「言論の自由」の記事一覧

中国が「密告ホットライン」を開設、ネット民に告げ口を奨励

<共産党結成100周年を7月に控え、ますます「誤った意見」は言えなくなる閉塞社会> 中国共産党は4月9日、インターネット上で中国共産党を批判したり、党の歴史解釈を問題視したりするコメントを見つけた場合に「通報」できるホットラインを開設した。7月の共産党結成100周年に向けた取り締まり強化策の一環だ。 中国サイバースペース管理局(CAC)の通達によれば、同ホットラインは、インターネットユーザーがオンライン上で「誤った意見」を拡散している者を見つけたら通報できるようにすることで、「好ましい世論の雰囲気」...

中国人ブロガー「英雄烈士保護法」で初の起訴──中印国境の戦死者を侮辱した罪

<中印国境紛争の死者は公式発表より多かったはずだと嘘を書いて「後悔している」と自白した映像も放送> 中国の南京市に住む著名ブロガーが、「英雄烈士保護法」で起訴された。中印国境地帯で2020年6月に発生し、複数の死者が出た両国軍の衝突について、中国政府の発表に疑問を呈したことを罪に問われたものだ。中国では最近刑法が改正され、国家の英雄や国のために命を落とした人々の名誉を傷つける行為が違法とされたばかりで、このブロガーはこの法律が適用された最初の人物となった。 中国沿岸部にある江蘇省の省都、南京市の検察...

右派SNSパーラーのネット復帰のウラに怪しいロシア企業

<追放されたアメリカの右派サイトのネット復帰を手助けしたのは、極右、人種差別主義者、過激派などとつながりのあるロシアのテック企業だった> 「言論の自由」を信奉し、「検閲」がないため極右や陰謀論者のお気に入りだったSNS「パーラー」は1月18日、部分的にインターネットに復帰した。どうやらこの復帰には、「DDoSガード」というロシア人所有のホスティングおよびウェブセキュリティ会社が手を貸しているようだ。 パーラーのサイトは、1月11日から接続できない状態になっていた。米連邦議会議事堂の襲撃事件が起こった...

パーラー排除で息を吹き返したSNS「ギャブ(Gab)」は、かつて反ユダヤ主義の温床だった

<米議会乱入事件を受けて、フェイスブックやツイッターはトランプのアカウントを閉鎖し極右SNSを排除しているが、代替右派サイトの恨みは深まるばかり> 「ギャブ(Gab)」は、主流プラットフォームから締め出された白人のナショナリストや陰謀論者、極右、人身攻撃者などが集まる過激なSNSサイトの一つとして知られている。その最高経営責任者(CEO)であるアンドリュー・トーバは1月10日、一日の新規ユーザー獲得数がおよそ60万人に上ったと述べた。 2016年にギャブを立ち上げた保守派のプログラマーのトーバは、1...

FBやツイッター がトランプ動画を削除しても、右派「検閲なし」SNSが大盛況

<「言論の自由を保障する」と謳う保守派ソーシャルメディアで数百万回も視聴され続けている> 2020年11月の米大統領選の選挙人投票集計が行われていた連邦議会で1月6日、ドナルド・トランプ大統領の支持者の一部が警備を破って米議会議事堂に乱入する騒ぎが発生した。この事態を受けてフェイスブック、ツイッターとYouTubeは、トランプが投稿したメッセージ動画を削除した。誤った情報を含み、さらなる暴力を煽るおそれがあると判断したためだ。 だがアメリカの保守派の間でツイッターやYouTubeに代わるソーシャルメ...