「選挙」の記事一覧

米上院選、ジョージア州の民主党勝利でバイデン次期政権が手にした恩恵

<上院で多数派の座を奪還し、立法と行政の両方を手にした民主党だが、忘れてはいけないオバマ時代の教訓も> 1月5日にジョージア州で行われた2つの連邦上院議員選挙の決選投票で、民主党の新人ラファエル・ワーノック(51)とジョン・オソフ(33)が、それぞれ共和党の現職を破って当選した。 黒人牧師のワーノックと、ユダヤ系ジャーナリストのオソフが南部のジョージアで上院議員に選ばれたことは、それだけで歴史的快挙だ。だが民主党には、ほかにも喜ぶべき大きな理由があった。 この2議席により、民主党は上院で多数派の座を...

1月20日、トランプは「自分の大統領就任式」に出る?

<ネット上ではトランプ支持者がトランプの「2度目の就任式」を呼び掛け、すでに6万人が参加を表明している> ドナルド・トランプ大統領支持者が、来年の1月20日にトランプの「大統領就任式」を企画している。そして、同日に行われるジョー・バイデン次期大統領の就任式のかわりに、このイベントに出席するよう呼び掛けている。 「ドナルド・J・トランプ2度目の就任式」と称するフェイスブックのオンラインイベントには、32万7000件を超える回答があり、うち6万人が参加を予定している。説明書きによると、同イベントはトラン...

選挙無効からレイプ名誉棄損まで、トランプに保守派がノーを突き付ける

<トランプ陣営が起こした訴訟はほとんどが敗訴や棄却に終わっているが、大統領選絡みのものだけではない。保守派判事を大量に指名し、裁判を有利に運ぼうという思惑通りに行っていないのはなぜか> ドナルド・トランプ米大統領は再選にノーを突き付けられたことが気に入らないらしく、大統領選に不正があったと主張して譲らない。トランプ陣営は選挙結果に異議を唱えて次々に訴訟を起こしているが、今のところほとんどが敗訴や棄却に終わっている。 トランプは「最高裁まで戦い続ける」と誓ったが、戦いの行方は厳しい。12月8日には連邦...

バイデン勝利の陰の功労者は黒人女性政治家エイブラムス

<激戦州ジョージアの勝利を民主党にもたらしたのは、ステイシー・エイブラムスの地道な投票促進運動だった> 今年のアメリカ大統領選では誰もが、勝敗を決するのは東部ペンシルベニア州だと踏んでいた。あそこの選挙人(20人)を獲得した側が勝者になると。そして予想にたがわず、同州を制した民主党ジョー・バイデンが次期大統領の座をつかんだ。 だが結局のところ、2020年選挙で最重要だったのは、ほとんどの民主党員が捨てていたジョージア州だった、という評価になるかもしれない。もしもそうなったらバイデン政権与党の民主党は...

暴走する中国の今後を左右するWTO事務局長選 米次期政権はどう向き合うべきか?

<次期事務局長選のポイントは、国際貿易ルールを破り続ける中国の責任を追及し、実効性ある改革を推進できる候補であるかが重要に> この数カ月、米大統領選に世界の関心が集まる一方で、もう1つの重要な選挙はほとんど注目されていない。それは、前任者の退任に伴い3カ月間空席となっているWTO(世界貿易機関)の次期事務局長選びである。問われているのは、中国の国際貿易ルール破りに対抗するために、実効性あるWTO改革を推進できるかという点だ。 国際貿易システムは、長らく機能麻痺に陥っている。トランプ米大統領は2度の大...

【米下院選】陰謀論の「Qアノン」議員が続々誕生

<大統領選と同時に開催された連邦議会・州議会選挙で、Qアノン信奉者数人がれっきとした政治家デビューを果たした> 米大統領選挙と同時に実施された連邦下院議員選挙で、陰謀論を唱える「QAnon(Qアノン)」を支持する複数の人物が当選を確実にした。これで遂に、Qアノン信奉者から正真正銘の「政治家」が誕生することになる。 ジョージア州第14選挙区での当選を確実にしたのは、マージョリー・テイラー・グリーン。過激な陰謀論のみならず、人種差別や反ユダヤ主義、イスラム嫌悪などにも支持を表明してきた、Qアノン信奉者の...

アメリカ大統領選、期日前投票6000万人超 投票率100年ぶり高水準か

米フロリダ大学の「米選挙プロジェクト」によると、11月3日の大統領選を8日後に控えた26日時点で、期日前投票を済ませた有権者が6000万人を超えた。同プロジェクトを運営するマイケル・マクドナルド政治学教授は、今回の大統領選の投票者は約1億5000万人と、有権者全体の65%に達すると予想。投票率は1908年の大統領選以降で最高となる可能性がある。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【話題の記事】 ・ロシア開発のコロナワクチン「スプ...

