「警察」の記事一覧

重大な変化の時?黒人男性死亡事件で警官に有罪判決

<黒人男性を死亡させた元警官に有罪評決が出た直後、バイデンは遺族に連絡をとり、国民に人種差別解消に向けた決意と警察改革を訴えた> 黒人男性ジョージ・フロイドを逮捕する際、首を膝で圧迫して死亡させたデレク・ショービン元警官に殺人を含む3件の有罪評決が出たこと受けて、ジョー・バイデン大統領は国民向けに演説を行い、フロイドの事件に抗議する昨年夏の全国的なデモを公民権運動と比較し、議会に全面的な警察組織の改革を迫った。 「あれは白昼堂々行われた殺人だった。全世界がアメリカ全土に蔓延する人種差別を目の当りにし...

「顔撮影・拡散は禁止」警察守る法案に、パリ市民は断固NO

フランス与党が提出した警察権限を強化する法案に対して、パリの国会議事堂前で3月16日、人々が抗議の声を上げた。 監視カメラやドローンの使用によって捜査能力が増強される一方で、市民が警察官の顔を撮影して拡散することは制限される。 成立すれば警察による暴力を告発しにくくなるとの不安から、昨年末以来、デモが激化。人々の怒りは静まらず、今も各地で抗議行動が広がっている。 ===== 思い思いのプラカード、シュプレヒコール、発煙筒で猛抗議するパリ市民(3月16日) Ruptly-YouTube...

銃社会アメリカの「スキルの低い警官」と警察内人事制度の関係

<なぜ銃規制が一向に進まないのか。なぜ白人警官による黒人市民の殺害が起こるのか。それを知るためには、アメリカの複雑な警察組織を理解する必要がある> 米ミネソタ州ミネアポリスで「ジョージ・フロイド事件」が起きたのは2020年5月のこと。アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイド氏が白人警官に首を8分46秒圧迫され命を落としたこの事件は、「BLM(ブラック・ライブズ・マター)」運動へ結びついていった。 そのため必然的に警察への批判が高まっていったわけだが、批判の根底にあるもの、そして白人警官による黒人市民...

警官の暴力は許せないが、警官の顔撮影は禁止するというマクロンの二枚舌

<警官による黒人暴行の動画の視聴回数は1400万回を越えたが> フランスで、複数の警察官が黒人男性に暴力を振るう動画がネット上で拡散し、これまでに1400万回視聴されている。エマニュエル・マクロン率いる政府は、警察官の撮影を禁じる法案の成立を目指しているが、動画の拡散が法案の審議にも影響を及ぼすことになりそうだ。 オンラインニュースサイトの「ループサイダー」は11月26日、監視カメラの映像を公開。同21日に撮影された映像には、音楽プロデューサーのミシェル・ゼクレアがパリにあるスタジオで、数分間にわた...

米フィラデルフィア市が夜間外出禁止令 黒人射殺事件の暴動収まらず

米東部のフィラデルフィア市は、現地時間28日午後9時から市内全域に夜間外出禁止令を発出した。警察官による黒人男性射殺に対する抗議行動が3日連続で暴動や略奪に発展する事態を鎮静させるため。 ケニー市長など幹部は、29日午前6時まで外出を禁止すると表明。フィラデルフィア警察によると、これまでに172人が逮捕され、警察官も53人が負傷した。 また市当局者は、27日には最大1000人が関与した大規模な略奪行為があったと明らかにした。 警察監督委員会トップは「こうした連中がやっているのはわれわれの貴重な資源を...

米フィラデルフィア、警察による黒人男性射殺で緊張続く 再び抗議デモ

米ペンシルベニア州フィラデルフィア西部ではナイフを持っていた黒人男性が警察に射殺された事件を受けて、27日夜も抗議デモが繰り広げられ緊張の高い状態が続いている。 26日に射殺された27歳の黒人男性ウォルター・ウォレスさんは精神疾患を患っていたという。事件を受けて暴動や略奪が発生。一夜明けた27日も数百人が人種差別に反対する抗議デモを行った。 この日の集会は前日と同様に平和的に始まったが、夜になって緊張が高まったため警察は商業地区の一部を封鎖した。NBCテレビ系列で放送されたニュースの映像にはウォルマ...

無法地帯と化すハイチ 警官が暴徒化する理由とは?

ハイチの首都ポルトープランスで、警官とその支持者らによる抗議運動が過激化。 武装した数百人が車に次々と火を放つなどして、治安が著しく悪化している。 彼らが要求するのは警官の賃上げと、殺人などの容疑で拘束されている麻薬取締官の釈放。 政府とギャングの癒着もささやかれるなか、無法地帯から脱却できる日は当分訪れそうにない。 <2020年10月6日号掲載> 【関連記事】ハイチの治安は最悪レベルの無法状態、ギャングと当局の癒着疑惑も 【関連記事】抗議デモに参加した17歳息子の足元に新品の靴 略奪に加わった可能...

米ケンタッキー州ルイビルで抗議デモ続く 黒人女性射殺事件めぐる警官処分に反発

米ケンタッキー州の最大都市ルイビルでは24日、黒人女性ブレオナ・テイラーさんが白人警官らに自宅で射殺された事件を巡り、関与した警官への殺人罪適用を見送った州大陪審の決定に抗議するデモが前日に続き繰り広げられた。夜に入り緊迫した空気に包まれているが、概ね平和的に行われている。 夜間外出禁止令の対象時間に入り、警察が集会は違法だと宣言したのを受け、日中に行進を行ったデモ参加者200─300人は、デモ主催者が聖域として確保した教会に引き揚げた。 ロイター記者はデモ行進の参加者の一部が、現地企業の事務所や病...

寝室に踏み込んだ警官3人が黒人女性を撃ち殺しても、誰も殺人罪に問われない不正義

<公正な裁きを求める市民の声に押され、大陪審は「無謀な危険行為」の容疑での起訴を決定> 救急救命士として働く26歳の黒人女性ブレオナ・テイラーがケンタッキー州ルイビルの自宅アパートで恋人と就寝中、「ノックなし」の家宅捜査を認める令状を持った警官が部屋に踏み込み、恋人と警官の撃ち合いのなかでテイラーが死亡する悲劇が起きたのは今年3月。それから半年余り経った今、家宅捜査に加わった元警官のブレット・ハンキソンは殺人罪ではなく、第1級の「無謀な危険行為」で起訴されることになった。 アメリカの司法制度では、検...

NY州の警官7人が停職処分 3月に拘束した黒人男性の窒息死で

米ニューヨーク州ロチェスターで3月に警官に拘束され、数日後に窒息が原因で死亡した黒人男性をめぐり、7人の警官が3日、停職処分となった。最近公表された警官のボディーカメラの録画データで、拘束時に頭部にフードをかぶせられていたことが判明したのを受けた措置。 ロチェスターのウォーレン市長が明らかにした。 死亡したダニエル・プルードさんの遺族は今週、動画を公表。裸で手錠をかけられ、膝を地面につけたプルードさんに警官らがフードをかぶせている様子が映っている。新型コロナウイルス感染を予防するために取った行動だと...