「食」の記事一覧

米独で集団感染が続く食肉加工工場 肉食を見直すべきとの声も

<ドイツやアメリカで、食肉加工工場で新型コロナウイルスの集団感染が起きている。これらの工場で働くのは多くは移民労働者たちだ......> ドイツやアメリカで、食肉加工工場が新型コロナ感染のホットスポットになっている。ドイツでは5月の2週間に4つの工場でクラスターが発生、数百人規模の新規感染者を出した。アメリカでは、ホワイトハウス自体が10郡をホットスポットと認定したにもかかわらず、うち6郡の食肉加工工場に対し、操業を続けるよう大統領令が出された。 これらの工場で働くのはたいてい移民労働者たちだ。「安...

中国、全人代で野生動物の食用利用禁止へ 「医療品目的」は例外か

22日に開幕する中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は、野生動物の食用利用を禁止するため、法制化を進める見通しだが、毛皮の取引や医薬品としての利用は今後も続くとみられる。 中国政府は、新型コロナウイルスの発生源が湖北省武漢市の市場で販売されていた野生動物だった可能性が高いとみて、1月下旬に野生動物の取引を暫定的に禁止。その後、全人代常務委員会が2月に、野生動物の食用利用を法律で禁止する方針を示した。 これを受け、野生動物の養殖が盛んな湖南省と江西省は今週、飼育されている動物をできる限り野生に戻...

マクドナルド、英とアイルランドでドライブスルー店舗を全面再開

米マクドナルドは12日、英国とアイルランドで新型コロナウイルス感染拡大に伴って実施されていた道路規制が緩和されていることを受け、6月初めまでに両国のドライブスルー店舗をすべて再開するとの計画を明らかにした。 具体的には、5月20日から両国のドライブスルー店舗30ヵ所で営業を再開。13日にイングランド南東部でパイロット店15店をオープンするが、サービスは料理宅配サービス「ウーバー・イーツ」を通じてのみ提供されるという。 また店舗でのサービスについて、メニューや営業時間が制限されるほか、営業と厨房で社会...

食と健康の時代に答えをくれるのは「日本」

<発酵食品文化や食材への敬意――。日本料理はコロナ危機でさらに発展し、世界に広がるだろうと、NYの著名フレンチシェフ、デービッド・ブーレイは言う。本誌「ポストコロナを生き抜く 日本への提言」特集より> ニューヨークの著名フレンチシェフ、デービッド・ブーレイ(66)は早くから和食の要素を取り入れ、食と健康の関係も研究。2016年には日本政府から「日本食普及の親善大使」に任命された日本通だ。新型コロナウイルスで大打撃を受けているニューヨークから、ジャーナリスト・北丸雄二のインタビューに答えた。 ◇ ◇ ...

新型コロナの感染封じ込めた韓国 楽しみながらステイホームしたアイディアとは

<ひと足早く新型コロナ対策の制限解除となった韓国は、どんな工夫でステイホームを乗り切った?> リモート飲み会、Netflix party、Zoom用壁紙、働く人に感謝の気持ちを込めた向けた絵やメッセージ等を窓に張る窓際美術館......。今回の新型コロナウイルスによる世界的な外出自粛で様々なブームが生み出されている。 特にSATY HOMEの呼びかけが始まると、世界中から家で一人、もしくはリモートで楽しめるユニークなアイディアが誕生し、それがSNSなどを通じてどんどん世界に拡散されている。 そんなな...

注目高まる糞便移植、健康な便が腸疾患に効く?

<糞便需要が急増している。だが「質のいい便」とは何か。動物保護団体は菜食を増やすチャンスとアピールするが──。本誌特別編集ムック「世界の最新医療2020」より> なぜ菜食は肉食より好ましいのか。野菜しか口にしないビーガン(完全菜食主義者)に聞けば、きっと意外な答えが返ってくる。肉を食べなければ家畜の飼育に伴う二酸化炭素の排出を減らせるし、食生活由来の癌や慢性疾患のリスクも動物虐待行為も減らせる......。 だけではない。動物の権利擁護団体PETAによれば、私たちの排出する糞便の「質」を高める効果も...

米国のスーパーから肉が消える? 食肉大手タイソン・フーズ、新型コロナで工場閉鎖相次ぐ

米食肉加工最大手タイソン・フーズは、新型コロナウイルスの感染拡大が食肉処理施設の従業員の間で広まり、施設が稼働停止を余儀なくされていることから、今後、国内のスーパーマーケットなどの店頭に並ぶ牛肉、豚肉、鶏肉などの精肉が不足する可能性があると警告した。 タイソン・フーズのジョン・タイソン会長は、新型ウイルス感染拡大で食肉処理施設の稼働が停止される中、農家が家畜を精肉にして市場に届ける手段は少なくなっているとし、「米国の食料供給網は機能を失いつつある」と述べた。 タイソン・フーズは先週、国内最大の豚肉処...

「中国に野生動物を販売する生鮮市場の閉鎖要請」米ポンペオ国務長官

ポンペオ米国務長官は、中国に対し、野生動物を販売するウェットマーケット(生鮮市場)を閉鎖するよう要請したことを明らかにした。 現在、世界各地に感染が拡大している新型コロナウイルスは、昨年終盤に中国中部の湖北省武漢市にある市場で発生したと考えられている。ロイターの集計によると、これまでに世界で260万人超が新型コロナに感染し、18万人超が死亡している。 ポンペオ長官は22日夜の声明で「野生動物を違法に販売するウェットマーケットと動物由来感染症の強い関連性を踏まえ、米国は野生動物のウェットマーケットと野...

中国で新型コロナの陰で広まるアフリカ豚熱ウイルス 3月以降13例目

中国農業農村省は21日、四川省で輸送中の豚からアフリカ豚熱(ASF)ウイルスが検出されたと発表した。 それによると、同省南江県で豚の運送トラックを検査したところ、ウイルスを検出。トラックには100匹を超える豚が積み込まれており、このうち2匹が死亡していたという。 アフリカ豚熱ウイルスの検出例は3月以降で13例目。1例を除き全て国内で輸送中の豚から検出されている。アフリカ豚熱の流行は豚肉の生産量低下や価格の高騰を招いている。農業省は20日、海外からの新型コロナウイルスの流入とアフリカ豚熱を背景に、今年...

国連「新型コロナウイルスによる経済危機、数十万人の子どもを死に追いやる恐れ」

国連は16日に発表したリポートで、新型コロナウイルスによる世界経済の縮小により、今年は数十万人の子どもが死亡し、数千万人が貧困に陥る可能性があると警告した。 リポートはまた、毎日の安定した栄養源として学校給食に依存している子どもが世界143カ国に3億6900万人おり、彼らはいまそうした食事の機会を別の場所に探すことを強いられていると指摘した。 グテレス国連事務総長は、「子どもたちに対するこうした脅威の一つ一つに対し、いま行動しなければならない。指導者は、パンデミック(感染症の世界的流行)による影響を...