共和党が自作の投票箱を「公式」と偽って設置する無法の米大統領選

<投票箱が中から燃え出す放火とみられる事件も。本当に公正な票のカウントは可能なのか> 10月18日にカリフォルニア州の投票箱内部で発生した火災に関して、放火捜査官による調査が開始された。この火災により、数十人分の票が焼失した可能性がある。 ロサンゼルス郡ボールドウィン・パークの公共図書館前に設置されていた投票箱の中から18日夜8時ごろに火災が発生、すでに投函されていた複数の投票用紙が焼けた。 現時点では出火の経緯は不明だが、地元メディアは消防士の話として、何者かが火のついた新聞紙を投票箱に入れたよう...

アメリカ大統領選、激戦州フロリダで期日前投票開始 支持率ほぼ拮抗

米大統領選で激戦が予想されるフロリダ州で19日、期日前投票が始まった。州内各地に設置された投票所前には数百人の有権者が列を作った。ロイター/イプソスがフロリダ州で7─14日に実施した調査によると、バイデン氏の支持率は49%、トランプ氏が47%と、ほぼ互角の戦いとなっている。再選を目指すトランプ大統領はこの日、別の激戦州アリゾナ州を訪問。訪問前に行った選対との電話会議で「われわれは勝利する」と言明し、職員らを鼓舞した。民主党のバイデン大統領候補はこの日、地元デラウェア州ウィルミントンでCBS「60ミ...

米大統領選、期日前投票に有権者が異例の長蛇の列!

<米有権者が長い列を作るのは、史上最も重要な大統領選だからというだけでなく、公正な選挙が行われると信じていないからだ> テキサス州が米大統領選の期日前投票をスタートした10月13日、ソーシャルメディアには、数百人の住民が投票所の外に長蛇の列を作り、投票の順番を待つ写真や動画があふれた。 住民は投票所が開く前、ときには夜明け前から、やってきて並んだ。投票所がある建物や駐車場をぐるりと取り囲むほど長い列もあった。 地元のニュース番組「テキサス・キャピタル・トゥナイト」は、テキサス州サウスオースティンで数百人の有権者が並ぶ様子を撮影して投稿した。 Early voting is officially underway in Texas! This is the line in South Austin, it's wrapping around the back parking lot. I caught up with some voters who got here hours before polls opened at 7 this morning. @SpecNewsATX pic.twitter.com/2bsjhHmpCY— Reena Diamante (@reenajade) October 13, 2020 「テキサスで期日前投票がスタートしました! この列はサウスオースティンの投票所で、駐車場の裏まで伸びています」と、リポーターはコメントした。複数の何人かは、投票所が開く前の午前7時から並んでいたという。 ヒューストンの地元メディアCW39ニュースも、投票所周辺の様子を撮影した。 「駐車場は一杯で、行列は建物を取り囲んでいます」とコメントにはある。「忘れないでください。ハリス郡内なら、住民はどの投票所でも投票ができます」 ツイッターユーザーのジェニファー・G・ハドソンも、開場前から投票所に詰めかける有権者の様子を撮影した。 「これはびっくり! 写真は、ヒューストン郊外にあるテキサス州パーランドで、投票するために朝の7時半に並んでいた人の列。投票所は9時まで開かないのに」と、ハドソンは書いている。「私はここに13年住んでいるけど、投票する人の列なんて初めて見た」 OMG!! This is the line to vote at 7:30 am in Pearland Texas, a Houston suburb. Polls don't open until 9. I've lived her 13 years and NEVER had a line to vote. #BlueWave #TurnTexasBlue pic.twitter.com/zDXXEOEcvt— Jennifer G Hudson (@NotThat_JHud) October 13, 2020 ハリス郡書記官の公式ツイッターアカウントによると、同郡では、現地時間午前10時45分の時点で2万5000人以上の有権者が投票を済ませたという。 「アメリカ史上、最も重要な選挙」と言われる盛り上がりに加え、選挙当日には投票所が「密」になりそうなことや、もっとラクな郵便投票にはドナルド・トランプ大統領が「不正の温床」と反対していることなどの背景がありそうだ。 懸念はそれだけではない。フォートベンド郡では、技術的なトラブルから、予定の時間に投票を時間通りに開始できなかった。ありがちなことだが、フォートベンド郡判事のKP・ジョージは「非常に遺憾」とツイートした。今回の選挙では、ライバル陣営の支持者の投票を妨害する「投票妨害」が強く警戒されており、本当に技術トラブルなのかと疑念をもたれないからだ。 「トラブルの責任者は説明の義務を負う。投票妨害が現実の脅威である背景を踏まえ、徹底した捜査を命じる」と、同判事は続けた。 I am extremely disappointed with the technical glitches that riddled Fort Bend County Election machines this morning. Those who are responsible will be held accountable. In an era voter where suppression is real, I will authorize a full investigation and call for accountability. pic.twitter.com/ZD5Hf2y37D— County Judge