「領土問題」の記事一覧

アルメニアとアゼルバイジャンが軍事衝突 旧来の係争地で兵士16人死亡

アルメニアとアゼルバイジャンの間で長年争いの場所となってきたナゴルノカラバフで27日、両国軍が衝突して少なくとも兵士16人と複数の民間人が死亡した。衝突が起きたのは2016年以来で、石油・天然ガスの重要輸送路に当たる南コーカサス地方の政情不安定化懸念が再燃している。 ナゴルノカラバフは、アルメニアとアゼルバイジャンが旧ソ連に属していた1990年代から係争を繰り広げていた地域。背景にはキリスト教が多数派のアルメニアと、主にイスラム教徒のアゼルバイジャンという宗教上の問題がある。現在はアゼルバイジャンの...

中印、ヒマラヤ国境の紛争地帯に軍を増派しないことで合意

中国とインドは22日、両国が国境を争うヒマラヤ山脈地帯に軍を増派しないことで合意したと発表した。 中国国防省の呉謙報道官は、両国の高官が21日に会談し、意見交換を行ったことを明らかにした。 インド政府が発表した連名の報道発表文によると、両国は「誤解や誤った判断を回避し、国境地帯の状況を一方的に変更しない」ことで合意したという。また、両軍トップによる7回目の会合を早期に開催することでも合意した。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【...

中国、ヒマラヤ国境係争地帯に光ケーブル敷設 紛争長期化に備え通信網増強か=インド政府筋

中国軍がインド国境の係争地帯で光ファイバーケーブル網を敷設していると、インド政府当局者2人が明らかにした。両国の外相は先週、ヒマラヤの係争地での緊張を緩和することで合意したが、通信網の敷設は中国が長期戦に備えている可能性を示唆している。 こうしたケーブルは前線部隊と後方基地をつなぐ安全な通信手段を提供する。インド政府高官によると、通信ケーブルは係争地のラダック地方にあるパンゴン湖の南で最近確認された。 インド当局は衛星画像により、湖の南で砂の中にそれまで見られなかった線が複数見られたことで中国側の動...

反日デモへつながった尖閣沖事件から10年 「特攻漁船」船長の意外すぎる末路

「日本の船から俺の船にぶつかってきたんだ! 俺の船からぶつかったのではない。それなのに、日本側はこっちからぶつかっていったと言い張って。日本の取調官の2人のいばり腐った態度はひどすぎた。威圧的で、怖かった」 沖縄県の尖閣諸島沖で、中国漁船が日本の海上保安庁の巡視船に体当たりした事件から、9月7日でちょうど10年になる。 事件発生の3カ月後、私は帰国した船長を追いかけ、彼の自宅で話を聞いている。その場でも、体当たりを仕掛けてきたのは日本の巡視船だった、と強く主張していた。 この事件を契機に、日中の国交...

中印外相、ヒマラヤの国境係争地帯から即時撤退と緊張緩和で合意 モスクワで会談

中国の王毅外相とインドのジャイシャンカル外相はモスクワで10日会談し、ヒマラヤの国境係争地帯での緊張緩和と、「平和と安定」の回復に向けた措置を取ることで合意した。 現在の状況は互いの利益に合致しないことや、双方の部隊が迅速に撤退して緊張を緩和することなどを盛り込んだ声明を発表した。 上海協力機構の会議に合わせて会談した。係争地帯では威嚇射撃を巡り互いが非難を続けていた。 中国外務省は11日、「王毅外相はジャイシャンカル外相に、発砲やその他の危険行為は双方の取り決めに違反しており、即座にそれらの挑発行...

中国とインドが非難の応酬 ヒマラヤの国境係争地で威嚇射撃

西ヒマラヤの国境係争地で威嚇射撃を行ったとして、インドと中国が非難の応酬を繰り広げている。 インド軍は8日、7日夜に中国軍が実効支配線沿いに展開するインド軍前線に近づいたと声明を発表。インド部隊に遭遇した際、中国軍が空中に向けて数回発砲したが、インド軍は行動を自制し国境を越えていないとしている。 一方で中国軍の西部戦区の報道官は、インド軍が実効支配線を越え威嚇射撃を行ったとし、中国の国境警備隊は事態の鎮静化のため、やむを得ずこれに対応した、と述べた。 中国外務省は、インド軍が不法に実効支配線を越え、...

「中印国境地帯でインド軍が威嚇射撃」中国軍が非難

中国軍は8日朝、インドとの国境地帯でインド側が二国間協定に反し、7日に空中に向けて威嚇射撃を行ったと非難する声明を出した。 中国側によると、国境警備隊が事態鎮静化のための「対応」を行ったという。 声明では、どのような対応を行ったのか、あるいは中国側も威嚇射撃で応じたのかは明らかにしていない。 軍の報道官は「インド側に対し、危険な行為を即時に停止するとともに、二度と同じことが起きないよう、発砲した人物を厳しく取り調べて処罰するよう要請する」と述べた。 北京のインド大使館からのコメントは得られていない。...

中国・インドの国防相、モスクワで会談の可能性 インド陸軍参謀本部長「国境紛争、対話で解決できると確信」

インドのマノジ・ムクンド・ナラベーン陸軍参謀本部長は4日、国境を巡る中国との紛争は対話で完全に解決できると確信している、と述べた。 国内通信社に対し述べた。 同参謀本部長は「実効支配線(LAC)の状況はやや緊迫している」とし、中国側の侵攻を防ぐため複数の地域に追加で部隊を配備したことを明らかにした。 一方中国も、インド側がLACを越えたとして「中国の領土主権を侵害した」と非難している。 ただ双方とも、状況打開のための話し合いに応じる姿勢を繰り返し示している。 インドと中国のメディアは、両国の国防相が...

インド、中国国際交流協会「注意を要する団体」に指定 ビザ要請など厳しく審査へ

関係筋によると、インド政府は中国の非営利団体「中国国際交流協会」からのビザ発給要請を厳しく審査するよう指示した。 中国国際交流協会は全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の吉炳軒副委員長が代表を務めているが、インド政府が「注意を要する団体」に指定したという。 インド政府は今週、中国の一部のモバイルアプリの利用を禁止。インターネット市場で高いシェアを持つ中国企業を標的にした措置を打ち出している。 ポンペオ米国務長官も、米大学内に設置されている中国政府の非営利団体「孔子学院」について、年末まで...

中印、国境めぐり再び緊迫 中国・環球時報「深刻な軍事的被害を与えることが可能」

中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は1日、中国はこれまでにないくらい深刻な軍事的被害をインドに与えることができると指摘し、国境を巡って対立が深まるインドをけん制した。 インド当局者が31日に明らかにしたところによると、ヒマラヤ山脈西部の紛争地域で丘を占領しようとした中国軍の試みをインド軍が防いだ。 中国軍報道官は同日、国境を違法に越えたとしてインド軍の撤退を要求。中国外務省は、中国軍は実効支配線を越えなかったと説明した。 環球時報は論説記事で、インドは「力強い中国」と向き合っており、インド政府は...