「鄧小平」の記事一覧

中国共産党建党100周年にかける習近平──狙いは鄧小平の希薄化

6月18日、習近平は北京に建てた中国共産党歴史展覧館を視察し、入党の宣誓文を唱えた。キーワードは「不忘初心」。「初心」は毛沢東と父・習仲勲を指す。鄧小平の存在を希薄化し「復讐」を顕し始めた。 習近平の展示スペースは鄧小平の3倍 6月18日、習近平国家主席が中共中央総書記としてチャイナ・セブン(中共中央政治局常務委員会委員7名)と王岐山国家副主席など、党と国家のリーダーを引き連れて、中国共産党歴史展覧館を視察した。 その様子を中央テレビ局CCTVの夕方のニュース「新聞聯播」が報道した。リンク先の19:...

習近平さえいなくなれば中国共産党は良くなるのか?

昨年、中央党校の元教授・蔡霞氏が在米中に「習近平がいなくなれば中国共産党は良い党になれる」と発言したが、そうだろうか?彼女は天安門事件まで人民を殺害するのは日本軍と国民党軍だけだと思っていたという。 元中央党校教授の「習近平さえいなくなれば」の論法 中国共産党員の幹部候補生を要請する中共共産党中央委員会党校(中共中央党校)(略称:中央党校)の退官教授だった蔡霞氏が昨年6月に在米中のある集まりで喋った20分間の声が録音されネットで公開されたことがある。そこでは「習近平は暴力団のボスで、党内の全ての人(...

習近平さえいなくなれば中国共産党は良くなるのか?

昨年、中央党校の元教授・蔡霞氏が在米中に「習近平がいなくなれば中国共産党は良い党になれる」と発言したが、そうだろうか?彼女は天安門事件まで人民を殺害するのは日本軍と国民党軍だけだと思っていたという。 元中央党校教授の「習近平さえいなくなれば」の論法 中国共産党員の幹部候補生を要請する中共共産党中央委員会党校(中共中央党校)(略称:中央党校)の退官教授だった蔡霞氏が昨年6月に在米中のある集まりで喋った20分間の声が録音されネットで公開されたことがある。そこでは「習近平は暴力団のボスで、党内の全ての人(...

中国で真っ赤に燃える建党100周年の「紅色旅游」

紅い革命根拠地を巡って旅をする「紅色旅游」(紅い旅)が中国全土を真っ赤に染めている。2004年に始まったものだが、習近平政権に入って本格化し、建党100周年記念行事として拍車をかけている。 なぜ2004年(胡錦涛政権時代)に始まったのか? 中国で最初に「紅色旅游」(紅い旅)指針が発布されたのは2004年12月19日で、胡錦涛政権が始まったばかりのことだ。中共中央弁公庁と国務院弁公庁が共同で「2004年―2010年 全国紅色旅游発展計画綱要」(以下、綱要)に関する通知を発布した。 綱要には「紅色旅游を...

習近平の「鄧小平への復讐」――禁断の華国鋒主席生誕百年記念行事挙行

鄧小平により不当に失脚に追い込まれた華国鋒・元主席は名前さえ出すことが禁止されていたが、習近平はその禁を破った。自分の父・習仲勲を失脚させた犯人が鄧小平だからだ。 毛沢東に後事を託された華国鋒 1976年9月9日、建国の父・毛沢東が他界したが、4月30日には「あなたがやれば、私は安心だ」というメモを残して、後事を華国鋒(1921年~2008年)に託している。 このメモの信憑性を疑う論調もあるが、1972年2月21日に訪中したニクソン元大統領の通訳をした章含之氏が『分厚い大紅門を乗り越えて』(2002...