬大手・セルトリオンが開発した抗体医薬品について、初期段階の臨床試験(治験)を承認した。こうした医薬品の人を対象にした試験は同国初となる。 同社の抗体医薬品は、ウイルスの表面に直接作用し、ウイルスが人の細胞を捕捉することができないように設計されている。韓国国内の病院と共同で健康な32人を対象に治験を行う。 また、海外でも欧州全域で近く治験を開始する予定で、その後軽症から中等症の患者を対象に、世界的に治...

中国、新型コロナのワクチン開発で先頭集団に 国・軍・民間を挙げて「戦時並み」速度

新型コロナウイルス感染症のワクチン開発競争で、中国が先頭集団を走っている。シノバック・バイオテック(科興控股生物技術)が開発中のワクチンは月内に、中国で2番目、世界で3番目に第3期臨床試験(治験)へと進む予定だ。 世界のワクチン産業の中では後発組の中国だが、現在は国、軍、民間を挙げて新型コロナワクチンの開発に力を入れている。 ただ、中国には多くの障害もある。既に感染拡大阻止に成功していることで、他国に比べて国内で、感染を試す大規模な治験がやりにくくなったことがある。ほかにも治験に協力してくれるのは一...

新型コロナの治療薬候補アビガン、臨床研究で統計的な有意差みられず=藤田医科大学

藤田医科大学(愛知県)は10日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補となっているアビガンの臨床研究の結果について、統計的な有意差はなかったと発表した。 同研究は無症状や軽症の患者が対象。アビガンを投与した患者が、投与しなかった患者に比べてウイルス消失や解熱に至りやすい傾向はみられたものの、統計的有意差には達しなかったとして、明確な有効性が示されなかったことを明らかにした。 アビガンについては、富士フイルム富山化学も臨床試験を進めている。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター...

ロシア、国内製薬Rファームの新薬承認 新型コロナウイルスの増殖抑制

ロシアは、国内製薬大手Rファームが開発した新たな抗ウイルス薬を新型コロナウイルス感染症の治療薬として承認した。同社が8日、発表した。 症状が軽度あるいは中程度の患者を対象にした臨床試験で、新型コロナウイルスの増殖抑制に高い効果が示されたという。 同社は発表文書で「新型コロナウイルスが引き起こす合併症ではなく、ウイルス自体に対処するロシアや世界で初めての薬の1つになる」とした。 臨床試験では7日間の治療で外来患者の55%に症状の改善が見られ、標準的な原因療法による改善率20%を上回った。 5日目には体...

米ギリアド、コロナ治療薬レムデシビルの吸入型の治験開始 病院外での投与想定

米製薬ギリアド・サイエンシズは8日、新型コロナウイルス感染症治療薬として使われている抗ウイルス薬「レムデシビル」の吸入薬に関する初期臨床試験(治験)を開始したと発表した。病院外での吸入器を用いた投与が容易になる可能性がある。 治験は入院を必要とするほど症状が進んでいない感染者が対象。プラセボ(偽薬)対照試験は18歳から45歳までの健康な米国人約60人が参加する。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・科学者数百人「新型...

EU、レムデシビル確保に向け米ギリアドと交渉 

欧州連合(EU)欧州委員会は1日、米バイオ医薬品企業ギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス治療薬「レムデシビル」をEU27カ国向けに確保するため、ギリアドと交渉していることを明らかにした。 欧州委は、ギリアドが向こう3カ月で計画している生産能力のほぼすべてを米国が確保したと指摘。また今後数日内に、レムデシビルの欧州における使用が承認されるとの認識を示した。 欧州委報道官は「キリアキデス欧州委員(保健担当)はギリアドと、生産能力を含め、多様な協議を行った。また欧州委は同社と、EU加盟国向けにレムデ...

新型コロナワクチンの初期治験成功 米ファイザーと独ビオンテック

ドイツのバイオ医薬ベンチャー、ビオンテックと米製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナウイルスワクチンが、初期段階の臨床試験(治験)で有効性や十分な忍容性(副作用への耐用性)を示したことが分かった。 ビオンテックによると、24人の健康な被験者を対象に2種類の用量の試験を実施。その結果28日後に感染者に通常見られる水準を超える抗体が確認された。 ワクチンの投与は各用量とも3週間で2回行った。投与量が高い場合、2回目の投与後4人中3人に短期間の発熱が見られた。 ビオンテックのウグル・サヒン共同創業者兼最高...

新型コロナ治療薬レムデシビルの価格、1回分の治療で25万円に

米ギリアド・サイエンシズは29日、新型コロナウイルス感染症治療薬候補「レムデシビル」の米国や他の先進国向けの価格を1バイアル当たり390ドルに設定したと発表した。1回分の治療(5日間/6バイアル)では2340ドルとなる。 薬価などを監視する非営利組織(NPO)の臨床経済的評価研究所(ICER)は先週、1人分の推奨価格を最高5080ドル、ステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」がコロナ治療薬としての使用を認められた場合には2520--2800ドルが妥当との見方を示していた。 米医療保険会社向けの価格は...

レムデシビル、欧州初のコロナ治療薬として承認 酸素供給が必要な12歳以上という条件付き

欧州医薬品庁(EMA)は25日、米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」を新型コロナウイルス感染症の治療薬として条件付きで承認した。欧州での正式承認に向けた初の治療薬となる。 同庁の医薬品評価委員会(CHMP)が、肺炎症状があり酸素供給が必要な12歳以上の患者への使用を勧告した。 EMAの条件付き販売許可は、有効性と副作用に関する必要なデータがそろう前に域内で1年間の販売を認めるもの。ギリアドは年内に最終的なデータを提出する。 EMAは今月8日、「ファストトラック(迅速手続き)」を通し...

「レムデシビルは最高5080ドルが妥当」薬価監視NPOが推奨価格引き上げ

日本などで新型コロナウイルス感染症治療薬として使用されている米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」を巡り、薬価などを監視する非営利組織(NPO)の臨床経済的評価研究所(ICER)は24日、1人分の推奨価格を最高5080ドルとし、従来の4500ドル程度から引き上げた。 最近の臨床データやコスト予想、パブリックコメント(意見公募)などを参考に引き上げを決めたという。 同時に、ステロイド系抗炎症薬「デキサメタゾン」がコロナ治療薬としての使用を認められた場合、レムデシビルの価格は2520--...